SIGMA fp L・fpの比較。6100万画素クロップズーム・オートフォーカス・EVF-11

新型SIGMA fp Lを愛用しているSIGMA fpと比較してみました。

※SIGMA fp L と SIGMA fp   by Leica M10

6100万画素 SIGMA fp Lのクロップズーム

SIGMA fp Lは、2021年4月16日発売です。
2021年4月3日、SIGMA 体験会にて SIGMA fp Lをお借りして、この記事を書いています。
借りることができるのは90分。
限られた時間で、気になるところを重点的に確認しました。
(なお、SIGMA fp Lは、現在予約しています)

SIGMA fpは、世界最小のフルサイズミラーレス一眼。
本当に小さく軽く、使いやすいです。
fp Lは、5g増えましたが、ほぼ世界最小です。
サイズは変わりません。

SIGMA fp Lの特徴は、なんといっても、6100万画素。
SIGMA fpは、2460万画素。
通常、ミラーレス一眼は、2400万画素あたりがほとんどです。

6100万画素も必要なのかどうか。
大きくプリントアウト(ポスター)しなければ、必要ないともいわれています。
私は、ブログで使うのがメインですので、必要ないかなとも……。

これが6100万画素 SIGMA fp Lと、2460万画素 SIGMA fpの比較です。

左がSIGMA fp Lです。
左の壁の解像度が高いような気もします。

この比較ではどうか。

左が6100万画素のSIGMA fp Lです。
台座や左の木の解像度は高い気がします。

また、画素が多くなると容量も多くなるデメリットもあるのです。

一例として(写真により変わります)、
SIGMA fp Lと SIGMA fpを比べると、
・RAWファイル fp Lが82MB、fpが47.5MB
・JPEGファイル fp Lが27MB、fpが14MB
と、ほぼ倍のサイズになります。

パソコンの処理速度も必要です。
(M1チップ MacBook Airだと遜色なく処理できます)
SDカードの容量にも注意しなければいけません。

じゃあ、高画素のfp Lは必要ないのか。
決してそうではありません。
クロップズームという、魅力的な機能があるからです。

これは、操作していても楽しいものでした。
クロップズームとは、1.53、2.0、2.5、5.0と、通常のサイズの写真をクロップ(切り取り)して、拡大できる機能。
拡大といっても純粋に切り取るので、画質が落ちることはありません。
6100万画素なので、5倍で切り取っても、十分使える画素になるのです。

こういったサイズになります。
(なお、2460万画素のSIGMA fpは、6000×4000)

×1.0 9520×6328
×1.536240×4144
×2.04738×3168
×2.53840×2552
×5.01920×1280

元のレンズをズームできるということなので、より遠くのものを大きく撮ることができるのです。
50mmのレンズなら、5倍で250mm、85mmなら、5倍で、421mmまでズームできます。
望遠レンズは、大きくて重いので、これはありがたい機能です。

85mmF1.4で撮ると、こうなります。
×1.0 85mm

×1.53 130mm

×2.0 170mm

×2.5 210mm

×5.0 421mm

別の被写体だとこんな感じです。
45mmF2.8を使いました。

×1.0 45mm

×1.53 68mm

×2.0 90mm

×2.5 111mm

×5.0 223mm

外の被写体だとこんな感じです。
85mmF1.4を使いました。

×1.0 85mm

×1.53 130mm

×2.0 170mm

×2.5 210mm

×5.0 421mm

このクロップズームがあると、レンズの揃え方も変わってくるのではないかなと。
単焦点で、軽く、明るい(F値が小さい)ものをそろえたくなります。

ただ、×2.5、×5.0では、結構手ブレします。
fpと同様、fp Lもカメラ本体に手ブレ補正がないため、気をつけたいところです。
(上記の写真もブレているような……)
実質的に使えるのが、×2.0までとしても、十分使えます。

SIGMA fp Lのオートフォーカス

SIGMA fp Lでは、オートフォーカスの性能が上がっています。
fpでは、コントラストAFだったものが、fp Lでは、ハイブリット(コントラスト+像面位相差)になりました。

期待して使ってみたのですが、正直、今回使ってみた感じでは、それほど変わらないかなぁと……。
後述するEVFを同時に使ったので、オートフォーカスを微調整しやすくはなっているのですが。

最近、同じLマウントのレンズで、Panasonic S1を店頭で試していました。
S1だと、吸い付くようなオートフォーカスを感じるのですが、fp Lではそこまではないかなと。
(そのS1もカメラ全体で言えば、オートフォーカス機能はやや劣るようですが)

これは私の感覚なので、参考程度にしていただければ。
(SIGMAの方に聞くと、望遠レンズでのオートフォーカスがかなり改善されているとのことです。100-400とか)

SIGMA fp、fp Lで使える新型EVF-11

fp Lならではの新機能ではないのですが、今回同時発売されるEVF(EVF−11)。
これも絶品でした。

この赤い部分で、予想以上に大きいです。
ようはファインダー。

fp、fp Lは、ファインダーがありません。
背面の液晶で確認しながら撮るのですが、日中だとみづらいこともあります。
このEVF−11があれば、バッチリです。
見やすく、チルト(90度動かせる)もあるので、低い位置から撮ることもできます。

その写真を撮りそこねたので、図で。
こうやって被写体を低い位置からとらえ、EVFを上から覗いて撮ることができます。

こういった感じです。

このEVF−11は、fpでも使えます。
(ファームウェアのアップデートが必要。かつ、発売日には間に合わないとのことです)

ただ、EVF−11には、アイセンサーがありません。
アイセンサーがあると、EVFを覗くとセンサーで反応して、ファインダーを使えるようになり、目を離すと、センサーが反応し、背面液晶(LCD)に切り替わるのです。

EVF−11は、手動で切り替える必要があります。
ちょっと不便ですが、直に慣れるかと。

なお、クロップズームは液晶(LCD)をピンチアウト(指で操作)して操作しますが、カスタマイズで、ダイヤルにも配置できます。
そうすれば、ファインダーを覗きながら、クロップズームするのが楽です。

SIGMA fpは、実勢価格20万円ほど。
45mmF2.8という名レンズとのセットだとお得です。
SIGMA フルサイズミラーレス一眼カメラ fp & 45mm F2.8 DG DN kit ブラック 937317

SIGMA fp Lは、25万円ほど。
EVF−11は、6万円ほど。
セットだと30万円です。

これから買うとすると、fp と fp Lの差は、5万円ほど。
高画素ならではのデメリット(ファイルサイズが大きい、処理速度が必要)もありますが、クロップズームは魅力です。
買うレンズを減らすことにもつながるので、結果お得という考え方もできるでしょう。

私がfpを持っていなかったら、5万の差であれば、fp Lを買います。

fpにしろ、fp Lにしろ、EVFはあったほうがおすすめですので、+6万円と考えると、難しいところです。
ファインダーをのぞいて撮るほうがやはり楽しいので、買う価値はあるかと。

その他、fpユーザーの視点では、
・ダイヤル、ボタンの改良はいまひとつ感じなかった
・やはりグリップ(別売り)があったほうがいい(fpではつけています)
・USB給電は、すでに別途アダプターを持っているので、特に必要ないかな
・EVFを使うなら、HDMIケーブルをつなぐときに取り外す必要があるのが難点
・クロップズーム用にレンズ構成を考える必要あるかも(今は、35mmF1.2、45mmF2.8、105mmF2.8、Panasonicの20-60mmF3.5-5.6、24-105mmF4)
・このような体験会を開催してくださったSIGMAに感謝
といったところです。

参考にしていただければ。

 



■編集後記
昨日は、YouTube収録・アップ、タスク実行デーでした。
雇われない雇わない生き方入門セミナーのスライドの見直しも。

「1日1新」
スクウェア・エニックスカフェ

■娘(4歳0ヶ月)日記
最近は、「パパと結婚する」と言っています。
そこで心配しているのは、ママの相手。
「ママも誰かと結婚しないと」
「かっこいい人見つけてほしいなぁ」
「あの人とかどうかしら」
とか、本気で心配しています……。