仕事中の動画(配信、ブルーレイ、4KUHD)・音声(ストリーミング、CD)は経費になるかどうか

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仕事中に流す動画・音楽は経費になるのでしょうか。
結論からいうと、私は経費していません。
その考え方をまとめてみました。R0000293

※自宅にて RICHO GRⅢ

 

仕事に使うものが経費

経費の基準の1つとしては、仕事に使うかどうかというものがあります。

経費を増やせば利益を圧縮できて税金を減らすことができます。

ただ、その経費のチェックの段階には気をつけておきましょう。
会計ソフトで経費を入れるという段階では、誰でもできますし、なんでも経費に入れことができます。
会計ソフトに経費かどうかのチェック機能はありませんし、今後も搭載しないでしょう。
そこまで会計ソフトがその責任を持ちたくないからです。

次のタイミングは、税理士に依頼している場合なら税理士がOK というかどうか。
税理士が OK といったからといっても、それを経費にして提出できるだけで、税務署が認めるかどうかは、また別の話です。
税理士の判断基準にもよります。
そして、何を経費に入れたかどうかというのは、毎年の税務申告ではわかりません。
たとえば、交際費1,327,672円とは、税務申告しますが、その中身はどうで、プライベートの飲み会が8,250円入ってたとしたとしてもわかりません。

それがわかるのは、税務署が実際にレシート・請求書などを見に来る「税務調査」というタイミングだけです。
そこで、家族だけでプライベートで食べに行った形跡が明らかな8,250円があったときに、「これは経費じゃないですよね」と却下され、その分の罰金を払うわけです。

そのときに、「仕事に使っている」ときちんと説明できるのであれば、経費として入れてもいいということになります。

今回、テーマにあげるのは仕事中に流している動画や音楽です。

仕事中の 動画・音楽

動画であれば、Netflix、Amazon プライムビデオなどの動画配信、ブルーレイ、4KUHD、DVD、CS BS
音楽であれば、音楽であれば、Spotify、YouTubeミュージックなどの音楽ストリーミング、CD などがあります。

こういったものを仕事中に使っているからといって経費に落ちるかどうか。

現に、このブログを書きながら、私はテレビでガンダムファンクラブの『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』を流しています。
(Pixel 3で再生し、キャスト機能でTVへ)

好きなものを流しながら仕事をするというのは、集中力を高めることにもなりますし(見入ってしまうとダメですが)、テンションも上がるので、仕事の効率が上がり、いいものがつくれます。
(自分なりにですが)

音楽も同様であり、さらには遮音性の高いイヤホンをつけカフェで聞くのは、仕事に集中するためにも欠かせないという理由付けもできるでしょう。

もしこれを経費に落とすことができれば、自分が好きな動画や音楽で税金を減らすことができるので、こんなにいいことはありません。

ただ、私はこういった用途での動画・音声を自分の経費にしない主義です。
(お客様は仕事内容を考慮しケースバイケースです。また、税理士であることから自分の経費基準はお客様より厳しめです。)

仕事中の動画音楽を経費に入れない理由

仕事中の動画・音楽を経費にしない理由としては、次のようなものがあります。

「テンションが上がる」は、経費の理由としては厳しい

自分の集中力が上がる、テンションが上がるというのは、経費の理由として厳しいものです。
効果のほどがわかりませんので。
パソコンを買ってテンションが上がるというのはありますが、パソコンには、また別の理由もあります。

動画や音楽だと、テンションが上がるだけになりますので、経費の理由としては通しにくいものです。
楽しい、元気が出るというのも厳しいでしょう。

経費として税務署にとってメジャーではないから

そもそも仕事中に音楽や動画を聞くというのはメジャーなことではありません。
会社の会議室に流すため、待合室に流すためというのであれば理由になるかもしれません。
人を雇っていれば福利厚生費という扱いもできます。

しかしながら、現実問題、動画や音楽をかけながら仕事している人がどのくらいいるか。
かなり少ないはずです。

なぜなら、多くの場合そのような環境にありません。

動画音楽を仕事中に使うというのは、ひとりで仕事をしている人 (家族も含む)でしょう。
ひとりで仕事をしている人は、そもそも少ないものであり、「動画音楽を経費にしたい」ということも少ないということです。

そもそもひとりで仕事をするということ自体、少ないことですが、それは問題ではありません。
そもそも少数派であることは割り切らなければいけないことです。
しかしながら問題になるのは経費としても少数派ということです。

税務署にとって動画や音楽を経費で落とすということはメジャーではありません。
ということは目立ちますし、指摘される可能性が高いということです。

ひとりだと福利厚生費という手も使えません。
(福利厚生とは、通常、従業員に対するものです)

昔から経費にしている、多くの方が経費にしていると、経費として認められやすいというのはあります。
もちろん正当な経費であれば、税務署がなんといおうと落とすべきでわかるのですが、この視点は頭に入れておいても損はありません。
正確にいうと税務署の担当者にもよります。

仕事中の動画・音楽というのは、落としにくい部類に入りますので、入れないという選択もがあるわけです。

 

自分で決めているから

ただ、動画・音声関係の経費は、しれっと入れようと思ったら、なんでも入れられるものでもあります。
金額的に、通常はそれほど高くなりませんし、数もそれほど多くなりません。
(ブルーレイのボックスなら別ですが)
特に動画配信・音楽配信であればそれほど金額が高くないので、なんとなく忍び込ませるということはできます。
実際は、会計ソフトからプリントアウトした総勘定元帳というものやレシート・明細を見ますので、こんな感じに表示されるわけです。

image
アベンジャーズとか逆襲のシャアを知っているなら、すぐに気づきますがそうでなければ見逃されるでしょう。
(なお、私は、IT関係なら結構気づきます。まあ経費として問題ないのですが)

しれっと入れることができるからこそ、なんでもありになってしまいます。
ひとまずなんでも入れておいて、税務署が来たら修正しようという考え方もできますし、そもそも税務調査なんて入らないという考え方もあるでしょう。
(個人事業主=フリーランスなら1%、法人なら3%と言われています。が、適当につくっている法人も多いので実質的な確率はもっとあります)

ただ、なんでもありにしてしまうと仕事で得た利益を正しく把握できませんし、ルールが決まっていないほうがやりにくいものです。

サッカーは手を使わないというシンプルでわかりやすいルールがあります。
これが、「たまになら使っていいよ」とか「もし使いたいときは使ってもいいよ」とかだと混乱するもので、経費も同じです。
道を踏み外す(脱税)ことにつながる可能性があります。

経理に時間がかかる理由の1つは、経費がどうかの判断基準が曖昧であるからです。

そもそも経理の基準というのは、曖昧なものであり、明確な答えはありません。
だからこそ自分で線引きをしなければいけないのです。
私の場合は、動画や音楽は経費にしないという線引きをしています。
仕事に関係のあるセミナー動画や音声教材は除き、「仕事をしていなかったら買わないなら経費にしない」という基準です。
アベンジャーズやガンダムは、仕事してなくても買います。

動画音楽を教材として、そこから得るものがある、仕事に活かしているという言い訳もできるかもしれませんが、それこそキリがありません。
それこそアベンジャーズ、ガンダム、ドラゴンボール、キン肉マン、ゲームから学んだことは山ほどありますわ。

ブログ記事するなら経費になるかどうか。
これも経費としてメジャーなわけではありませんし、程度問題でもあります。
1回限り書いたからと言って認められるわけではないでしょうし、逆に認められるケースもあります。

じゃあ、この記事のネタのために、トップの写真の6枚の4KUHDが経費になるかというと、ちょっと厳しいかなと。
経費に対応するブログからの売上がどのくらいあるか、どのぐらい継続的にあるかによっても変わるでしょう。

そりゃブルーレイ、4KUHDを経費にしたほうが 利益は減り、税金を払わなくて済みます。
今月は会社の税金を払う月であり、できれば私も払いたくありません。。
経費の基準があいまいだと何でも経費にできてしまうので、そうではなく線引きしておいたほうが税金を払う覚悟が決まります。
(できる節税はきっちりやっておくということが前提ですが)。

経費の基準とは、その線引き次第です。
絶対にやってはいけないのは、架空の経費(払っていないのに経費にする)であり、あとは線引きが欠かせません。

法人であればおすすめなのは、給料で受け取ってそういった曖昧なものは給料から払うということです。
給料払うと、それに対して社会保険料や所得税などがかかりますが、経費にしてうだうだ言われない(税務署やときに税理士)メリットはあります。

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自分への給料と社宅家賃で経費は十分。フリーランスにできない法人だけの節税。 | EX-IT



■編集後記

年間契約しているAdobeCC。
満足していて欠かせないものですので、今年も更新しました。

Adobe Creative Cloud(Photoshop・illustrator)を年間3万円払ってデザイン初心者が使い続けるメリット | EX-IT

値段がちょっと上がって39,300円になりましたが、問題ありません。
今回、イオンカードの20%キャッシュバックも使えましたし。
キャンペーン・還元だけ利用するのはありかどうか。イオンカード20%キャッシュバック | EX-IT

 

「1日1新」

娘をとある状況でお迎え

 

■娘(2歳)日記

小さいまんまるのおにぎりを気に入っていて、昨日もパクパク。
12個以上食べていました。

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