出版の確率を少しでも上げるためにやっておいた方がいい5つのこと

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出版を目指している方も多いかと思います。
これまで3冊、そして今4冊目の新刊の仕上げの時期という状態で、私が感じていることをまとめてみました。
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出版のきっかけ

これまでの3冊の著書のきっかけは、このブログがメインです。
1冊目は、この記事を見て、編集者さんが声をかけてくれました。
【税理士】EXCELと経理業務、税理士業務 | EX-IT

 

 

 

 

2009年5月16日の記事で、今見ると、なんの変哲のないのですが、この記事の内容が本になったのです。
同年の夏に出版することが決まり、翌年8月に発売されました。

2冊目は、1冊目の本の売れ行き、そしてブログがきっかけです。
2010年10月頃に出版することが決まり、翌年9月に発売されました。

3冊目は、直接アプローチしていただきましたが、声をかけていただいたのは、その前に知り合っていた編集者の方です。
知り合ったのは、その半年くらい前にブログ経由で別の本の企画のお話を受けたのがきっかけでした。

 

 

 

2012年6月頃に出版が決まり、翌年2月に発売されました。

出版というと、「企画書を持ち込んでその企画書が認められて書く」というのが王道ですが、幸いにも私はその経験がありません。
そのほかにも、2013年に5件ほど、企画の話をいただいています。
(企画が通らなかったり、こちらから断ったりですべて実現にいたっていません)

今もお声かけいただいた企画を1つ考えているところです。

 

 

出版っていくらくらいもらえるのか?

気になるのは、出版すると「どのくらいもらえるか?」でしょう。
詳しくはかけませんが、基本的に、
本の価格×発行部数×印税率(8%〜10%)
です。

1,575円(消費税5%込み)の本が1万部売れて、印税率10%だと、157万5,000円になります。
これを高いとみるか安いとみるかはそれぞれでしょうが、かなりの時間(私の場合、8ヶ月から1年半)をかけて書くと考えると、印税だけで見ると決して高い方ではないでしょう。
しかも、1万部売れて・・・の話です。
通常、最初に発行するのは、3000部から5000部程度。仮に5000部とすると、印税は、75万円です。

これは私の場合ですので、もっといい条件があるのかもしれません。
エージェント(代理人)やライターがいる場合は、印税をせっぱんします。

さらに出版社によって細かく条件が異なります。
・初版は8%、重版は10%
・発行部数ではなく、実売部数
・印税の計算に消費税を含めない(前述の例だと150万円)
・支払いが数ヶ月後
・印税の他に出版費用を一部負担(全部負担すると自費出版)

 

 

出版をめざすなら

出版の確率を少しでも上げるには、次の5つのポイントを心がけてみましょう。

1 ブログを書く

「ブログを書くと、出版に近づく」とよくいわれます。
確かにそう思いますが、それは文章力を見られるためだけではありません。
ネタ(コンテンツ)を見られるからです。

ブログにおもしろいネタを書き続ければ、アクセスも上がりますし、出版社、編集者さんの目にとまる確率も上がります。
人が書かない、自分だけのネタを書いていきましょう。

2 プロフィールを書く

本を書くには、プロフィールが大事です。
ネット上にプロフィールを書いて、目にとまる確率を高めましょう。
学歴、職歴だけを書いた履歴書のようなプロフィールではありません。具体的に何をしてきて、何ができるのかを書かなければ意味がないでしょう。

なぜその人がその本を書くのか、書くべき資格があるのかを表すのがプロフィールです。

3 窓口を作る

出版を受け付けている、執筆を受け付けているといった窓口をネット上に作りましょう。
問い合わせフォームです。
私は、本を出す前からずっと設定しています。
問い合わせの手段がわかりにくいと、問い合わせ自体が減る可能性があります。
(とびきり魅力的ならば、どんな手段でもアプローチしてくださるでしょうが)

これは、記事執筆でも同じことです。

4 本を読む

本を書きたいなら、本を読むべきです。
特に自分が書きたい分野の本は根こそぎ目を通しておくべきでしょう。
私は、経理、税金、会計、IT、仕事術といった本を読むようにしています。

その理由は次の5つです。
(1) 出版社ごとの違いや特色がわかる
本を読んでいると、「この出版社はいい本を作るなぁ」「この出版社はこういった本が得意だなぁ」というのがわかります。

(2) ネタを学ぶ
ネタをパクるというわけではなく、いろんな本の書き方を学びます。

(3) ダメな例を学ぶ
根こそぎ読んでいると外れもあります。
しかし、その外れも反面教師として勉強になるのです。
それが後述するルール作りにも役に立ちます。

(4) 本に書かれていないことを知る
本を読み続け、それらの本に書かれていないこと、書かれていない視点を自分の本に入れ込まないと、到底勝てません。

(5) 売れ方を学ぶ
売れている本はなぜ売れているのかを学ぶことも重要です。
本を読んでいると、どんなターゲットで、どんなタイトルで、どんなネタでうれているかを日々ウォッチしておくことができます。

5 ルールを決める

追々決めていくものもありますが、出版に関するルールを決めておきましょう。
・この出版社からは出さない
・自費出版では出さない
・この分野でしか出さない
・誰にでも書ける本は書かない
・共著では出さない
・共同出版(お金を出して、他人が書いた本をあたかも自分が書いたようにみせること)はやらない
・似たような本は出さない
・共同で本を作り上げる編集者さんとの相性を大事にする
・専門書(税金、会計)は出さない
といったものがあります。

 

まとめ

ベストセラーと呼べる本をまだ出せていない状況ではありますが、現時点で考えることです。
今回取り上げたように、収入的には決して割のいいものではありません。
それを踏まえて出版を考えましょう。

・出版を通じて、自分の考えを広めることができる
・自分のネタを整理し、自分自身もレベルアップできる
というメリットを得たいのであれば、ぜひ出版を目指してください。

Amazonや本屋で自分の本が並んで感動するという大きなメリットもあります(笑)。





【編集後記】
昨日、確定申告書の打ち合わせをしたお客様へ、日々の経理の提案をしました。
来年はぎりぎりにならないよう、今年分の経理を早速着手。
1月から昨日までのデータを完成させ、あとは日々やっていくだけです。
やはりちょっとずつやっていくのが一番楽だと思います。

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