アイアンマンジャパン完走記 体調不良・歌作戦・制限時間3分前のバイク180.2km

8/24(日)に参加したアイアンマンジャパン(スイム3.8 バイク180.2 ラン42.2)。
5回にわけてレポートしていきます。
今回はバイク編です。
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バイクコースの概要

バイクは、
・洞爺湖をぐるっと回る平坦なコース&山1つが約35km
・山が続く約110km
・洞爺湖をぐるっと回る平坦なコース&山1つ(逆回り)が約35km
の180.2kmのコースです。
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この距離は、去年の五島トライアスロンで経験していました。

集中連載「鉄人への道」Vol.06 山!山!山!バイク(自転車)7時間50分 180kmの旅 | EX-IT

下見や事前にみたデータからは、アイアンマンジャパンのコースはアップダウンが続きます。
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ただ、五島と比べると、ややましに感じていました。
五島のときが7時間50分だったので、それくらいにはゴールするつもりだったのです。

バイクで脚を使いすぎると、ランで走れなくなり、結果的にタイムが遅くなります。
それを避けるために前半は無理せずに軽いギアでこいでいましたが、ちょっとゆっくりすぎたようです。

90kmまでトラブルつづき・・・

最初のエイド(補給所)までの24kmは、洞爺湖周りの平坦コース。
そうはいっても多少の坂はあります。

この区間で、バイクにいれておいておにぎり(サトウのごはん2個分)を食べ、フロントボトルに入れた水分(ポカリスエット+ここでジョミ6本)を補給しました。
ふとみると、パンクやトラブルで、とまっている選手がいます。
私が見ただけでも5,6人です。
パンクの修理道具を積んではいるのですが、極限状態のレース中、冷静に修理できるとも限りません。。。
路面状況に気をつけながら、こいでいきます。
それでも、段差にのっかってしまい、バイクの積んでいた補給食が飛び出してしまいました。


------※この記事は、投稿日現在の状況、心境、法律に基づいて書いています。---------

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眠気zzz

最初のエイドに向かっている中、急に眠気が襲ってきます。
これまでもバイク中に眠くなったことのが2,3回ありました。
スタミナ不足なのか、スイムでつかれすぎたのか・・・集中力がないのか・・・ともかく眠くて、運転に集中できません。
1つ間違えば、事故につながります。

こういうときのために、眠気覚ましのガムを入れておいたのですが1粒しかありません。
ちょっと前の段差で残りは落ちてしまったようです。。
しかたなくその1粒を食べ、眠気に耐えます。

通常は、フロントのボトル(ストロー付き)に加えて、
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バイクのフレームにボトルを2つつけています。
アイアンマンでは補給所でボトルごと水かスポーツドリンクをもらえるので、最初の区間は、その2つのボトルをつけていません。
つけていると交換したときに、自分のボトルを捨てなければいけないからです。
最初の区間はフロントだけでいいと判断して、ボトルをつけてないのが仇になりました。
水をいれておけば、頭からかぶったり、首筋にかけたりして眠気を覚ますこともできます。

今考えてみると、最初におにぎりをがっつり食べ過ぎたから眠くなったのかもしれません。

最初のエイドへ無事にたどりつき、水の入ったボトル、スポーツドリンクの入ったボトルをもらい、フロントボトルに水を追加します。
ウィダーインゼリー、バナナを食べ、再びコースへ。
最初の難関5kmほどの上り坂に向かいます。

直前に坂特訓をしてもらっていたので、その教えどおりにゆっくりとのぼっていきました。
このとき、体への負担を考えてゆっくり登りすぎたのかもしれません。

1つめの山をこえて、気持ちよく下っていきます。
「下るなら登らせないで・・・」と思うのですが、しかたありません。
山を吹き飛ばす力があったなら、前日にこの山を平らにしていました(^_^;)

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憂鬱なのは、折り返す区間にある山なので、帰りも越えなければいけないこと。
しかも帰りの方が勾配は急です。

しぶしぶ次の山に向かいます。
やはり五島と比べると急な坂は少なくゆるくやかで長い坂が多いのが特徴です。
ゆるやかでも油断せずに、脚を温存しながら進みました。

吐き気・・・

相変わらず、眠気は続いてましたが、山をのりこえるために目が覚めてきました。
次のトラブルは吐き気。。。
胃が食べ物を受け付けなくなるということはよくききます。
ただ、こんな序盤で受け付けなくなるのは初めてです。
洞爺湖の水がよくなかったのかどうかわかりませんが、クエン酸、スポーツドリンクが飲めなくなりました。
それでも補給しなきゃと、スポーツドリンクを口に含んでは捨てるを繰り返してましたが、それすらもつらくなり、グミに切り替えたのですが、グミの味(レモン)がダメなのです。

怖かったのはスタミナ切れ。補給しないことにより、スタミナが切れハンガーノックという状態になってしまってはレースの続行が難しくなります。
2番目のエイドに

バイク用シャツの背中のポケットを探り、出てきたのは、またグミ。。ウェストポーチにもアミノ酸など酸っぱい系しかありません。
「これでもないあれでもない」とピンチのときのドラえもんのごとく補給食をとりだしていると、出てきたのはスポーツようかん。
塩気もあり、小さくてカロリーがあるため重宝するようかんです。

これが口に合わなかったら、アウトだ・・・と口にすると、食べることができました。
ようかんをもぐもぐ食べながら進んでいると、酸っぱい系も飲めるようになり、一安心です。
ただ、スポーツドリンク(ウィダードリンク エナジーウォーターキープ)は最後まで合いませんでした。

吐き気もとまらず、いったんとまって吐いた方がいいかも・・と思いつつ、ゆるい下りが続いていたので、例の技(飲み過ぎたときにやるやつ)を使いました。
もちろん胃液を出すだけです。これでずいぶんと楽になりました。
まさかこんなところで使うとは思いもしませんでしたが、なんとか復活です。

歌作戦

つらい坂道、なんとか楽しくしないと・・・と思い、歌を歌ってました。
なぜかBOOWYの歌が浮かんだので、BOOWYを中心に(^^)
B・BLUE、Dreamin’、JUSTY、BlueVacation、ホンキートンキークレイジー、Imagedown、わがままジュリエット、Marionette、PlasticBomb、季節が君だけを変える、Cloudy Heartなど。全曲歌っても時間はたっぷりありそうです。
好きだったはずの、1994 -LABEL OF COMPLEX- が思い出せなくてややストレスもたまりました。

選手が近くにいると歌いにくいのですが、歌ってればちょっと楽になります。
区切りごとに、「130km!」「120km!」と叫ぶのもいつもどおりやりました。
このときに、「あと130km!」「あと120km!」と「あと」をつけないようにしています。
今までの50km、60kmをなかったものにしてリフレッシュしたいからです。

90km地点くらいからようやく体調が戻りつつありましたが、前半はかなりスローペースでした。
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ぎりぎりセーフ!制限時間との闘い

25kmの坂

いよいよアイアンマンジャパンのバイクコース最大の難所です。
100km地点くらいから25kmほどの上り坂。
徐々に傾斜がきつくなってきます。
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スピードも落ち、つらい区間が続き、この辺だと歌う気力もうすれていました。
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この難所をクリアすると、山を1つ越え、折り返し部分に入ります。
ゴール、そして完走が見えてきました。バイクで事故らずゴールすればランを走りきれる可能性は高いからです。
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16:52??

最後の山をのぼっているときに、「Cut Off Point」という表示が見えます。
「ん?なんだっけ??」と考えながら通り過ぎると、「16:52までにゴールしてくださいね〜」というアナウンスが。
「あ、脚きりってことか〜」と人ごとにように考えていましたが、制限時間がせまっていることに気づきました。

序盤のトラブル、下見時点で五島よりも楽に思えたことなどから完全に見積もり違いだったのです。
そのときは、16:00ちょっと前、
さらに、「Cut Off Point」を通り過ぎた後、後方から「ウェーブごとに制限時間は違いますけどね〜」という声が聞こえます。
ゼッケン番号ごとにスタート時間(ウェーブ)が違うため、制限時間も違うのです。

まさか制限時間ぎりぎりになるとは思わず、自分の制限時間はチェックしていませんでした。
大失敗です。
16:52が第何ウェーブを指しているのかわかりません。
通常、足切りポイントには、「次のチェックポイントの制限時間」が書いてあることが多いです。
今回それがありませんでした。
ぎりぎりなのがいけないんですけどね・・・。

バイクをこぎながら、もうろうとする頭で計算します。
一応数字の仕事をしているので、計算できるはずなのですが、ぐるんぐるん回って答えが出ません。
そもそもバイクの制限時間が8時間何分だったかさだかではなかったのです。
(実際は8時間10分でした)
今冷静に計算すると、16:52は、第6ウェーブの制限時間、私は第3ウェーブで9分先に出発しているので、16:52から9分をひいて16:43がバイクゴールの制限時間となります。
レース中にこの答えは出ず、ひたすら飛ばしました。

残り20kmになり、もう一度計算。
時速30kmなら、距離÷速さだから 20÷30=0.6時間、36分。
15:40くらいでしたので、時間。記録とみると、その時点で15:38くらいなので、16:30くらいにはつくと考えていました。

しかし、すでに160km走っていた時点で、時速30kmでバイクをこぐのは大変です。
のぼりがあったら失速します。幸い、残り20kmはほぼ平坦でしたので、前の選手をがんがん抜きながら飛ばせました。
他の選手は後ろのウェーブの選手(ゼッケン番号でだいたいわかります)なので、そんなに急がなくていいのです。

脚をせっかく温存してきたのですが、それどころではありません。
ここで制限時間オーバーになれば、ランをせずにリタイアとなります。
「リタイアか・・ブログどうしよう、それより4人中1人リタイアってのは嫌だし、まずい・・」とフルパワーで飛ばしました。

最後の区間のラップはこんな感じです。
平均で時速30kmは出なかったため、本当にぎりぎりでした。
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ぎりぎりにバイクゴールしても、次のランスタートの関門があります。
着替える時間はありません。
(実際は3分でした)
バイクのシャツをランのシャツ(ラン用の補給食を入れてある)に着替え、ソックス・シューズをラン用に変える予定でしたが、最低限、シューズだけをかえればランはできます。
そんなシミュレーションをしながら、バイクゴール。

ラックにバイクをかけ、走ってランバックを取りに行きます。
バイクシューズを見ながら、近くのマーシャルの方へ、「第2ウェーブですけど、ランスタートの制限は何分ですか?」と聞きました。
この時点で第3ウェーブを第2ウェーブと間違えていたのです。。。
答えは、「16:43・・あ、あと1分です!」と。
時計を見ても16:43でした。

ランのスタートまでは、ちょっと距離があります。
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シューズはかかとを踏んだ状態で、バイクシューズをバッグに入れ、預け場所へ走りました。
(バイクで使った道具はバッグにきちんといれて預けなければいけません)
その場に置き捨てていくこともちらっと考えましたが、ルールを破って完走してもしかたありません。

バッグを預けようとしたら、ヘルメットをつけっぱなしであることに気づきました。
またまた、置き捨てていくことを考えましたが、0.1秒できりかえてヘルメットをバッグへ。
ランスタート地点のチェックポイントを超えたのが、16:43でした。

ぎりぎり・・と思ったのですが、記事を書きながら冷静に考えてみると、もうちょっと時間はありました。
私が第2ウェーブといったのが失敗で、第3ウェーブはバイクゴールが16:43、ランスタートが16:46だったのです。
ま、終わったことだし完走したのでよしとします(^_^;)
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さて、あとは、ランのみ。たった42.2kmです。
しかし、バイクのドタバタで、格好が全然なっていません。
バイクシャツのまま、バイクパンツも2枚はき、ソックスもそのまま、なぜか右手だけバイクグローブがついてるし、腰にはバイクで使いランでは使わないはずだったウェストポーチがついています。
汗を拭く暇も、補給する暇もなく、ランスタートです。

時間ぎりぎりの行動は、本当によくありません。

つづく
アイアンマンジャパン完走記 暗闇を42.2kmラン





【編集後記】
今年は、もう1レース、トライアスロンがあります。
伯母のいる高松です。
今は燃え尽きていて、レースなど考えられませんが、来週くらいにやる気がでてくるとは思っています。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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