独立前の体験を独立後に活かす方法

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独立前が暗く、つらい日々だったとしても、それを独立後に活かすこともできます。

※セミナーで使う過去の経歴スライド(今は「15年」) by Leica M10+50mmF1.4

 

週刊メルマガの連載

2020年5月から毎週火曜日に週刊メルマガを出しています(月額990円)。
『雇われない雇わない生き方への道』というテーマで、コーナーが今は7つ。
今はこんな感じです。

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1 お知らせ
井ノ上陽一の最新のセミナー、サービス等
2 近況
この1週間の動き
3 連載「雇われない雇わない生き方への道」
独立前にスポットを当て、雇われない雇わない生き方に必要な思考をお届けします。
4 ブログ裏話
ブログの中から1つ厳選し、その趣旨やネタのつくり方について解説します。
5 未来への投資
他のメディアには書かない、未来に向けて何をやっているかについてお伝えします。
6 井ノ上陽一の名言・明言・命源
井ノ上陽一の軸を凝縮した名言を書き綴っていきます。2022年6月28日から新連載です。
7 編集後記
質問・リクエストをいただければ、このコーナーでお答えします。
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その中の連載「雇われない雇わない生き方への道」では、公務員からこれまでの出来事を書き綴っているものです。
今、私が考えていること、やっていることのルーツをお伝えしたほうがいいかなと思い、選びました。
昔話だけではなく、そこから独立後につながること・教訓をお伝えしています。

この形式にしたのは2020年7月です。
昨日で、独立前の部分が終わりました。
独立前は、税理士試験に専念の期間を含めて、1997年4月から2007年7月までの、10年3ヶ月の日々。
その連載が週1回(第5火曜日は休み)で、2年ちょっとかかりました。

こういったタイトルです。
■公務員 編
7/7 「自宅で仕事ができるというメリット」
7/14 「挫折・トラウマを避ける」
7/21 「生きる場所を選ぶ」
7/28 「一生同じ場所で働くか」
8/4「たまには人の言うことを聞かないのもいい。たまには」
8/11「仕事のやり方を変えていくメリット」
8/18「めんどくさい」が原動力
8/25「強みに気づくのは、強み」
9/1「行動して影響を与える」
9/8「人間関係のわりきり」
9/15「評価される場に行く」
9/22「どこからともなく仕事の依頼をいただける感覚」
10/6「独立後の人間関係はなんとかなる」
10/13「自由競争のありがたさ」
10/20「出世がこわかった理由」
10/27「ITは壁紙で覚えた」
11/3「うまい断り方」
11/10  「しれっとやめれば意外となくなる」
11/17 「休み上手になるには」
11/24 「お茶入れをなくした話」
12/1 「よく仕事できていたな」
12/8 「仕事に飽きることへの対策」
12/15 「勉強できる体になる」
12/22 「仕事内容が変わらないメリット」
12/29 「意味がある仕事とやりたい仕事」
1/5  「大義名分という言い訳」
1/12 「大きな決定こそ身内に説明する」
1/19  「無理に相談しないほうがいい」
1/26  「過去は書き換えられる」
【税理士受験専念編】
2/2 「早いうちに負けておいたほうがいい」
2/9  「自由な中のマイルール」
2/16「環境のせいにするのは正しいのか」
2/23 「繊細さんの生きる道」
3/2 「落ちこぼれがハードルをこえるには」
3/9 「生きるための家計簿」
3/16「ミスを記録する」
3/22「集中してお金を使う」
4/6    「秘密兵器を常に持っておく」
4/13 「二兎追わなければ二兎得ることはない」
4/20 「お金より時間を優先すれば、だいたい間違いない」
【税理士事務所修行編】4/27より
4/27「独立前に嫌だったことを繰り返さない」
5/4 『勉強と仕事の融合」
5/11 「プロは堂々とすべし」
5/18 「パソコンへの投資は必須」
5/25  「一撃は必要」
6/1 「運の考え方」
6/8 「家族と仕事の両立」
6/15 「はじめての仕事の取り組み方」
6/22 「サボるスキル」
7/6 「自信のつけ方」
7/13 「教えるスキルは、違いになる」
7/20  「一か八かの賭けをすべきかどうか」
7/27 「お金を計算するスキル」
8/3 「慢心しない戦い方」
8/10 「基礎こそ差がつく」
8/17 「リスクの代償」
8/24「初対面で判断できるかどうか」
9/7 「先輩、上司、社長が偉いわけではない」
9/14 「自分の仕事を好きになるには」
9/21 「私がExcelでやらないこと」
9/28 「仕事の時間を増やすという愚策」
10/5「効率化の肝は、しれっとやめること」
10/12「朝礼は必要」
10/19 「資格だけあったって」
10/26「仕事効率化の秘訣の1つは、早期着手」
11/2「スピード重視の決定」
11/9 「仕事のブロックという技」
11/16 「仕事を優先すべきか」
11/23 「不運でも結果を残す力」
12/7 「3.8kgのパソコンを持ち歩いた意地」
12/14「10年後が楽しみな独立」
12/21 「人生はそうそう変わらない。じっくりと変える」
12/28「自分ができなかったことを仕事にする」
1/4 「上下関係はいらない」
1/11「受け取ってはいけないお金」
1/18 「偉くないという強み」
1/25「転職して収入を増やすという考え」
2/1  お金より経験だが、目指すは「お金も経験も」
2/8 「自分が納得すれば、どんな選択もアリ」

【IT企業経理闘争編】
2/15 「家族で仕事するのはすばらしい」
2/22「経理は後回しでいい。ただ、限度がある」
3/1「帰るまでが遠足。入金までが売上」
3/8「会社ごっこをしなくていい幸せ」
3/15「プログラミングは必要だったか」
3/22「ルールの重み」
4/5「営業の経理スキル、経理の営業スキル」
4/12「自分の仕事を外から見よう」
4/19「はじめての税理士業」
4/26「システムとやらを信用していない」
5/3『独立後の理想の上司は自分』
5/10 「管理職をやらなくていい人生」
5/17「独立前・独立後の評価制度の共通点」
5/24「自分のがんばりが誰の利益になるか」
6/7「誰も引き継ぐことができない仕事を目指す」
【最後の雇われ編】
6/13 「600万円という給料」
6/20 「人の本性はどこで判断すべきか」
6/27「営業しなくても食べていける」
7/5「意味のない仕事もある」
7/12 「セミナーの学びは非効率」
7/19 「顔を覚えられる範囲で食べていく」
7/26 「独立してお金が尽きるということ」
8/1「たばこも独立すれば解決」
8/8  「自分で完結する楽しさ」
8/15「押しつけができないからこそのよさ」
8/23「お金を受け取って教える」
9/6「伝えるには、3段階掘り下げる」
9/13「遅すぎた「読書って大事だよね」」
9/20 「身近な人の意見は聞いたほうがいい」
9/26「その怒りをうまく使おう」
10/4「人間の幅を知ろう」
10/11「お客様との別れがないメリット」
10/18  「何かしら営業は必要」
10/25 「もう二度と雇われないという目標」

連載を続けていて、「暗かったな、俺の人生……」と改めて感じていました。

暗い独立前

独立前は、こういった経歴です。

・公務員:総務省統計局労働力統計課 1997年4月~2000年6月 3年3か月
・個人事業主:税理士事務所 2001年9月~2002年4月 8か月
・個人事業主:税理士事務所 2002年10月~2004年5月 1年7か月
・法人:IT企業 2004年6月~2005年8月 1年2か月
・個人事業主:税理士事務所 2005年8月~2007年7月 1年11か月

私に社会適応力、協調性がないため、つらい思いをしながら転々としていました。

ただ、幸い最初の職場でその欠点に気づいたので、「これはまずい、独立しないと」と、税理士試験を目指したのです。
ここで資格ではなく、独立すればいいのにと今だと思いますが、当時は独立するには資格としか思い浮かびませんでした。

それぞれの職場ではつらく、人間不信、鬱、自信喪失といった状態。
IT効率化とメンタルで戦って残業はしていませんでしたが、ブラックだらけでした。
雇われることの幕切れもつらい出来事で(結果的にはよかったのですが)、これらの期間を今思い返すと暗くなります。
今回の記事も書きながら、心拍数は上がりました。

当時は、よくこらえたなと。
こらえていないこともありましたけど。
すぐ転職するし。

「独立前」の連載の締めくくりは、「もう二度と雇われないという目標」。
今もこれは強く思っています。
そのためには、毎日ブログを書くことだってしますわ。

まあ、どこも雇ってくれないでしょうけど。

暗い日々のおかげでメンタルは多少強くなりました。
多少ですけど。

もし独立前にこういった暗い日々だったとしても、それを思い返してみましょう。
独立後に活かすことができます。

独立前の体験を独立後に活かすには

発信する

つらい日々だから忘れる!というのも選択の1つではあるのですが、あえて思い出すことで誰かにお役に立てる可能性があります。
自分のことを発信してみましょう。
それが仕事になることもあります。

楽しいこと、よかったことだけだと、お役に立てない可能性が高いものです。
・がんばりました
・仕事があとからついてきた
・かんたんだよ
で済ませてしまわず、当時何を考えていたか、何をしていたかを思い出してみましょう。
つらいことも思い出してしまいますが。

前提として、「今」が楽しくないとこういったことはできません。
私が週刊メルマガで語ることができたのも、幸い、今は楽しいからです。
暗い過去をネタにできるくらい、今を楽しめるようにしましょう。

強みにする

独立前の体験はつらいことばかりではないはずです。
・ほめられた
・感謝された
・手応えがあった
ということがあれば、それは、独立後の強みになりえます。

私は、
・仕事のスピード(紙以外)
・Excel、IT
・お客様へ伝えること、教えること
が、独立前に、ほめられ、感謝され、手応えがあったことです。
それを今も活かしています。

今を肯定する

過去が暗ければ暗いほど、つらければつらいほど、今を肯定できます。
限度があるでしょうが。
「今」も多少なりともいろいろあるもの。
もっとつらいときのことを思い出して、今を肯定するということを私はやっています。
その1つが週刊メルマガでした。
仕事として提供するとともに自分のためになる
というのが理想の仕事です。

一方で、今に満足せず、さらなる鍛錬を積んでいくという方向性も欠かせません。
・肯定する
・満足しない
という相反するもののバランスをとっていくのが、独立後おすすめです。
「肯定する」だけだと、鍛錬を怠るでしょうし、「満足しない」だけだと自信がなくなってしまいます。
鍛錬も自信も必要です。

暗い過去があったら、うまく活かしていきましょう。
(今、同じように暗い方は、独立を目指しましょう。そのほうが人生を変えられる可能性はあります。)

週刊メルマガは、来週11/1発行号から「独立当初」編として続きます。
(サイヤ人編、セル編、ブウ編のように)
「暗い」という意味では、独立後もあと5年ほど暗いです。

その他のコーナーも含めて、もしご興味あればご購読いただければ。
ここにしか書かないことも意識的につくっていますので。
週刊メルマガ『雇われない雇わない生き方への道』
※バックナンバーも月単位でご購入いただけます。

11/6の夜には、読者の方限定の無料セミナーを開催します。



■編集後記
昨日は、トライアスロン前の調整に整体、その後、写真展へ。
夕方は、娘と映画。
『ONE PIECE FILM RED』が気になったみたいで、急遽。

1日1新Kindle『1日1新』
『ONE PIECE FILM RED』
東京都写真美術館

■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
夕方からワンピースの映画へ。
知らないキャラクターもいますが、予備知識を話しておき、観に行ってみました。
2時間、夢中かつ集中して観て楽しんでいたのでよかったです。
「サンジって善逸(鬼滅の刃)に似てるね」と。
黄色い髪、女の人好きということで。
映画後、UTAのノートと、コンビニですみっコぐらしチョコエッグを買って帰りました。

 

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