1人経営・週休3日の『たまにはTsukiでも眺めましょ』(『たまTsuki』)体験で学んだ、ひとりビジネス7つのコツ

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オーガニックバー『たまにはTsukiでも眺めましょ』(『たまTsuki』)で、1日、仕事の流れを体験してきました。
1人経営のお店だけあって、ひとりビジネスのヒント満載でした。
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1人で経営、週休3日『たまにはTsukiでも眺めましょ』とは

『たまにはTsukiでも眺めましょ』(通称「たまTsuki」は、池袋駅から徒歩7,8分にあるオーガニックバーです。
とても立地がいいとはいえない場所で、10年間経営を続け、日々お客さんが絶えません。
たまTsukiは、1人で経営され、週休3日(土、日、月が休み)、夜のみのお店です。

店主は、高坂勝さん。猛烈に働いていた現状に疑問を持ち、30歳で仕事を辞め飲食店経営を目指したのです。
600万円あった年収は、300万円になりましたが、好きな仕事を自由にやり、人生を楽しんでらっしゃいます。

本を読んで以来、私も数回通い、田んぼを借りたのも高坂さんからのご縁です。

以前も記事にしています。
減速を選ぶ生き方。『減速して自由に生きる』と「たまにはTSUKIでも眺めましょ」 | EX-IT

 

 

 

1日体験した理由

開店前の17:30から閉店の24:00過ぎまで、たまTsukiで1日を体験してきました。
その理由は、お店を会場としてお借りするからです。

定休日の土、日、月は、お店をイベント会場として借りることができます。
最初は、「バーでセミナーしたらおもしろいなぁ」程度に考えていたのですが、お酒や料理もつくってだしていいとのことでした。
お酒や料理を出すには、お店の開け方、閉め方、掃除のしかた、お皿の場所、調理器具の場所・使い方、お店の運営も学ばなければいけません。
そこで、1日お店に入ることにしたのです。

昔、似たようなお店(ご夫婦で経営)で1年ほどアルバイトをしたことがあるだけで、飲食店の経験はなく、日々、料理をする私としては、お店の運営の流れに非常に興味がありました。

この日のお客さんは、6組、10名。
カウンター6名、テーブル8名のお店なので、席としては満員です。
そのうち、3組ははじめていらっしゃた方(いずれも本を読んでらっしゃいました)。2組は常連、もう1組はなんと私の友人でした。
ねらったわけではなく、たまたまです。
さぞびっくりしたでしょう(^^;)

それなりに仕事量もあり、慣れないながらも、注文を取り、料理を運び、お酒を出しました。
この経験(研修)を活かして、どういうイベントにするかわかりませんが、6月又は7月に、やる予定です。

 

 

たまTsukiにあった「ひとりビジネス」の7つのコツ

料理人としても勉強になりましたが、ひとりビジネスとしても非常に参考になった点が多いです。
(高坂さんも私もひとりビジネスです)

次の7つが、ひとりビジネスのコツです。

1 全部自分でやるから工夫する

ひとりビジネスは、仕事を頼むスタッフがいないから、頼む人がいないから、とことん工夫しなければいけません。
どうやれば、効率よくできるかを考えます。
効率化の理由は、「お客様と話すため」でもあるのです。

洗い物をどのタイミングでやるか、料理をどの流れで作るか、じっと見ていて、なるほど〜と思える工夫がたくさんありました。
飲食店は、時間制限がある仕事といえるでしょう。
注文を受けていつまで待たせているわけにはいきませんし、営業時間も限られています。

オフィスで働く、多くのひとりビジネスでは、ここまで時間制限はありません。
(もちろん締切はありますが)
人為的に時間を制限し、プレッシャーをかけることが欠かせないでしょう。
私もそうしています。

時間制限があれば工夫さざるをえません。
仕事の効率やおのずとあがるのです。

2 仕事をふる相手がいないから、すぐメモする

たとえば、何か買い物をしなくてはいけないときも、ひとりビジネスだと自分で買いに行かなければいけません。
やるべきことがあってもやるのは自分です。

たまTsukiには、こんなボードがありました。
そこには、通常の注文を書く紙のほか、メモコーナーもあったのです。
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高坂さんはここに、「しょうゆ」「エリンギ」など、買うべきものや、「サラダ」「おから」などやっておくべきもの、その他、講演のアイデアも書いてらっしゃいました。
これは、私もやっているメモシステムです。
1/31タスク管理塾開催!タスク管理の肝はメモ | EX-IT



「思いついたらすぐメモして、忘れないようにする」というシンプルなものですが、非常に役立ちます。

3 数を増やせないからこだわる

ひとりビジネスでは、顧客数に限界があります。
1人でできる量はそれほど多くありません
だからこそ、1つの仕事にこだわることができます。
というより、こだわらなければいけません。

こだわりの野菜、醤油、味噌などを使う、こだわりのお酒を出すことができます。
無理に数を増やそうとせずに目の前の仕事にこだわることが大事ではないでしょうか。

4 どんどん情報発信する、惜しまない

高坂さんは、出版の他、多くの講演をされています。
自分の考えや価値観をどんどん発信しているのです。

お店にも、仕事に悩んでいる人、飲食店開業を考えている人などが集まります。

ひとりで人的資源にとぼしい場合、積極的に情報発信することが欠かせません。
惜しまず出すことによって、その分情報が入ってきますし、人が集まります。
私も、これは実感していることです。

5 自分の考えや価値観を知っているお客様と仕事をする

4の結果、自分の考えや価値観を知っているお客様が来てくれます。
たまTsukiでは、牛肉、豚肉は出していません。
週休3日ですし、スタッフはいないので注文しづらいときもあります。
そもそも、駅から遠くとても便利とはいえません。

それでも、高坂さんの価値観を知っている人がくるので、問題がないのです。
これは、書籍や講演の成果といえるでしょう。

私がブログやメルマガ、HPで情報を出しているのもこのためです。

6 内部には誰もいないから、外部とつながる

あるお客様との会話の中で、
「ひとりで寂しくないんですか?」
という話がありました。

高坂さんも、私も同じような答えで、「1人だからこそ外とつながれる」という考えです。
内部には誰もいませんから、外とつながるしかありません。
ひとりビジネスをしているからこそつながりやすいとも言えます。

ひとりビジネス同士のつながりもありますし、決して孤独ではありません。
これも4の情報発信が大事な要素です。

7 空白をこわがらない・時間を大事に

週休3日に加えて、ランチもやっていません。
通常だと、空白を恐れて、ランチ営業をやったり、休みを減らしたりしてしまうことが多いでしょう。

ひとりビジネスの場合、この空白をこわがってはいけません。
空白を大事に、時間を大事にし、どうしても暇だったら昼寝していればいいのです。
そのくらいに考えておかないと、時間の使い方はいつまでたってもうまくならないでしょう。

ひとりビジネスは、「人の管理」の時間がありません。
そのメリットがあるため、空白の時間はあるはずなのです。
そこを日常の仕事で埋めていたら、意味がありません。
新しい仕事、今後に向けた活動などに使うべきです。

繁盛したら困るでしょうし、望んでいないでしょうから、店へのリンクは貼りません(^^;)
(検索すればでてきます)
気になる方は本も読んでみていただければ。





【編集後記】

昨日は、仕事しつつ、午前中に田んぼへ草取りへ。
10日ほどで、にっくき雑草が結構はえてましたが、きっちり抜いてきました。
次は、6/21にいきます。

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【1日1新】
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東京駅からバスで田んぼへ
風土村 バイキング
東京駅そばのスタバ

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