増収増益を早めに手放しておくと楽

「○年連続増収増益」。
魅惑の響きですが、ひとりしごとの場合、早めに手放しておくと楽です。
EX IT
※Excelで作成  

増収増益という目標

増収増益。
売上も増えて、利益も増えていくことです。

経営者ならば、誰しもが目標にすることでしょう。
毎年、売上だけが増えるのではなく、利益も増えるという状態です。

私も独立前は、「独立後は、増収増益でいこう!」と思っていた時期がありました。
ただ、実際に独立してみると、「別にいいや」と思ったのです。

増収増益しない自由

増収増益は、「したい」というよりも「しなければいけない」という義務感もあります。
上場企業なら、増収増益のほうがイメージがよくなりますし、上場していなくてもかっこいいイメージがあるからです。

しかし、ひとりで仕事をするなら、そんな義務感は必要ありません。
誰にも迷惑かけないですし、数字を公表するわけではないからです。
増収増益しない自由があります。

私の増収増益は、独立4年目の2010年にあえなくとだえました。
売上は、2009年→2010年で、利益は2011年→2012年で初の減少です。

かっこよくいうと、「あえて」やりました。
2007年に独立し、2008年ごろに「このままだとやばいな」と感じたのです。
仕事は増え、売上は増えましたが、けっしていい状態とはいえませんでした。

嫌な仕事もありましたし、時間にも追われていましたし、やりたいこともできていません。
延長上に、いい未来は見えなかったのです。
そこで、仕事を減らし始めました。

具体的にやったのは
・請負の仕事を減らす
・やりたい仕事を増やす
・時間の使い方を見直す
・固定費を減らす
・仕事の入り口を見直す
・仕事の対象を変える
といったことです。

食べていければいいわけでもなく、
・自分の軸をつくること
・納得のいく仕事をすること
・時間とお金のバランスをとること
を目指しています。

その後、2012年→2013年は、増収増益ですが、2014年→2015年は減収減益、2016→2017年もそうなる模様です。
今年も仕事の見直しをやっています。

増収増益を手放すメリット

増収増益がとだえたときは、「ま、いっか」と感じました。
今から考えると、増収増益なんて早いうちに手放しておくべきだと思っています。
手放すメリットがあるからです。

1 仕事を見直すきっかけをつくれる

増収増益で右肩上がりだったら、仕事を見直すきっかけはつくれません。
増収増益を見直してこそ、見直す機会ができます。

仕事を見直して、「食べていけるかな」と思ったのが、2011年ごろ。
増収増益がとだえた時期と不思議と一致するのです。

増収増益を手放し、仕事を見直さないと、「食べていけるかな」と思わなかったでしょう。
※食べていくのに4年かかるという意味ではありません。私は遠回りしたり迷っていたりした時期が多かったので・・・。

2 挑戦しやすくなる

増収増益を維持しようとすると、挑戦しなくなりがちです。
手放せば、挑戦しやすくなります。

安定するのはいいのですが、固定してしまうことはさけましょう。

3 自然な売上を増やせる

増収増益を目指していると、ガンガン売り込まなければいけなくなる可能性があります。
自然と売上が増えていく、時間や自分を犠牲にしすぎないように売上を増やしていくといったことを目指すなら、増収増益を手放しておいたほうが楽です。

自然と増収増益というのが理想なのでしょうが。。。

自然な売上を考えれば、自分の軸をみがく時間も確保できます。
アクセルよりブレーキが難しく、増収増益を手放すのはブレーキのようなものです。

ブレーキを踏まないと、増収増益でも時間がなくやりたいこともできず仕事に苦しむ場合もあります。
その状態で増収増益がとだえたら・・・立て直しは難しいのではないでしょうか。

増収増益にはこだわりすぎないようにしましょう。
(前提として自分の数字を把握しておくのは必須です)


【編集後記】

昨日の夕方、新刊『ひとり税理士のIT仕事術』の最終チェックの打ち合わせ。
私の手は離れ、あとは発売を待つのみです。
表紙をどうするかはまだ検討中ですが。
9月上旬発売予定です。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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【昨日の娘日記】

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最近は夜の風呂だけではなく、朝も一緒にシャワーをあびています。
寝起きは汗びっしょりなので。
気持ちよさそうです。