Google Home できること・できないこと。声で操作する未来を15,000円で体験。

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Googleの音声認識スピーカー、Google Homeを買ってみて、使ってみました。
新しい体験、未来を感じることができます。
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※自宅にて iPhone 7 Plus

手ではなく声での操作

PC、IT機器は、通常は、手で操作します。

・キーボード、マウスで操作する
・タッチする
・スイッチを押す
など、ほとんどの場合、手を使っているはずです。

近年、増えてきたのが、「声」での操作。

声を文字へ変換する音声認識入力ではなく、声で直接操作するものです。
スマホやPCでも音声で操作するものは増えてきています。

今回買ったのは、Googleが開発した「Google Home」です。
生活の中にも、この声での操作を組み入れることができます。

Google Homeでできること

Google Homeはスピーカーです。
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コンセントにつないで、Wi-Fiにつないで、アプリ(Google Homeアプリ。iPhoneでも使用可能)で設定してから使います。
ただのスピーカーではなく、マイクで声を認識して、応答したり、接続している機器を操作したりすることができるのです。

Google Homeは、2017年10月6日発売で、15,120円。
小さいタイプのGoogle Home Miniは、2017年10月23日発売で、6,480円。
価格の差はスピーカーです。

実際に使ってみると、「部屋ごとに複数欲しいなぁ」と思いますので、複数買うならMiniも選択肢になります。
どのくらいのスピーカーの差があるかわかりませんが、音はいいほうがありがたいので、今回、Google Homeを選びました。
(発売が早いのも理由です。やるな、Google)

Google Homeでできることは、次のようなことです。

基本操作

“OK Google”と話しかけると、声の認識をスタートします。
(または”ねぇ、Google”)
そうしないと、普通に話しているのか、Google Homeを使おうとしているかわからないからです。
反応はよく、”OK Google”の後に続けて話しても認識してくれます。

動画を撮ってみました。
天気、音楽再生などをやっています

天気を聞く

“OK Google、今日の天気は?”と聞くと、天気と気温を教えてくれます。
“OK Google、宮崎の天気は?”→○
“OK Google、来週の月曜日の天気は”→○
とバリーエーションも豊富です。

ただ、”OK Google、降水確率は?”と聞くと、「雨ではありません。20°c、くもりです」としか返ってきません。
“OK Google、明日傘はいる?”→「明日港区では雨の予定はありません。20℃、快晴でしょう」と。

音楽を再生する

“OK Google、音楽をかけて”で、音楽を再生してくれます。
再生元は、Google Play Music、Spotify。
それぞれ契約が必要です。

最初に流れた曲は、これでした。

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なかなか好みがわかっているなという感じでしたが、何から判断しているのかは謎です。
Google Play Musicは、ほとんど使っていません。

アプリには曲が表示されます。
「なかなかやるな、Google」という感じで、好みの曲が流れるのは、驚くとともにちょっと怖い部分もありますね。
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“OK Google、仕事にあう音楽かけて”→”プレイリストのカラフルJ-POPをかけます”と。
まあ、いいっていえばいいんでしょうが。

“OK Google、globeをかけて”→globeの曲がかかります。
“OK Google、安室奈美恵をかけて”→配信はしていないので、Google Play Musicにはあるようなものがかかります。
PCやアプリで検索して、Google Play Musicにあるかどうかをある程度知っていれば、より的確にGoogle Homeへ伝えられるというわけです。
EX IT

“OK Google、ELTをかけて”で、ちゃんと反応してくれました。
“OK Google、リラックスする音楽かけて”だと、リラックスレゲエのプレイリストから、
“OK Google、アニソンかけて”だと、懐かしのアニメソングプレイリストから、
“OK Google、ノリのいい音楽をかけて”だと、それなりにノリがいい曲をかけてくれます。

目当ての音楽をかけてもいいですのですが、BGMとして流す使い方のほうが向いているでしょう。
曲が気に入らなければ、”OK Google、次の曲”で曲が切り替わります。

音量を上げるときは、”OK Google、音量を上げて”

“OK Google、もうちょっと大きく”→☓
“OK Google、ボリュームを上げて”→○
“OK Google、大きくして”→☓
“OK Google、小さくして”→☓
“OK Google、うるさいよ”→○
“OK Google、聞こえないよ”→○
という結果でした。

あらかじめ設定されているコマンドなら、そのとおりやってくれるというわけです。
学習してくれるわけでもないので、AIとはいえないでしょう。

「人」が「機械」に合わせるのは、手の時代と同じです。

その他こういったコマンドがありました。
“OK Google、曲名を教えて”だと曲名を教えてくれる
“OK Google、赤ちゃんむけの音楽かけて”→ベイビースリープをかける
“OK Google、童謡をかけて”→童謡がかかる

ニュースを聞く

“OK Google、今日のニュースは?”で、ニュースを読んでくれます。
連携しているニュースサイトからの提供で、急におじさんの声に・・・。

ニュースはこういった種類があり、アプリで優先度や流すものを決めることができます。
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ま、ニュース聞かないんですが……。

今日はどんな日?

“OK Google、今日はどんな日?”と聞くと、
・天気
・通勤経路の交通状況
・予定
・ニュース
を連続で教えてくれます。

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調べる

“OK Google、日本一高い山は?”
“OK Google、宮崎県の人口は?”
で答えを教えてくれます。

“OK Google、ガンダムとは?”だと”ウィキペディアによると〜”と教えてくれるのがおもしろいです。

予定を確認する

“OK Google、今日の予定は?”でGoogleカレンダーに登録した予定を読み上げてくれます。
“OK Google、来週の予定は?”で、予定の件数を読み上げてくれるのですが、予定の詳細を読み上げるのは早いものから3件のみです。

Google Homeは、6人まで登録でき、声で聞き分けてくれます。
教えてくれるのは、私の声だと私の予定、妻の予定だと妻の予定です。
その他の機能も個人別に設定できます。

フライトを調べる

“OK Google、宮崎までのフライトは?”で、”10月24日、15,790円からあります。最短の飛行時間は〜」と答えてくれます。
最安値でもないですし、それほど役には立ちませんが。

所要時間を検索する

“OK Google、銀座まで電車で”→”11時34分に出れば39分で着きます”と所要時間を教えてくれます。
“OK Google、銀座まで徒歩で”→”1時間19分かかります”と。
経路はわかりませんが、時間はだいたいわかります。

場所を検索する

“OK Google、眼鏡市場は?”だと”6件あります。一番近いのは〜」と住所を教えてくれます。

ただいま

“OK Google、ただいま”だと、”おかえりなさい、お風呂にしますかご飯にしますか。一度言ってみたかったんですよね”と。

日にちを調べる

”クリスマスまであと何日?”だと答えてくれますが、”誕生日まで何日?”だとわかりませんと言われます。
これはGoogleが誕生日データを持っていないからでしょう。
”2022年7月20日まで何日?”だと”1745日です”と瞬時に答えてくれました。
これはこれですごいです。

計算する

“OK Google、3−2は?”
“OK Google、17452÷4は?”
で瞬時に計算してくれます。

ショッピングリストに追加する

“OK Google、クロームキャストをショッピングリストに追加して”で、Googleのショッピングリストに追加ができます。
EX IT 1

鳴き声を聞く

“OK Google、犬の鳴き声は?”で鳴き声を出してくれます。

ドルを聞く

“OK Google、1ドル何円?”で、答えてくれます。
日経平均株価も同様です。
ビットコインはダメでした。

アラーム、タイマーをセットする

“OK Google、明日4時に起こして”でアラームをセットでき、”OK Google、5分後にタイマーをセットして”でタイマーをセットできます。
結構便利です。

翻訳する

“OK Google、「おはよう」を英語で”で、”Goodmorning”と翻訳してくれます。
“OK Google、「おはよう」をスペイン語で”も大丈夫です。
“OK Google、「HELLO」を日本語で”もできます。

運勢を聞く

“OK Google、射手座の今日の運勢は?”で占いを聞けます。

写真を見る

Google Homeに加えてChromecastがあれば、HDMI端子につないで、映像を楽しめます。
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私が持っているのは、4KHDR対応のChromecast Ultra。

“OK Google、写真を見せて”でGoogleフォトの写真が出てくるので便利です。

“OK Google、結婚式の写真を見せて”
“OK Google、トライアスロンの写真を見せて”
も的確に出てくれます。

ただ、娘の名前やアルバム名では反応せず、”OK Google、赤ちゃんの写真を見せて”でOKでした。

動画を見る

これもChromecastが必要です。
対応しているサービスは、Youtube、AbemaTV、Netflixなど。
Amazonプライムビデオは当然た対応していません。

“OK Google、ネットフリックスでガンダムを見せて(再生して)”で再生できます。

照明をつける、消す

PHILIPSのHueという電球システムがあれば、Google Homeで照明をつけたり消したりすることができ、明るさも調整できます。
Google Homeだけではなく、スマホでも操作は可能です。
スマホなら色も変えられます。

Philips Hue(ヒュー) ホワイトグラデーション スターターセット
by カエレバ

 

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このHueについてはこちらの記事で書いています。

動画を撮ってみました。

Google Homeでできないことはやまほどある。けど・・

Google Homeにはできないことは山ほどあります。

・設定されたコマンドでないと操作できない(増えていくでしょうが)
・言い間違いを考慮してくれない
・精度の高い操作は苦手
・TVやディスプレイの電源をつけること(できるようになる見込みですが)はできない
・メール、電話、予定の追加、純粋なメモはできない
・レシピ検索(アメリカ版ではできる)
・買い物はできない
・Amazon、Appleのサービスは当然使えない(ライバルであるため)

といろいろありますが、現状でも多くのことができ体験できるのは事実です。
この未来の体験への投資として、15,000円ほどは安すぎます。
Googleの手先でも、Google Homeをもらったわけでもなんでもありません。
未来を体験することは、ITに強くなる、生産性を上げるためにも必須です。

PCやスマホでの声を使った操作が苦手なら、Google Homeで生活の中に取り入れてみましょう。
我が家では、AppleのSiri(「Hey、Siri」)も含めて、声での操作が多くなりつつあります。

年内には、AmazonのEchoも上陸予定で、当然買うつもりです。
うちの娘(0歳7ヶ月弱)が、「パパ」「ママ」よりも、「OK Google」「Hey、Siri」を先に覚えるかもしれません。

5年後いや1年後には声での操作がより便利になるはずですので、ぜひ体験してみていただければ。
(6,000円のMiniでも問題ありません)
なお、Amazonでは買えません(ライバルですので)。
ビックカメラ、ヤマダ電機、楽天などで買えます。
Hue(電球)と一緒に買うなら、同時購入キャンペーンをやっているビックカメラがおすすめです。


【編集後記】
昨日は、新しいプロジェクトを本格スタート。
タフな仕事になりそうですが、楽しみです。

【10月のラン】
目標300km 実績41.0km

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

Hue Go
GoogleHome
銀座 THE CITY BAKERY

【昨日の娘日記】
座っててバランスを崩して横や後ろに倒れることが多いです。
びっくりもしますし、痛いでしょうし。
ごっちんガードというものを買ってみましたが、目を離せません。

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