紙の写真集をつくるなら。Photoback・Kindleペーパーバックの比較

写真集をつくるのに、2つのサービスを比較してみました。
つくりやすさは、Photoback。コストはKindleです。

※つくってみた写真集 by Canon RP+24-105mmF4-7.1

紙の写真集をつくる壁

紙の写真集をつくるには、それなりの壁があります。
・印刷をどうするか
・製本をどうするか
・コストはどのくらいかかるか。

写真集といっても、自分用、家族用といった気軽なアルバムも含めたものです。
写真は、プリントアウトするのも楽しいもの。
スマホで気軽に見る、送ることができる時代こそ、プリントアウト、写真集をつくってみるのはおすすめです。

紙の場合、このように見開きでどう見せるかの楽しみ・楽しませ方があります。
完全ペーパーレスの私も、写真は紙というのはありかなと。

写真の選択、並べ替えは、プリントアウトして、小さく切って、こうやってやりました。
これはこれで楽しいものです。

写真集をつくるサービスがあります。
今回、2つのサービスを比べてみました。
1つは、Photobackです。

Photobackで写真集をつくる

Photobackは、写真集作成サービス。
専用のサービスですので、つくりやすく、紙質もいいです。

同じページ数(36ページ)で、Photoback(左)と、Kindleペーパーバック(右)を比べると、これくらい違います。

 つくるのも楽です。
写真集のレイアウト、種類を選択し(今回は、ROUGHを選びました)、写真をアップして、ドラッグするだけ。

フォントも多少選べます。
厚みがあるので、背表紙も。

今回は入れませんでしたが、テキストを入れることもできます。
ただ、細かな配置の変更はできません。

コストは、今回(36P)の場合、3,960円。
送料が、通常だと、677円(ネコポスだと290円)。
さらに特急便だと+524円かかります。

通常だと、1週間で発送、特急便だと翌日発送という感じです。

私は、GW中で、特急便にするメリットがあったので、特急便にしました。
8000円以上だと送料無料なので、2冊依頼し、それも活用し。

コストはそれなりにかかるなぁという感じです。
まあ、自宅でプリンターを準備して、製本して……と考えるとありでしょうが。

また、ここは、メールが多いです。
意見を送ったほど……。
今度利用するかどうかも躊躇するくらい、めんどくさいです。

もう1つつくってみたのは、Amazon Kindleのぺーパーバック。

Kindleペーパーバックで写真集をつくる

AmazonではKindle(電子書籍)とともに、紙の本(ペーパーバック)もつくることができます。
Kindleで出した本をペーパーバックでも出すこともできますが、
・ページ設定
・表紙
はペーパーバック用につくらなければいけません。

今回は、ペーパーバック用につくりました。
紙の大きさは自由に選べますが、標準的なものにしてみました。

こちらは、Photobackのもの。
写真の質はそうそう変わりません。
紙が薄いだけです。

ペタッと開けるPhotobackに比べて、開けない(折り目をつければいいのですが)という特徴もあります。

これはこれでありだなと。
(今、別のサイズで発注しているところです)

つくりかたはやや複雑です。
PDFが必要なので、パワポまたはWordでつくります。
Amazonのテンプレートは、Wordですが、Wordだとつくりにくいかと。

こんな感じで、パワポを使ってつくりました。
ただ、写真の配置はそれなりに手間です。
この記事で使ったマクロを今回も使いました。
Kindleで写真集を出す方法。パワポ・Kindle Comic Creator。

表紙は、Kindleのテンプレート(PDF)に合わせてつくります。
私は、Photoshopでつくりました。

 

Photoshopだと、画像をテンプレートに合わせて配置し、

 

テンプレートを非表示にして、PDF保存できます。

ここまでできたら、Kindleへアップしましょう。
登録、設定は、通常のKindle本と同じです。
Kindle出版(リフロー型)のメリット・方法・使うソフト

動画 Kindle出版セミナー

ペーパーバックの場合は、ISBNという番号が必要です。
これも無料でとることができます。

紙質や、判型(サイズ)を決めましょう。
標準カラーだと日本の場合出版できません。

仕上げや方向を指定し、原稿と表紙をアップしましょう。

 

アップすると、コストが表示されます。
34ページで、475円です。
Photobackに比べると安くつくれます。
以前つくった219ページだと、1051円でした。

また、ペーパーバックは校正刷りといわれるテスト印刷ができます。
印刷コストと送料410円がかかりますが。

校正刷りには、このように「再販禁止」という印字が。

そして、値段を決めて、出版します。
これがPhotobackと大きな違い。
Amazonという市場で、自分の写真集を売ることができるのです。
売れるかどうかは別にして。

印刷コストが475円で、利益0で出すなら、871円となります。

 
出版処理をしたあとは、Amazonの方でチェックがあり、そこでOKが出れば、出版です。

表紙の画像サイズがチェックでひっかかりがちで、私は結構つまずきました。

もちろん、自分用にも頼むことできます。
自分用だけにするなら、出版後購入し、あとは、出版停止にすれば問題ありません。

なお、著者用に印刷コストだけで注文できるしくみもあるのですが、現状日本では使えないとのこと。
まぎらわしい表記はあるのですが。

これら2つを比較してみると、Photobackの質はいいのですが、コストが……。
1冊ならまだしも、3冊、5冊注文するとなると、それなりになります。
3,960円でつくって、1万円で売れるなら別でしょうが。

つくるのは手間ですが、Kindleペーパーバックのほうが、コスト面では有利です。
Amazonに置いておき、売れるのも楽しみかと。
売れた分だけコストを払えばいいというのもメリットです。
(開催している写真セミナーで一緒につくるのも、おもしろいかなとは思っています。)

 



■編集後記
昨日は、税理士業、整体、庭園美術館、YouTube、週刊メルマガ配信など。

庭園美術館は、期間限定で、邸宅を公開しており、楽しめました。

入籍記念日だったので、ケーキを。
娘には、一足先に見せました。

1日1新Kindle『1日1新』Instagram『1日1新』
庭園美術館 邸宅
スタバ ストロベリーミルクフラペチーノ

■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
扇子を気に入っていて、ばぁばからもらったものを大事にしています。
うまく閉じられないこともありますが。
暑がりなので、扇子、いいかもです。