独立前に想定してそのとおりだったことは、ほとんどない

独立前から考えると、今のようになっているとは思いもしませんでした。
独立前からあまり想定していてもしかたがないものです。

※独立当初のブログ記事 by SIGMA fp

 

独立前に想定して、そのとおりだったこと

2007年8月1日に独立して13年ちょっと経ちました。
「独立前に想定していたことで、そのとおりだったことがあったかな」と考えてみると、ほとんど思いつきません。

「自分で仕事の方向性を決めることができる」
というのは確かに想定どおりでしたが、最初からそれができたわけではなく、私の場合5年ほどもがき、さまよいました。
好きなものを買えるということもありますが、自腹みたいなもんですし。

「本を出したいセミナーをやりたい」
ということは想定して、幸いどちらも仕事にすることができています。

「独立したほうが楽しい(はず)」
というのも想定していました。

上司はいないし、組織のしがらみにとらわれなくてすむし、通勤もしなくていいし、楽しいはずだとは思っていましたが、これも最初からそうだったわけではなく、やはり数年もがき苦しんでいます。

今も120%楽しいかというと、多少しんどいこともあるのは事実です。
これは独立しなくても同じではあるのですが、将来を常に考え、自分を磨いておかなきゃいけないというのは楽しいことではあるのですが、厳しい部分もあります。

これら以外については想定外のことばかりです。

独立前の想定外だったこと

想定外だったことで例を挙げるとこんな感じです。
(今は解決したことも多いです)

・独立当初もっと仕事がくると思っていた
・独立前には想像しなかったトラブルがあった
・オフィスを借りず、人も雇わず13年目を迎えるとは思わなかった
・お金の使い方が思ったより下手だった
・独立しても意外としがらみがある、めんどくさい
・自分に弱点がもっとあることがわかった
・がっつり稼いで、悠々自適もありかなと思ったけど、がっつり稼ぐなんて無理だった
・自分の強みだと思っていたことが、全然強みじゃなかった
・独立当初ブログをやり始めたが13年経っても続けるとは思わなかった。しかも毎日
・自分が想定していたお客様が実は自分には合わず、まったく違うお客様が自分に合っていた
・独立前に自分が好きだと思っていたことが嫌いになった
・想定よりも稼げた(ちょっぴり)
・こんなに本を読むとは思わなかった
・トライアスロンをやると思ってなかった
・自分が想定しなかったこと、普通にやっていることが実は強みだった

想定外でいい方向に転んだこともあれば、悪い方向に転んだこともあります。

 

独立前の想定に意味はあるか

じゃあ、独立前の想定に意味があるのかどうか。
想定どおりに行く方もいらっしゃるでしょうが、私の場合はまったく想定外でした。
走りながら考える、考えながら走るという感じです。

ただ、これは私が独立前に独立というものをほとんど研究してなかったという失敗に理由があります。
「独立するとは、どういうことか」ということをもっと学んでおけばよかったなと。
独立前は自腹で独立関係のセミナーに出たことも1回だけ、本はほぼゼロでした。

独立後の華々しい話ではなく、独立後の失敗や厳しさ、そして想定どおりにいかないことなどを見聞きしていればよかったかなとは思っています。
だからこそ今は独立をおすすめしている以上、その失敗や厳しさも伝えているつもりです。
ブログではオブラートに包んでいますが、メルマガ(税理士進化論雇われない雇わない生き方)やセミナーではもうちょい踏み込んでいます。

独立を研究しつつも「想定外のことが起こりうる」ということを想定しておけばよいのではないでしょうか。
ただ研究ばかりしていても話は進みませんので、自分のタイミングが来たら独立したほうがいいでしょう。

独立後は想定できないものですから、独立前とはまったく違う経験値が必要となります。
独立前にいくら経験していても、独立には役に立ちません。
少なくとも私はそうでした。

独立後に知ったこと、独立後に身につけたことのほうが圧倒的に多いですから。
文章なんて独立前にまともに書いたことはなく、本を読んだこともありませんでしたし。人前で話すこともしませんでした。

独立前からのスキル・独立後に身につけたスキル。独立前に何ができるか。

私は独立を正直甘く見ていて、独立前に経験していた税理士としてのスキルがあれば独立すれば食べていけると思っていたところもあります。
ただ、いざ独立するだけでは仕事をいただけるわけではなく、仕事の依頼を受ける工夫=営業も必要だったのです。
そしてその独立前に経験していた税理士としてのスキルも今考えると、全然ダメダメでした。
独立前、雇われているときの感覚と独立後自分がリスクを負っているときの感覚は、税理士としてのスキルの捉え方も違います。
独立前は机上の空論で話していたなと、今考えると反省するばかりです。
(もちろん独立前からスキルをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが。)

独立することがゴールではなく、あくまで通過点ですので独立してから鍛錬していくことがやはり欠かせません。
私の場合、独立前が8年6ヶ月、独立後が13年と3ヶ月。
独立後の経験値のほうが多くなることが大事ではないかなと思っています。
これは年数だけで考えるわけではなく、私の場合、独立後の経験値が多くなるのが独立前の8年6ヶ月を超えたときだったかというと決してそうではなく、もうちょっと早かったつもりです。
4年かなというところではあります。

想定できない以上は、独立して経験するのが鍛錬となりますので、可能な限り早く独立する、つまり独立後の世界を経験するのがいいのではないかなと思っているところです。

もちろんお金やタイミングなどといった要素はありますが。
独立を考えているなら、想定できない世界が待っているからこそ、早く経験する、デビューするのがおすすめです。

そして、独立後に想定できないことが山ほど降りかかっている方は、「そういうもんだ」と思って、切り開いていきましょう。
それも楽しみになりうることです。



■編集後記

昨日、娘と自転車(電動)に乗っていて、「あれ、なんか疲れるな、運動不足か……」と思いました。
「こんなことじゃいかん」と必死にこぎましたが、今ひとつ。
自転車のトラブル?とも思いましたが、ようやく気づきました、電動のスイッチが入っていないことに……。

「1日1新」

娘にサーティワンの雪だるまアイス
YouTubeでQuickTime使用

■娘(3歳8ヶ月)日記

昨日は、インフルエンザの予防接種。
「いたかったー」とずっと言っていました。
約束どおり、ご褒美にサーティーワンへ。
喜んで食べていました。