好きなことを仕事にしても嫌いにならない工夫

2022年9月17日

好きなこと（趣味）を仕事にすると、嫌いになってしまう可能性もあります。
工夫次第です。

※プロフィール写真撮影中　by　Nikon Z7Ⅱ+105mmF1.4

好きなことを仕事にしてはいけない

「好きなことを仕事にしちゃいけない。嫌いになってしまうから」という話があります。
実際に言われた（怒られた）こともありますし、私もそうかもなぁと思っていたことがありました。

これは、仕事＝つらい、がまん、お金のためにしかたがないという価値観からくるものでしょう。
好きなことを、その「仕事」にしたら、嫌いになってしまう可能性があります。

そして、好きなことを仕事にするなんて甘いこと言うんじゃないという意味合いです。

ただ、そんなことないんじゃないかなと。
今は、好きなことを仕事にしています。

独立して15年がたち、幸い、好きなことを仕事にできています。
仕事の種類で言えば、
・税理士
・セミナー
・ブログ
・写真撮影
・出版
・YouTube
・コンサルティング
・オンラインサロン
・メルマガ
など。

分野でいえば、
・税金、経理
・IT、仕事術、効率化
・写真
・Excel
・プログラミング
・Mac
・トライアスロン
・ブログ、メルマガ、SNS、YouTubeなどの発信
・独立後の生き方
など。

もちろん、最初からそうだったわけではありませんし、かんたんではありませんでした。
今のように好きなことを仕事にしている状態を維持するのも難しいものです。
それでも、独立後に、好きなことを仕事にするのは不可能ではありません。
あきらめる必要はないでしょう。

ただ、工夫は必要です。
好きなことを嫌いにならないような。

好きなことを嫌いにならないよう、私が工夫しているのは、仕事の受け方です。
たとえば、書くことは好きですが、誰かの意図のもとに書きたくありません。
自分の考え・行動を好きに書くことができるから、好きなままいられるのです。
私は出版でもそうしています。

新刊『「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル ~仕事のやり方を変えて、使える時間を手に入れる! ~』でもそうでした。
これが、
・繁忙期になってもなんとかする方法を書く
・人を雇って繁忙期を解決する
・繁忙期をなくしつつ拡大していく
といった方向性だったら書いていません。
そんな方向性で書いたら「書くこと」「効率化」が嫌いになるでしょう。

税理士業でも、
・何が何でも節税して、税金を払いたくない
・レシートを送るから、ちゃちゃっと入力してほしい
・仕事が多すぎて、いくらやっても終わらず繁忙期になる。余裕がなく十分にチェックやアドバイスができない。
という受け方をしていたら嫌いになります。

独立前も税理士業をしていて、嫌いになりかけたことがありました。
ただ、その仕事の受け方、その職場を嫌いになっても、その仕事自体は嫌いになってはいけません。
（それを独立前の方にはお伝えしています。独立したらいくらでもやりようがあるから、「税理士」を嫌いにならないで」と）

ExcelやIT、ブログでも、請負で大量にはやらないようにしています。
嫌いにならないために。

そして、写真もそうです。
・こういう写真を撮ってくれと大量に撮る
・誰でも撮る
・メーカーの制限のもとに撮る
ということはしていません。
嫌いにならないために。

好きな写真、撮りたいものを撮りたいのです。
誰でも撮るわけではなく、サイトを通じてお申し込みいただき、方向性が同じであり、なにかしらつながり・興味がある方しか撮っていません。
撮影会ではじめて会って盛り上げて……というのは無理です。
「いいねー！」とかいいながら……。

本人？と思われるような過度な編集もしません。
いわゆる「盛る」というような。
プロフィール写真は素の良さを引き出せばいいからです。
期待値をあげてもしかたありません。
そういった過度な編集を求められても、写真を嫌いになります。

メーカーとタイアップすると、そのメーカーしか使えない、レンズの使い方に制限があるものです。
こういったことも写真を嫌いになるので、やりません。
（広告業界とのかかわりもしたくないです）
これは、パソコンその他のソフト、IT機器でも同様です。

好きなことを仕事にするのは不可能ではありません。
ただ、嫌いにならない工夫は必要です。
その嫌いにならない工夫は「軸」ともいいます。
軸から外れたことをすると嫌いになりますから。