独立後にボーナスがなくなることへの対処方法

独立後は、「ボーナス」がなくなります。
その対処方法についてまとめてみました。

※ボーナス商戦のヨドバシカメラ　by　Panasonic S1

独立後は、ボーナスがなくなる

ボーナス。
わくわくするものではあります。

ただ、独立すると、ボーナスはなくなるのです。
ボーナスのわくわく感もなくなります。
一生。
（独立後に再びどこかに雇われれば別ですが）

独立後、フリーランス（個人事業主）か、法人かによって、その考え方は異なります。

 

独立後にボーナスを出すには

 

○フリーランスの場合

そもそも自分への給料という概念がありません。
経費として給料・ボーナスを出すことはできないのです。

売上をプライベートに使ったり、自分個人の口座に振り込んだりすることはできますが、それは経費になりません。
事業の利益が500万円あり、ボーナスを100万円払った場合、税金は500万円で計算します。
ボーナスを出すのは自由です。

○法人の場合

自分への給料を出すことはできますし、ボーナスも出すことはできます。
ただし、毎月一定の金額の給料以外は、経費になりません。

事業の利益が500万円あり、ボーナスを100万円払った場合、決算書では利益が400万円（500万円-100万円）となりますが、税金の計算は、利益400万円＋ボーナス100万円＝500万円で計算します。

法人の場合、事前（原則として株主総会から1ヶ月以内）に税務署へ届け出れば、ボーナスを出すことはできます（「事前確定届出給与」）。
ただ、事前に届け出るとボーナス感はなく……。
さらには、その届け出た金額どおりに出す必要があります。
やっぱ減らしたい・増やしたいというのはナシということです。

以上のとおり、独立後は、「利益が出たからごほうび！」ということはできません。
なぜ、できないのか。
もし、利益からボーナスを自由に出すことができたら、払う税金が減ってしまいます。
ある程度は個人にボーナスとして払ったほうがトータルの税金は減りますので。

また、上場企業でなければ、ボーナスを出すかどうかは、だいたい自由に決められるもの。
税金を恣意的にコントロールすることは認められていません。

ルール的には、ボーナスは認められてはないのですが、独立前のようにボーナス的なお金の使い方はできます。

独立後のボーナス

フリーランスでも法人でも、ボーナスを経費にすることはできません。
（法人の場合、前述のとおり例外あり）
実質的には、所得税などが課税されたあとのお金を使うことになります。

「じゃあ、意味がない」という考え方もできますが、そもそも独立前だって課税されたあとのお金です。
天引きされているので感じないのですが。

独立後も、まとまった売上があったら、ボーナスと思って使ってもいいのではないでしょうか。
私はそうしています。
ただ、経費や税金のことは考えなければいけないので、売上のすべてを使ってはいけません。

・この仕事が終わったから、おいしいものを食べる
・この仕事を仕上げたら、TVを買い替えよう
・無事に1年（決算）を終えたから、エステに行こう
というのもアリです。
おいしいものもTVもエステも経費になりませんが。
独立後、経費になるかどうかでお金の使い道を決めないほうが、楽しめます。

もちろん、
・この仕事が終わったから、セミナーや本などで自分にまとまった投資をする
・この仕事を仕上げたら、パソコンを買い替えよう
・無事に1年（決算）を終えたから、仕事部屋（オフィス）をリニューアルしよう
といった、経費になるようなお金の使い方もおすすめです。

ただ、欲しいもの、必要なものがあったら、ボーナス時期にかかわらず買いましょう。
お金と、それを今買わないことによるデメリットも計算しつつ。
夏や冬といったボーナス時期に限ることはありませんし、評価制度がどうのこうのということもありません。

どれくらいのお金を使えるかも自分次第。
「欲しいと思ったものを、お金が理由であきらめなくてすむようにする」というのが、私が目指しているところです。
めちゃくちゃ高いものを欲しがらないという大前提がありますが。

こういったことができるのが、独立のメリットの1つです。

私自身、フリーランス（個人事業主）と法人で、仕事をしており、ボーナスを出すことはできませんが、ボーナス的なお金の使い方はよくやっています。
仕事・プライベートともに情報を日々集めつつ。

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■編集後記
昨日は、オンラインセミナーを受講。
朝と夕方は公園と散歩へ。

合間にPS5 ラチェットをクリア。
PS5ならではの最高のグラフィックでした。
読み込みが皆無なのもすごいです。
ただ、ストーリー、キャラは、ちょっと合わず。

■1日1新→Kindle『1日1新』
PS5　ラチェット クリア
とあるセミナー参加

■娘(4歳3ヶ月）日記→Kindle『娘日記』
Zoomで工作教室。
先生にも慣れてきて、元気よく挨拶していました。
保育園のときより。
画面越しのほうが、リラックスするのかもしれません。