「売上を上げる」を使わない理由

「売上を上げる」という表現は、使っていません。
その理由を書いてみました。

※Macでつくったグラフ by Panasonic S1

「売上を上げる」という表現は正しいのか

まず、「売上を上げる」という表現は正しいものなのかどうか。

・頭痛が痛い
・違和感を感じる
・まず最初に
・今現在
・必ず必要
・後で後悔
などと同じように、「売上」と「上げる」が重ね言葉になるのではないかなと思っています。

「違和感を感じる」を使うかどうか。4582日書いてきた現時点での文章のルール。

といいつつ私も使っていたことがあり、ブログで検索してあらかた修正しましたけど。

「売上を上げる」を使わない理由の1つは、表現という観点からです。
「売上を増やす」「売上を立てる」がいいのではないかなと。

今回の記事ではあえて使いますけど。

「売上を上げる」だけでいいのか

「売上を上げる」。
はたしてそれだけでいいのかどうか。

売上が多くても潰れる会社は潰れます。
なぜならお金がないからです。

売上を増やすことだけを目指していると、それに伴って経費も増えてしまい、お金は増えず、食べていけなくなる可能性もあります。
売上を増やすことだけを目的にしないようにしましょう。

たとえば100万円の仕事だけど仕入・経費に95万円かかる仕事があったらどうするか。
なおかつ仕入や経費は前払い、売上は6ヶ月後に入るというような仕事があったらどうするか。

それよりも10万円で経費がほとんどかからない仕事があり、すぐに入金があるほうが、リスクは少なくなります。

また100万円の仕事があるけど、めちゃくちゃ手間がかかる、または嫌な思いもしなければいけないとなるとどうするか。
10万円の仕事で望まれて楽しくやるものがあれば、そちらを選ぶという考え方もあるでしょう。

売上だけで仕事を受けるかどうかというのを判断する必要はありません。
むしろしないほうがいいかと。

食べていくには、お金が必要なわけで、仕事が必要でも、売上が必要なわけでもありません。

 

「売上を上げる」必要があるのか

「売上を上げる」、しかも「売上を上げ続ける」必要があるのかどうか。

売上増加率、「前年より◯%増加した」というのが私は好きではありません。
右肩上がりに売上が増やしていくというのがセオリーかもしれませんが、誰にとってもあてはまるセオリーでもないからです。

少なくとも私は、そこにモチベーションを感じません。
実際、独立後、売上が増え続けていたときに、楽しかったかどうか。
逆に、どんどん苦しくなっていました。
売上が増えること=楽しさではなかったのです。

同様のケースは結構あります。

私自身、独立4年目には前年より売上が下がりましたが、その一方で、理想の方向へ舵を切りはじめることができ、楽しさは増えたのです。
それ以降、売上は増えたり減ったり。

売上だけが、独立後の評価基準ではないのです。

売上が増えても、前述のとおり利益が減りお金が減っては意味がありません。
そして
・自由な時間が減る
・意図しない仕事が増える
・ストレスを感じる
などといったことがあれば、「売上が増えた」ことの価値は、もっと下がるでしょう。

売上が増える分には問題ないのですが、売上を増やすがあまり、多くのことを犠牲にしては意味がありません。

固定費を減らして、利益率の高い仕事をし、むしろ売上が減ったとしても食べていけるようなくらいにしておきたいものです。
常に「売上を増やし続けなければいけない」「拡大し続けなきゃいけない」というのは、他に任せておきましょう。
そしてその波に飲まれないようにするのがことも大事です。

今でも「売上を増やし続けていく」「大きくしていく」「拡大していく」というのがやはり主流。
売上を増やさなくてもいい、むしろ増やさないというのは少数派ですが、もしその方向性を望むのであれば、気にしないようにしましょう。

お客様にも「売上を増やさなきゃダメですよ」というようなことはいいません。
むしろ、「売上を減らしましょう」と言うことが多いです。

「売上を上げる」(「売上を増やす」も含めて)を使わなくても、食べていくことはできます



■編集後記
昨日、ふと友人からメッセージが。
UberEatsで、うちのマンションに来ていました。
初日でたまたまうちのマンションだったそうで。
おもしろすぎます。

私も、2019年の交通事故(自転車で後ろからはねられた)がなければやってみたいのですが。
(路上を自転車で走るのはしばらくやりたくありません)

「1日1新」
UberEatsの友人
近くに風船をもらいに
カジュアルキャンプルーム

■娘(4歳1ヶ月)日記
近くでピザの無料配布があり、予想通り行列。
「並んでたらなしね。」と話していたとおり、娘はあきらめてくれたのでよかったです。
「混んでたらなし」「混んできたら帰る」と常々話しています。
風船だけ並ばずにもらえたのでもらってきました。

お金術

Posted by 税理士 井ノ上 陽一