決算直前に売上の手綱をゆるめてはいけない

利益が出ると、税金がかかります。
決算直前に利益が出ていたらどうするか。
そんなときでも手綱をゆるめないことをおすすめします。

※手綱を握る by Leitz Phone 1

決算直前、利益が出ている場合のジレンマ

決算時(フリーランスなら12月)、利益が出ていると、税金を払わなければいけません。
お客様に喜んでいただいた、お客様のお役に立てた結果の利益。
喜びたいものです。

ただ、税金がかかるとなると、複雑な気持ちもあるでしょう。
せっかく稼いだお金が出ていくのですから。
これは、どうしようもありません。
それなりの節税をして、「そういうもんだ」と思えるようになってからが、独立後の真のスタートです。

あくまで、それなりの節税をして。
「もっと節税できるかも」
「裏技があるかも」
「魔法があるはず」
と思っていると、あきらめきれません、モヤモヤしてしまうでしょう。
毎年。

どこかで、断ち切りたいものです。

決算が近づいていて、すでに十分な利益が出ているとき、
「もう売上はいらない。税金が増えるから」
「営業しなくてもいい」
「仕事はもういらない」
と思われるかもしれません。

実際にそういったご相談を受けることもあります。
私は、そこで売上、営業、仕事の手綱をゆるめてはいけないという考えです。

売上には流れがあります。

売上には流れがある

私は、売上に流れがあると考えていて、その流れを絶やさないようにしています。
複数の売上の柱を持っており、それぞれが流れるようにしているのです。
いったんその流れを止めてしまうと、再び流れるようにするのは、かんたんではありません。

決算直前に、売上の手綱をゆるめないほうがいい理由は、その流れが止まる可能性があるからです。
流れが止まらないまでも、流れが遅くなる可能性もあります。

実際、私は、それを経験したことがあります。
決算直前というわけではありませんが、セミナーをちょっとやめたことがありました。
そして、再びはじめると、それまでよりも反応が鈍ったのです。
入院3ヶ月で、セミナーができなかったときもそうでした。

お客様の事例でも、そういったことがあります。

一般的にも、営業担当者が、目標を達成して手綱をゆるめて、新年度になってからの売上の流れがいまひとつということがあるものです。
営業に、広告を使っている場合も、その広告をやめてしまうと、再開後の反応が鈍いことがあります。

これはスポーツでもあることで、トライアスロンで、「もうゴールが近い」と休んでしまうと、かえって体が冷え、脚や腰などが痛くなることがありました。

たんたんと続けるのが最強です。
「利益が出て、税金がかかる」だけではなく、支援金、給付金のたぐいのために売上の手綱をゆるめないようにしましょう。

そして、決算直前の売上は、税金がかからないこともあります。

 

決算直前の売上の考え方

「売上」の定義は、その年度(年)に提供したもの。
・モノならそれを発送したとき
・サービスならそれを提供したとき
というのが原則です。

特にサービスは注意しなければいけません。
たとえば、セミナー。
12月が決算で
・お申し込み、入金していただいたのが、12月
・セミナーは1月
なら、1月、つまり次の年度(年)の売上となります。

コンサルティング、カウンセリング、レッスン、撮影などの場合も同様です。
複数回にわたる場合で、
・3回分をお申し込み、入金していただいたのが、12月
・そのうち1回を12月、2回を1月以降に実施
なら、2回分は、次の年度(年)の売上です。

税金が増えることをさけるとしても、売上の手綱をゆるめる必要はありません。
どちらにしても、手綱をゆるめないほうがいいのですが。

一方、ムチをふり、売上を増やそうとするのもおすすめしません。
その反動が来ますので。
たんたんといきましょう。

 



■編集後記
昨日は、出張でした。
荷物を軽くして、出張ラン。
交通事故でラン禁止&出張が久しぶりだったので、出張ランも久しぶりでした。
やはり楽しいです。
荷物増えますけど。

食事もおいしく、妻と娘に感謝しつつ……。

1日1新Kindle『1日1新』Instagram『1日1新』
彦根城
琵琶湖
あゆ寿司

■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
マックのハッピーセットがサンリオだったので、早速朝に。
無事、目当てのポムポムプリンでした。
メルカリで買わなくてすみますw
娘、しばらくポムポムプリンから離れていましたが、また戻ってきた感じです。
パパはずっと好きですが。

営業術

Posted by 税理士 井ノ上 陽一