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「仕事のご褒美」をやめるには

by 税理士 井ノ上 陽一

「何かを達成したらご褒美」というのは大きな力になります。
自分にご褒美というのもアリでしょう。
しかしながら、理想は、ご褒美というものを終わらせることです。

※運動会のご褒美(これはこれでアリ) by Nikon Z9+24-120mmF4

ご褒美は大事。一定まで。

ご褒美、人参をぶら下げるなど、モチベーションを上げるためには効果的なものです。
私は、昔、中学生の頃に、「学年で10位以内に入ったらファミコンソフト3本」という約束を父としました。
見事、10位以内に入った私は、渋い顔をしている父からファミコンのソフトを3つ買ってもらったのです。
(予想外だったのでしょう)

買ってもらったのは、サッカー、バンゲリングベイ、スターフォースでした。
このセレクトがよかったかどうかは別として、こういったご褒美っていうのは、モチベーションを上げるために大事ではあります。

独立後、自分にご褒美を設定して、モチベーションを上げるというのも1つの方法です。
ブログを書いたらケーキですとか、ブログを1年続けたら、ライブに行けるとか。

そして、つらい仕事が終わったら旅行に行くというのも、ご褒美になるでしょう。

しかしながら、ご褒美は反動もありますので、ご褒美なしにモチベーションを上げる、つまり、ご褒美を終える、ご褒美というしくみをやめるのが、最終的にはおすすめです。

ご褒美を終えてみる

その中学生の頃、私はご褒美がなくなりました。
ご褒美があるときには成績がいいのですが、そうでないときに成績がよくなかったのです。
父としては、毎回ご褒美なんかやってられんと、ご褒美なしにがんばれというつもりだったのでしょう。
ご褒美がなくなり、モチベーションが下がり、一時的に成績は下がりましたが、その後、ご褒美なしでもある程度も成果は出ました。

そして、それから40年ほど経った今、私はご褒美というものをもうやっていません。
ご褒美がなくても、何かをやり遂げますし、し続けますし、達成するからです。
一方では、ご褒美という区切り、大義名分がなくても、好きなものは買っています。

ご褒美でがんばるのもおすすめですが、ご褒美なしに成果を出すというのはもっとおすすめです。
そのご褒美をという習慣を終える条件は、次の3つがあります。

ご褒美を終える条件

ご褒美を終える条件、ご褒美に頼らない条件として、
・ご褒美なしでもモチベーションを維持する。
・ご褒美じゃなくても好きなものは買う。
・ご褒美がないとしたくないことはやらない
といったものがあります。

ご褒美がなくてもモチベーションはコントロールしておきたいものです。
毎回ご褒美というのは、父じゃないけど大変です。
お金もかかりますし。

そして、褒美じゃなくても好きなものは買うようにしましょう。
これはお金も問題もあるかもしれませんが、気持ちの問題、行動力の問題もあります。
好きなものにとことん投資することが、お金のよい使い道の1つです。
何かをなしとげるまで買うのを待っていたら、熱が冷めますし、機を逃します。

また、そうやってお金を使えば、無駄なものはもちろん、中途半端のもの、曖昧なものにお金を使わなくなります。
私は好きなものにとことんお金を使うので、嫌なものにはお金を払いませんし、やめますし、曖昧なものにお金を払わないようになりました。

最近のお金の使い道で大好きなものでいうと、Mac、レンズ、ゲーム、旅行(ホテルも含む)などがあります。
これがご褒美だとすると、ご褒美のほうがはるかに多いということに……。
ご褒美という大義名分に頼らないほうがいいかと。
もちろん、使いすぎてお金がなくなることは防がなければいけませんが。

ましてや、しんどい仕事でご褒美が欲しいというようなものはなくしていきましょう。
独立当初、私にもそういったことがありました。
この仕事すごくしんどいから、終わったらあれを買おう、これを買おうというようなものです。
それはそれでいいのかもしれませんが、理想としては、しんどい仕事をなくしましょう。
負ではなく生の循環で生きたいものです。

ご褒美をなくし、ご褒美に頼らない自分をつくっていきましょう。


■編集後記
昨日は、朝、実務セミナー【実務の勘所】を開催。
その後、娘の運動会でした。
自宅、スタバ、小学校を行ったり来たりしながら。

1日1新Kindle『1日1新』
ティファール ヴィテス
ジョナサン キャベツ蒸し鶏サラダ
300mmで運動会撮影

■娘(8歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
娘の運動会。
土曜日は雨で、翌日無事開催。
30℃近くになり、心配でしたが無事に。
かけっこ、パンツリレー(大きなパンツを2人で履いてリレー)、エイサーと楽しめました。
かけっこはなんと1位。
パ、パパの血かもですが、私が速くなったのは、小学校5年生だったから、違うかもです。

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