TECH::CAMPでプログラミングを月94時間勉強してみた感想&受講前に知っておいたほうがいいこと

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プログラミングを学習できる【TECH::CAMP(テックキャンプ)】

Webアプリーケーションコースで1ヶ月学びました。
その結果をレポートします。
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※アクアシティのカフェにて iPhone 7 Plus

TECH::CAMP(テックキャンプ)で学べること

【TECH::CAMP(テックキャンプ)】
とは、プログラミングを学べるサービスです。
教室で受講するわけでもなく、動画を見るわけでもなく、独学スタイルで、ひたすらネット上の教材で学んでいきます。

・教室に行くのがめんどくさい、時間がない
・動画を見るのがめんどくさい、時間がない
という方にもおすすめです。

勉強方法

入会すると、専用サイトに入り、そこで学ぶことになります。
こんな感じのメニューがあり、
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(TECH::CAMPサイトより)

自分で読み進めつつ、プログラムをガシガシ書いていくものです。
(Macでは、ターミナル、SublimeTextというソフトを使用)
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ネット上の教材なので随時改善が加えられ、その改善回数は5000回を超えているとのことでした。
学習が終わったところはチェックを入れていき、その進捗がわかる仕組みです。

質問は、毎日11時〜23時、チャットやSkypeでできます。
教室(早稲田、渋谷、大阪・梅田、福岡・天神)を利用できるコースを選べば、そこにこもって勉強したり、直接質問したりすることも可能です。

学べるプログラミング言語

学べるプログラミング言語は、Ruby。
さらには、Webアプリケーション開発に使うRuby on Railsというしくみも学びます。

Cookpad、Gunosy、食べログ、freee、Crowdworks,Hulu、AirbnbなどもRuby on Railsです。

コースと料金

私が受講したのは、Webアプリケーションの1ヶ月コース。
1ヶ月コースの他に、2ヶ月コース、イナズマコースがあり、それぞれ、教室で学べっるキャンプスタイル、オンラインのみのオンラインスタイルがあります。

料金はこんな感じです。消費税8%込。
学生(25歳以下)だと、半額になります。
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TECH::CAMP(テックキャンプ)では100時間が必要

TECH::CAMPでは、Webアプリケーションの試作品を作れるようになるまで、100時間程度の学習時間が必要とされています。
1ヶ月コースなら、平日3時間土日6時間が目安です。
2ヶ月コースなら、もっと余裕ができます。

私の場合、2016年10月24日からの1ヶ月コースで、5,645時間、94時間。
ひととおりのカリキュラムは終え、オリジナルのアプリにも着手できました。

Rubyは初体験です。
ただ、もともとプログラミングについては多少知っていたという前提があります。
ExcelVBA(マクロ)、WordPress(PHP、HTML、CSS)などはやっていましたので、その分は差し引いて考えなければいけないかと思います。

学習には原則Macを使います(Windowsでも可能ではある)ので、Macの操作に慣れているかどうかも大事です。
タイピングのスピードによっても学習時間は変わってくるかと思います。

肝心のサービスはまだ完成に至っていませんが、1つはほぼ完成(リリースするかどうかは未定)、もう1つも制作中です。
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TECH::CAMP(テックキャンプ)受講前に知っておいたほうがいいこと

TECH::CAMP受講前に知っておいたほうがいいことをまとめてみました。

時間が必要

前述のとおり、100時間は必要です。
社会人だとなかなか厳しい時間であり、フリーの私も苦戦はしました。
1ヶ月コース(1ヶ月で100時間)で厳しいのなら、2ヶ月コース(2ヶ月で100時間)もあります。

その覚悟をもって受講しましょう。
ただ、月100時間が確実に確保できるときなどありません。
思い立ったら申し込むことをおすすめします。

私も、受講した10月下旬から11月下旬は、
・終日の仕事 3日間
・旅行(宮崎→大分→愛媛) 7日間
・トライアスロンの大会 1日
・トレイルランの大会 1日
・フルマラソンの大会 1日
・宮城女川への出張 2日
・仙台旅行 1日
・セミナー開催 2日
・PS4Pro、4KTV、MavicPro、MacBookPro Retinaが発売
と、イベントづくしでした。。。

1ヶ月コースか2ヶ月コースか

1ヶ月コースは、教室利用で138,240円
2ヶ月コースは、教室利用で174,960円

差額が36,720円。
2ヶ月のほうがじっくり学べるというメリットはありますが、間延びする可能性も高いです。
私は1ヶ月だったからこそ集中して勉強できました。
2ヶ月だったら、ペースはまだまだ遅かったでしょう。

TECH::CAMPでは延長ができます。
学習期間終了後は、カリキュラム(サイト)を見ることができなくなりますが、そのカリキュラムを延長して1ヶ月見るのにかかる料金は21,600円です。

さらに、質問もしたい、教室も使いたい場合は、1ヶ月36,700円で延長できます。
この36,700円は、最初から2ヶ月コースにしても、1ヶ月コース+延長にしても同じです。

1ヶ月コースで集中して勉強して一通り終わってから、必要あれば延長という方法も選べます。
なお、この延長は、いつでも何度でもできますので、3ヶ月後にもう一度受けるということも可能です。

割引を利用

10万円をこえる受講料、割引もあります。
TECH::CAMP卒業生からの紹介で5%、同時にエントリーで10%です。
(併用はできません)

紹介割引できますので、申込時の紹介者に「井ノ上陽一」と書いていただければ。

スタートダッシュができる、スタートダッシュが大事

TECH::CAMPの開催日程は次のようになっています。
この日程の2週間前からカリキュラム(サイト)を見て学習をスタートできるのです。
(ただし、質問は不可)
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この期間にスタートダッシュで出来る限り進めておくことをおすすめします。
私は基本カリキュラムをほぼ終わらせていたので楽でした。

スタートダッシュ期間(2週間)も含めて受講期間と考えましょう。l

勉強の間をあけないほうがいい

この1ヶ月、特に10月28日から11月3日までの旅行のときに、勉強が途切れました。
いったん途切れると忘れてしまいますので、間を開けずにやったほうがいいです。
1ヶ月(または2ヶ月)集中しましょう。

わからなくてもすすめる

正直、一巡目はわかりません。
プログラミング学習経験があり、実際に使っている私もそうでした。
(すんなり理解できる方もいるかと思いますが)
わからなくてもとりあえず進めることが大事です。
私の場合、11月中旬(学習期間の2/3を過ぎた頃)に、カチッとはまり、そういうことか〜と理解できました。

完全に理解しながら進めるともっと時間がかかるかもしれませんし、挫折するかもしれません。

税理士試験でも他の試験でもやってきた方法です。

教室へ行ったほうがいい

住んでいる場所が近くて、教室へ行くことができるなら、絶対に行くことをおすすめします。
集中できますし、先生(TECH::CAMPではメンター)に直接質問できるからです。

私は渋谷に結構通いました。

チャットでも質問できますが、
・どの画面か
・どういう状況か
の説明に手間がかかり、直接聞いたほうが圧倒的に速いです。

受講生・先生の年齢は若い

受講生、先生(メンター)の年齢は若く、20代、30代が多い印象です。
43歳の私は、当初教室に行ったり質問したりするときに落ち着きませんでしたが、なれます。
50歳〜60歳位の方もみかけました。

教室へは、平日の昼間に行くことが多かったのですが、年齢層が低く学生も多いため、教室は平日昼間のほうが混んでいます。

質問対応はどうだったか

個別に先生がいるわけではなく、チャットや教室で質問したとき、空いている方が対応していただけます。
教室だと、席番号をサイトで入力すると、先生が来てくれるので楽です。

質問にはきっちり答えてくれますが、個人差があるのは否めません。
それでも質問しているうちに、自分で答えがわかることもあるので、質問はちょくちょくしたほうがいいです。
カリキュラム以外の質問にも答えてはもらえますが、なんでもかんでも答えてくれるわけでもないので、答えの探し方、検索しかたを学ぶようにしたほうが後々のためでもあります。

最初は、どういうことができるのか?が疑問でしたのでその点を聞いていました。
・グラフ表示はできるのか
・CSV取り込みはできるのか
・PDFダウンロードはできるのか
・何が難しいのか(カレンダーを使うものは難しいとか)
・Macを変えたときにどうするか
・Bootstrapのテンプレートの使い方
・RubyとJavaScriptの違い
・FaceBookログインはできるのか
・日付の計算

受講終了後、カリキュラムを見ることができるか

カリキュラム(サイト)は受講終了後は見ることができません。
復習もできないということです。
これはシステム上しかたのないことでしょう。

受講終了後の現在、サイトにログインはでき、環境設定の情報は見ることができます。
これはありがたいです。
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英語力は必要?

プログラミングに多少の英語力は必要です。
英単語に慣れるだけでかまいません。

こういった英語だけのエラーが出ても、冷静にググればなんらかの答えは出てきます。
カリキュラムにもエラー事例はありますし、質問もできるので、この期間に慣れていきましょう。
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スニペットツールを使ったほうがいい

プログラミングには、アイコンやクリックというものはありません。
ひたすらタイピングです。
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コピペですむこともありますが、英語をスムーズにタイピングするスキルは欠かせません。
これもタッチタイピング(キーボードを見ないで5本指でタイピング)でプログラムを書いていれば直に慣れます。
むしろタイピングが苦手な方こそプログラミングがおすすめです。

また、繰り返し使うようなものは、スニペットツールを使いましょう。
私はMacでDash3というアプリを使っています。
https://kapeli.com/dash

学習でよく使う
rake db:migrate

「~~m」と打てば出てくるようにしていれば楽です。

いまブログを書いているときにも、「TECH::CAMP」と毎回打つのは大変なので「~t」で出てくるようにしています。
ブログのURL、メールアドレス、メールの定型文にも使えるので便利です。

以前はMacでTextexpanderを使っていましたが、今はDash3を使っています。
【関連記事】君はメールアドレスを何回繰り返し入力しているか? PhraseExpress・TextExpander・ユーザ辞書
リンク

環境設定を期間中にやっておく

カリキュラム中は、設定で詰まることが多いです。
・Macの設定
・Ruby
・Ruby On Rails
・Heroku
・BootStrap
・Git
・AWS S3
・ログイン機能

特に、プログラミングを効率化するGit(SourceTreeの使い方)は早めにやっておいたほうがいいでしょう。
これを後回しにしていたおかげで時間を結構失いました。。。
カリキュラム上後ろの方で出てくるのですが、最初からこれを使ってプログラムを書くのも手です。

学習には、ネット環境が必要

サイトで学習するスタイル、質問をチャットでするスタイルであることから、学習にはネット環境が必須です。
ネット環境も含めて確認しておきましょう。
旅行先でもテザリングやホテルのWi-Fiで学習はできます。
(機内は原則できませんが)

 

デザイン、CSSは勉強が別途必要

Ruby、Ruby on Railsなどを学べば、しくみは作れます。
たとえば、ユーザー登録してログインして、投稿して、投稿一覧を作って、コメントしてというしくみです。
ただ、Webアプリケーションで重要なデザインは、別途勉強しなければいけません。
私は、このWordPressブログ運営で、ある程度は知っていましたが、勉強は別途必要でした。

HTML、CSS、デザインなどは時間が別途必要と考えておきましょう。

Macが必要

学習にはMacが必要で、説明もMac主体です。
Windowsでも受講可能とありますが、使うソフトも違ってきます。
教室では1人しか見かけませんでした。

もちろんMacの使い方もカリキュラムにありますし、これを気にMacに切り替えるというのも手です。

私が参加した渋谷教室での事前説明会では、Macを使ってプログラムを書く場面があるのですが、Macを使ったことがない方は、右クリックの方法や用語の違い(WindowsとMacは用語が異なります)でかなり戸惑っていました。

プログラミングを勉強する意味は?

最後に、プログラミングを勉強する意味について。
この講座を受けて、
・転職する
・起業する
という可能性もありますし、
・Webアプリケーションを作る
という可能性もあります。

受講料の13万円を取り返す、つまりお金になるかというとその道はかなり厳しいです。
アプリケーションも無料で広めるという方法が必要となるでしょう。

ただ、ここで手に入るプログラミングスキルの初歩は、決して無駄にはなりません。
プログラミングスキル以外にも学べることは多いです。
・エラーが出たときの対処方法
・困ったときの検索仕方
・基礎的なタイピングスキル、ソフトを使うスキル
・プログラミング中の試行錯誤を繰り返す力
・アイデアを形にする力
・学びを提供する側として、教えるスキル・教材の研究

こういったものは、今回のTECH::CAMPも、私がこれまで学んできたExcelVBA(マクロ)やHTML・CSSでも学ぶことができます。
今、「ひとりしごと」でなんとか食べて行けているのは、こういったプログラミングスキルのおかげもあります。

・直接的に仕事を効率化する
・効率化する思考が学べる
・WordPressブログやHPを自分で作り運営し、仕事の入り口にできる
といったことが実現しているのです。
これに今回学んだWebアプリケーションづくりが加わりました。

TECH::CAMPで学べるRubyは、直接的な効率化にはなりませんが、効率化する思考を学べ、Webアプリケーションを作るきっかけづくりになります。
Ruby関連の本や情報も読めるようになりました。
TECH::CAMPで基礎を徹底して繰り返したからです。
今後は自分でも調べながらやれる自信はつきました。

ただ、時間の確保の面から、この1ヶ月は正直つらかったです。
それでも続けられたのは、カリキュラムと質問制度のおかげでした。
独学+教室というスタイルも私に合っていました。

プログラミングは一生使えるスキルです。
(言語やしくみは変わるとしても)
1ヶ月集中して学んでみる価値はあります。
【TECH::CAMP(エンジニアスクール)】

【関連記事】プログラミングを学ぶ効果。身近なVBA(Excelマクロ)やHTMLから学んでみよう
リンク

【関連記事】タイピングが先か、プログラミング(Excelマクロ)が先か
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【関連記事】WordPressブログを書く人のためのプログラミング(HTML・CSS)入門
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【編集後記】

部屋が散らかり気味だったので、先週、15分27捨を再開しました。
確実にきれいになるのでおすすめです。

【関連記事】15分で27個捨てる片付け術『15分27捨』。習慣を定着させるためにやるべきこと。
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【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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