無料→有料の流れのつくり方

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独立後、無料のメニューだけでは食べていけません。
どこかで有料が必要となります。
その流れのつくり方についてまとめてみました。

※無料の展望台 麻布台ヒルズ by Leica M10+50mmF1.4

無料→有料のオーソドックスな流れ

無料から有料にする流れとして、オーソドックスなのは、
・無料相談→有料
・無料試供品・体験版→有料
でしょう。

一度体験していただき、よかったら有料を検討していただくというものです。
体験してみれば、ある程度はわかりますので、有効な戦術です。

ただ、
・無料相談は、その時間、お金(機会損失)がかかる
・試供品、体験版は、その製作のコスト(時間・お金)がかかる
というデメリットがあります。

無料問い合わせ、相談ばかりで仕事につながらないということもありえるのです。
つながるとしても、無料相談10件で1件つながるということもありえます。
この1件の金額が大きければ、たとえば、100万円単位ならそれでもいいかもしれません。
ただ、そうでなければ、有料につながらなかった無料相談は……。

紹介から無料相談、面談という流れも気をつけなければいけません。

・無料相談→有料
・無料試供品・体験版→有料
という流れは、どちらかというと、資金力がある、人手が多い通常の企業向けではないかと。

私も独立当初(ほぼひとり)で、ここに苦しみました。
無料相談で知識・スキルを提供しても、そのあとが続かんぞよと。
無料→有料の腕があれば、別ですが、そうでない場合は、厳しいでしょう。
ましてや、その無料のあとに続く有料がそれほど高くなければ……。

そこで私が続けているのは、発信による無料→有料の流れです。

発信による無料→有料の流れ

発信による無料の特徴は、無料相談・試供品・体験版ほど、時間やお金がかからないこと。
1回の発信で、多くの方に届けることができます。

それでいて、無料相談・試供品・体験版の役割もあるのです。
よくいただく相談を一般化、想定される相談を発信することもできます。
どんな人か、どんな腕かも示すことができるのが発信です。

ただし、有料のメニューを示しておくことが欠かせません。
そうしないと、無料の発信→有料につながりません。
間に問い合わせや無料の相談がもう1ステップ加わってしまうでしょう。

もちろん無料の発信→無料相談・試供品・体験版→有料というステップもありです。
ただ、そこに双方手間がかかってしまいます。
ステップは少ないほうがいいかと。

同様に、無料の発信→有料(低価格)のセミナー→無料の相談→有料というのもおすすめしません。
4ステップもありますから……。

ひとりで仕事をするなら無料の発信→有料という2ステップでいいんじゃないかなと。
無料でご利用いただく方の、たとえば10%の方に有料の仕事の依頼をいただければ、食べていくことはできるでしょう。
(これも値付けによります)

冒頭の写真の無料展望台。
ほとんどは無料で利用していただいて、その他の施設で飲食、ショッピングしていただきつつ、たまにイベント会場として有料で貸すことにより、ペイはできるのでしょう。
想定ですが。
これも似たような感じです。

この無料→有料の流れでは、圧倒的な質量の「無料」が欠かせません。
そして、「→」も大事です。

無料→有料の肝は「→」

無料→有料の肝は、間をつなぐ「→」かなと。
ここが弱すぎても強すぎても好ましくありません。

自分も納得し、成果も出る、ちょうどいいバランスを見出しましょう。
ヒントとなるのは、自分が受けてもいい「→」、つまり営業の塩梅です。

たとえば、
・宣伝するときだけブログ、メルマガ、YouTube
・無料で登録していただいた方へ個別に営業メールを送る
・勝手に登録してメルマガを送る
といったことは、私の感覚だと強すぎるかなと。

・勝手にメールアドレスをとってきて営業メール
・問い合わせ、依頼フォームから営業
・SNSのコメントで営業
・SNSでお互いフォローまたはFacebookで友だちになった後、即営業
・久しぶりの連絡が営業
なども……。

かといって、ずっと無料でメニューを紹介せず、値段を明かさずだと、弱いですし、逆に怪しいかと。
もちろん十分お金がある、または十分仕事があり、好きで発信しているというケースもありますが。

私の場合の「→」は、
・有料メニューに関する発信
・有料メニューへのリンク
・関連メニューの紹介、ご優待
などです。

この記事も何も「→」していませんが、リンクはありますし、営業に関する本やコンサルティング、セミナーもしていますので、関連してはいます。
こんな感じで紹介はしますが。

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ひとりで仕事をしている場合の無料→有料の流れは、
・無料発信→有料のパターン
・有料メニューを出す
・「→」が弱すぎず強すぎず
といったことがおすすめです。

「→」を弱くしたり強くしたり、日々試してきましょう。
普段はやや弱め、たまにやや強めくらいがおすすめです。



■編集後記
昨日は、家族で上野動物園へ。
いつもはひとりで行っているので、3人で行くのはひさしぶりです。
日曜で混雑しているかもしれませんでしたが、年間パスポート&Web入園券でサクッと入り、中に入れば広いので、空いています。
パンダの赤ちゃんを除けば並ばずにすみますし。
レストランは混むので、いつも上野駅で調達。

娘のリクエストで、不忍池のボートも。

1日1新Kindle『1日1新』
不忍池のスワンボート
Nikon135mmF1.8で動物園
PS5 バイオハザードRe:4

■娘(6歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
上野動物園へ。
大好きな焼き鳥(ぼんじり、皮)を楽しみつつ、サル、プレーリードッグ、パンダ、レッサーパンダ、トカゲなどを楽しんでいました。
ドクトカゲもおおしゃぎで。
その後、ボートへ。
娘が操縦、ママが漕ぎ、パパはカメラを担当。

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