J.Score AIスコア・レンディングは、AIがお金を貸すか貸さないかを判断。400万円を5.3%で借りれるらしい。

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お金を貸すかどうかをAIが判断してくれるサービスがあります。
AIが出す自分のスコアを調べてみるだけでも興味深いものです。
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※銀座にて iPhone X

銀行がお金を貸すか貸さないかを決めるもの

銀行からお金を借りる場合、銀行(の人)が、貸すか貸さないかを審査、判断します。
・収入
・職業
・属性
・資産状況
などから判断しつつも、その人がどんな人かの判断も加え、
・貸すかどうか
・貸すならいくら貸すか
・利率(利息)はどのくらいにするか
を決めるわけです。

お金を貸して、きちんと返してもらい、利息(売上)を受け取る商売ですので、その審査には慎重にならざるを得ません。
「返してくれないかもしれない」と思うなら、貸し出すお金を少なくしたり、利率を高くしたりします。
かんたんに貸してくれるところほど、利率は高いものです。

AIによると400万円を5.3%で貸してくれるらしい

そのお金を貸す審査をAIがやってくれるサービスがあります。

J.ScoreのAIスコア・レンディングというもので、J.Scoreとは、みずほ銀行とソフトバンクがつくったものです。
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スマホやPCで、このように質問に答えると、いくらをどのくらいの利率で貸してくれるかがわかります。
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アカウントをつくって、ひとまず基本の質問に答えると、このような数値が出ました。
(数分で済みます)
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この場合だと、150万円までを年9.5%で貸してくれるそうです。
(実際には、このあと融資の申込をする必要があります)
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ただし、最初の質問は全体のわずか5%にすぎません。
その他の質問を答えていけば、スコアが上がり、条件が変わる可能性があります。
いくつか興味深い質問を取り上げてみました。
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「仕事の休み」関係あるのかどうかわかりませんが。
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「転職経験」多いと信頼性が落ちるのでしょうか。。。ちなみに4回です。
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「前職に勤めた年数」独立した今、もう関係ないような。
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「配偶者の年齢」これも関係ないような。
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「服を買うときに重視するもの」関係あるのかどうか・・
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「お持ちのゲーム機」 たくさん持っているとスコアが落ちるのか上がるのか。
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結構、選択しました。
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「TVの大きさ」うーん、なんでこんな質問が。
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「新聞」読んでないとお金のリテラシーがないと思われるのかどうか。

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[生活]という区分を答えると、スコアが703→724に上がりました。
ゲーム機の多さがいい影響だったかもしれません。
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次は[情報連携設定]。
これは、みずほ銀行やソフトバンクのアカウントと連携でき、それによりスコアが変動するものです。
ソフトバンクは契約してませんが、みずほ銀行は持っているので連携してみました。
(利率が0.1%下がります)
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次は「趣味や嗜好」
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「お金を借りることをどう思うか」興味深い質問です。
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次は[性格]。
こういった質問に20答えます。
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答えたあと、性格が表示されました。
ちょっとした性格診断になっているようです。
整理整頓が得意、計画性がある、などは当てはまりませんが、概ね当たっているような。
「専門職に適性あり」だそうです。
お金を貸しても大丈夫そうなイメージがあるのはプラスかもしれません。
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ここまで答えると、724→829に上がりました。
330万円までを6%で貸してくれるそうです。
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次の項目は[ウォレット]。
直接関係ありそうな内容です。
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こんな項目もありました。
まあ、5万円以上は確実です。
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「趣味にかけているお金」月によりますが、10万円以上になるときも
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[ファイナンス]では、資産状況を聞かれます。
ソフトバンクとの連携以外は答えました。
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829→849にアップし、400万円まで5.3%で貸してくれるそうです。
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その後申込に進みます。
ここまでは収入の証明や身分証は求められていません。
この後に求められます。
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AI、人、どちらがやってもそんなに変わらないもの

融資の審査は、現状システムを入れているでしょうが、このようにネットで完結するシステムも、すでにあります
実際の融資には多少の人手はかかるでしょうが、AIでこのくらいふるいにかけられるのは大きなメリットです。
こういうシステムを経験すると、報道されている銀行のリストラも、実感できます。

AIと名がつくものは、どこがどうAIなのかを考えるべきです。
膨大な過去の融資データから、適正な融資金額、利率をAIが学習し、それに基づいてこのシステムで判定しているのかどうかは、わかりません。
このAIスコア・レンディングで、データを集めて学習している最中にすぎないのかもしれません。
質問の意図がわからないものも必要なのかどうかは謎です。

今回のスコアや借入可能金額、利率が適正なものかどうかわかりませんが、仮に人間がやったとしても、そうそう変わらないかと思います。
AIスコア・レンディングでは、利率0.9〜12.0%、10万円〜1,000万円の範囲で貸付をするものです。
実際には、低い金利は出さないでしょうから、ある程度のリスクの幅は持っているのではないかと思われます。

人間がやってもAIがやってもそんなに変わらないなら、ネットで完結し、人手がいらず、人件費もかからず(開発費はかかるでしょうが)、疲れも文句もないAIに任せたほうがいいのは明らかです。

こういうサービスを経験すると、「あれもAIでできそうだ」「これはAIでいいな」という想像ができます。
これからの自分の仕事にも活かすことができますので、ぜひ経験してみていただければ。

https://www.jscore.co.jp/

なお、金利5.3%で400万円と出ましたが、この金利では絶対に借りません。
普通に事業として融資を申し込めば、1%台、ときには1%を切る金利で借りることができますので。
金利5.3%で400万円を60回払い(5年)で借りたら、総額で450万円返さなければいけなくなります。

金利12%で400万円を60回払い(5年)で借りたら、総額で520万円です。
ちまたにあふれる15%とか18%という金利だと、さらに増えますので、金利には気をつけましょう。


【編集後記】

昨日は、お客様先で、幹部会議に出席。
今期の状況、見通し、数字面からの課題などをお伝えしました。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

錦糸町 浅野屋
違う経路でお客様先へ

【昨日の娘日記】

Amazonプライムビデオでは、おかあさんといっしょの他に、赤ちゃん向けの英語の歌も好んで観ています。
お風呂のアルファベット表も気に入っていますし、英語に馴染んてくれれば。

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