2023年に買ってよかったものをその決定までに思考過程とともにご紹介します。
※2023年に買ってよかったもの10 by Sony α7SⅢ+PZ16-35mmF4
「買う」という決定まで時間
「買う」という決定は、なかなか難しいことがあります。
「失敗したらどうしよう」というリスクがあるからです。
かといって、買うまでに時間をかけていると、それはそれで損失。
時間を失い、結果的にお金を失います。
考えに考えてようやく決めて買って後悔したら、目も当てられません。
私は、ブログやYouTube、メルマガで、おすすめアイテムを紹介しています。
紹介するのは、実際に買ったものだけです。
メーカー提供、ステマはありません。
好きではないので。
そんな中、
・新しいものの情報をどう集めていますか?
・どうやって判断していますか?
・何か参考にしているサイトはありますか?
といったご質問をいただきます。
私が買ってよかったものを例に、買う決定をどうしているかをまとめてみました。
2023年に買ってよかったもの10の買う決定
2023年に買ってよかったものを10個、挙げてみました。
順不同です。
カメラ Leica M6
2023年に買ったカメラのうち、1つ挙げるなら、このLeica M6。
フィルムカメラです。
愛用しているM10よりも古いM6。
フィルムカメラを使いたいなと思い、探し始めました。
発端は、Nikon Z f。
クラシカルなデザインのこのカメラ(中身は最新)に合うレンズを探していました。
そんな中、Leicaのクラシカルなレンズを集めることになり、それならフィルムカメラも欲しいなと思ったのです。
高騰しているフィルム(36枚で2,000円ほど。現像に2,000円なので、36枚4,000円ほど)。
ただ、今後はさらに高騰または、なくなる可能性も。
ここで、フィルムカメラを使っておくことは写真スキルの上でも効果的だと判断しました。
(興味もあり。使ったことはありますが。)
Nikon、Contaxも候補でしたが、ここでLeicaのフィルムカメラを使いたいと。
M10(デジタル)で使っているレンズがそのまま使えるのもメリットです。
候補は、
・M3(露出計がない。35mmレンズがそのままでは使えない。古いのでコンディションが心配。20万円ほど)
・M4(露出計がない。28mmレンズがそのままでは使えない 25万円ほど)
・M5(露出計がある。大きい。20万円ほど)
・M6(露出計がある。35万円ほど)
・M7(露出計があり、さらに扱いやすい。40万円ほど)
・MP(新しめ。露出計あり。新品で買えるが80万円。中古は50万円ほど)
・M-A(新しめ。露出計なし。新品80万円。中古50万円)
といったもの。
露出計とは、写真の明るさを調整できる機能。
今のデジカメには普通についています。
これがないと、別途露出計を買うか、スマホでその明るさを測るか、自分の感覚を研ぎ澄ませて設定するか。
難易度は上がります。
今のデジタルとはまた違った(センサーがCCD)M9、M-Pも候補でしたが、ここでフィルムを体験しないと意味がないと却下。
在庫もありませんでしたが。
店頭に見に行って実際に試しつつ、情報を集めつつ。
古すぎるかつレンズに制限があるM3、大きく、電池の問題(手に入らなく、アダプタ対応)があるM5、値段からMPが候補から外れました。
M7は、今のデジカメに近い機能(プログラムAE)があり、惹かれ、電池がまったく必要なく、壊れる可能性がある露出計もないM-Aが有力候補に。
ただ高い……。
いっそ新品!と思いましたが、80万円……。
同じ金額を出すなら他の選択肢もあるなと。
さらに、持っているM10がシルバーなので、フィルムはブラックにしたいなと考えつつ、だいたいブラックのほうが5万円から10万円高いです。
露出計はやっぱりあったほうがいいか、そして、Leicaの赤いエンブレムはほしいなと、露出計とエンブレムがないM-Aは外れました。
・M4→見た目がかっこよく安いけど、シルバーで、使えるレンズにも制限
・M6→高くなるけどブラックで、使えるレンズに制限もない
という状況で、マップカメラの中古情報を毎日チェックしつつ、見つけたのがコンデションがいい(美品)のM6。
これで、決めました。
その後の金沢に持っていき、フィルムトラブルがありつつ、なんとか最初の1本を撮り、早速現像したところです。
気に入っています。
レンズ Nikon400mm F4.5
Nikonの望遠レンズ。
望遠レンズは、ブログの素材としての動物園、野生動物、娘のイベント、など、活躍の場が広いです。
ただ、その欠点は、大きく重いこと。
今も持っているSonyの200-600mmは2kg。
少々しんどいです。
もうちょっと軽くしたいなと思い、SonyではなくNikonで買えば、バランスもいいので、買うことを考えていました。
ただ、Nikonの180-600mmだと、同様に2kgで大きく、100-400mmだと以前持っていましたが、1.3kgでやはり重く。
1.3kg自体はいいのですが、重心が先端のほうにあり、より重く感じるのです。
そして候補となったのは、この400mmF4.5。
ズームレンズではなく、不便なところもあるのですが、一般的にズームレンズよりも写りはよく、軽くて小さいのです。
この400mmは1.1kg。
実際に試してその感覚はつかんでいました。
200-600mmよりも最大距離は短くなりますが、軽くて小さいのは魅力。
400mmに1.4倍のテレコン(というパーツ)をつければ、560mmにはなります。
そんなとき、ちょっと安くなっている中古を見つけ、買った次第です。
出張、旅にも持って行っています。
200-600mmは売りに出す候補にしています。
Small Rig スマホホルダー
カメラに取り付けて使うアイテム。
動画と写真を同時に撮れます。
カメラもスマホも、動画と写真を撮ることができます。
ただ、同時に撮ることは難しいもの。
(スマホだとできますが)
どちらかを選ぶ必要があります。
特にひとりのときは。
スマホで動画、カメラで写真を撮りたいなーと思いつつ、探して見つけたのがこれです。
カメラで写真を撮りつつ、角度に気をつけつつ、スマホを広角(広い範囲)にし、動画を撮りっぱなしにしています。
あとで編集すればいいので。
用途から探したアイテムです。
Sony ウォークマンA306
音楽を楽しむウォークマン。
今もウォークマンはあります。
もちろんデータで使うものです。
以前も同タイプを持っていました。
その新型が出て、
・バッテリーが改善
・音が改善
ということで、即買いました。
本体の色で赤がなくなったのは残念でしたが。
バッテリーは本当に改善しました。
音も。
iPhoneよりも音がよく気に入っています。
これは、使っていたものの新型ということで決めたというタイプです。
双眼鏡 Canon 10×30 IS Ⅱ
手ぶれ補正付きの双眼鏡。
ライブで使う双眼鏡。
席が遠いときには、便利です。
手ぶれ補正は、カメラでその効果を実感しています。
双眼鏡は持っていましたが、手ぶれ補正があるとどうなんだろうと興味があり、店頭で試しつつ、Nikon、ピクセン、Canonを比較。
赤があり、小さいNikonが魅力でしたが、電池が特殊なもの。
結果、Canonに。
ズームはできないのですが、カメラのレンズと同様、ズームできないと画質がいいもの。
きれいに見えて大活躍です。
鳥を撮るときにも使えます。
ちょっと大きいんですけどね。
シェーバー Panasonic ラムダッシュ パームイン
毎日使うシェーバー。
前提として、カミソリは合わず、荒れたりときには血が出たりするので、使っていません。
ひげが濃いほうで、フィリップス、ブラウンも試し、相性がいいのがPanasonic。
その日の雑誌(iPadの楽天マガジン)で見かけ、これは!と、即買いに行きました。
ネットだと次の日だったので、当日欲しくて。
こういったものは店頭で試しにくい(試せたのですがなんか嫌なので)ので、えいやっと。
剃り味は、Panasonicのラムダッシュの5枚刃と同様、それでいて小さいのが魅力。
出張、旅行時にうれしいです。
今のシェーバーもありましたが、刃を変えようかなーと思っていたところ、新型が出たというパターンでした。
VR MetaQuest 3
VR=バーチャルリアリティを楽しめるアイテム。
VRは、PlayStation VR,VR2、Windowsと使ってきました。
MetaQuiestも気にしつつ、買うタイミングを失い。
(2万円値上げしたこともあり、なんか悔しく)
新型が出たら買おうと思って、発表時に予約しました。
PS5につなぎ、TVも必要な、PlayStation VR2と比べ、かぶるとすぐに使えるMeta Quest3は便利です。
グラフィックは多少落ちますが、多少です。
その手軽さから毎日使って運動しています。
「出たら買う」と決めていたパターンです。
2よりも3は、薄く軽くなりましたし。
ゲーム Switch Vampire Survivors
ゲームで1つ挙げるならこれです。
私はSwitch、そしてXBOXでプレイしていますが、スマホにもあります。
Switch版はなんと499円。
キャラを選び、アイテムを集めつつ敵を倒していくというタイプで、徐々に育てていくRPG要素も。
操作はスティックのみのシンプルなもの。
30分たつと死神が出てきて、実質的にそこでゲームオーバーです。
倒せるのですが、めちゃくちゃ強く(理不尽に)。
大量の敵や弾で埋め尽くされ、神経を研ぎ澄ませてそれを避けつつ戦うというシューティングゲーム的要素もあります。
評判だったので試してみました。
安かったということもあり。
期待していなかったのもよかったかもです。
ぜひお試しを。
液晶タブレット Wacom Cintiq Pro 22
液晶タブレットをアップグレードしました。
自宅の書斎は、オンライン仕様。
動画編集に耐えうる自作パソコン、カメラ、ディスプレイを置いています。
そのディスプレイの1つは、ワコムの液晶タブレット。
それまでは16インチで、ペン対応のものを使っていました。
パワポやExcelにも手書きできますし、ホワイトボードに図を書いて解説することもできます。
それを買い替えたいなと考えていました。
もっと大きいと楽しんだろうなーと。
夏にお客様のオフィスへ伺い、大きいバージョンを見ていたことでも気になっていました。
ただ、高い……。
そんなときにAmazonプライムデーで、安くなっていたのです。
さて買うか!と思っていたら、ちょうど新型の発売日が。
さらにパワーアップし、画面も見やすく、タッチもできます。
ただ、高いよなーと。
店頭に見に行ってみて、どうせ買うならこっちかなと投資。
純正のスタンドが8万円だったのですが、えいやっと1.3万円のアームで代用してみるとうまくいきました。
液晶タブレット本来の使い方(イラスト、絵を描く)も今度こそはと思っております。
ホットプレート BALMUDA The Plate Pro
よく買っているBALMUDAのホットプレートです。
BALMUDAはトースターを愛用しています。
このBALMUDAが出すホットプレート。
肉がおいしく焼けるということで、一目惚れし、発注。
発売日に届きました。
発売日に欲しくなる家電も珍しいものです。
動画の最後のほうで紹介しています。
見た目も楽しく(ちょっと大きいのですが)、肉、野菜、クレープ、焼きそば、お好み焼き、そして別売りのプレートを使った、たこ焼きもおいしいです。
お手入れは、ガシガシ洗うだけ。
コーティングされていないので、ガシガシ洗っていいということです。
買ってみなければわからない
買ってよかった10を買った理由は、
・じっくり検討
・実際に触ってみる、見に行ってみる、聞いてみる
・一目惚れ
など様々です。
ただ、共通して言えるのは、「買ってみなければわからない」ということ。
店頭で試せても、実際に使うのとはちょっと違うことが多いです。
カメラもそうですし、レンズも、VRもウォークマンも、プレートも、タブレットも。
金額が高いものも慎重な判断にならざるを得ません。
前述のうち、カメラ、液晶タブレットはそれなりの時間をかけてしまいました。
ただ、それ以外は、さっと決めています。
これまで買ったアイテムから得られる経験値、感覚から判断していることが多いです。
店員さん、レビューはあてになるようでそうでもありませんから。
買ってみてその経験値を貯めていきましょう。
失敗するとお金を失いますが、私の感覚だと10のうち失敗するのが2か3。
ある程度のトライをすれば、トータルでは元がとれます。
動画 無駄遣い入門セミナー – タイムコンサルティング オンラインショップ
上記のものは、どれも失敗するリスクがありました。
そのリスクを乗り越えたからこそ、「買ってよかった」につながったのです。
そして私が知る限り、同業の誰よりも速くかつ、ときには私だけが買っています。
違いになりうるわけです。
情報がはびこっている今、自分の判断基準を磨いておくのは、この上もない財産。
(という大義名分でいろいろ買っています)
独立後は、その試す予算分を稼ぐようにしましょう。
(失敗したらメルカリで売るのは限界がありますから)
食べていくだけではなく、食べていく+αを稼ぐべきなのです。
■編集後記
昨日は、午前中に『毎日更新!ブログ入門セミナー』を開催。
更新を楽しみにしております。
次回は1/30です→1/30 毎日更新!ブログ入門セミナー
午後から家族で横浜へ。
ホテルで食事し、私だけライブへ。
年越しライブだったので、ホテルをとり、みんなに来ていただきました。
■1日1新→Kindle『1日1新』
ぴあアリーナMM
横浜でシェアサイクル
Sony 14mmF1.8
Nikon 50mmF1.8
■娘(6歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
午後から横浜へ。
パパのライブ後の宿泊につきあってもらいました。
ひとり用のホテルになかなか空きがないこともあり。
娘からは、「あれ?パパだけでよかったんじゃない?」と鋭いツッコミがありましたが。
年越しそば、そばよりうどんが好きな娘はうどんを。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
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