「売り切れ」という戦略・「売り切れがない」という戦略

「売り切れ」はある意味戦略でもあります。
一方で「売り切れがない」という戦略もあるかなと。

※売り切れ前に買えた　by　Nikon Z9+70-180mmF2.8

「売り切れ」を見ると買いたくなる

「売り切れ」。
売り切れると買えないわけです。
そうなると、買いたくなるもの。

・次回買いたい！
・どうやったら買えるかを調べる、聞く
・予約する
などといった行動に走ることも多いでしょう。
私もそうです。

一方、売り切れる＝人気というアピールもできます。

なぜ売り切れるのか。
人気がありすぎる、生産が追いつかないということもあるのでしょうが、戦略もあるのかなとは思っています。

「売り切れ」という戦略

「売り切れ」により買いたいという気持ちが生まれるなら、その売り切れを戦略的に引き起こしていることもあるでしょう。

・生産数を増やさない
・期間限定にする
・適度に売り切れにする
というように。

ただ、「売り切れ」にすることで、売上を手放してしまう、失ってしまうことにもなります。
そのあたりのバランスは難しいところです。

戦略的に「売り切れ」をつくるにせよ、しかたなく「売り切れ」になるにせよ、お客様のことを考えると、「売り切れ」はなくしたいもの。

「売り切れがない」という戦略も考えたいものです。

「売り切れがない」という戦略

とはいえ、モノを売る場合には、どうしても限界があります。
「売り切れがない」というのは難しいでしょう。
仮に「売り切れがない」ようにすると、在庫を必要以上に抱え、ダメになってしまったり季節外れになってしまったりして損をするということもありえます。

一方、人気がない、需要がないということから、「売り切れがない」のはどうか。
もしそうだと、食べていけないということになりがちです。

そんな中、私は「売り切れがない」ようにしています。
・売り切れがあるモノを売らない
・サービスの売り切れがないようにする
ということをしているのです。

現状、モノを売っていません。
モノを売らない以上、売り切れがなくなります。
私がモノを売らないのは、売り切れをなくすためです。
モノを売るのがダメなわけではありません。
もし、モノを売る仕事の場合でも、その売り切れがないようにすることとともに、「売り切れがない」商品、つまりサービスを売れないか考えてもいいのでは？ということです。

・野菜を売っていて、そのノウハウをKindleで売る
・パソコンを売っていて、その使い方を動画教材にする
・服を売っていて、服の選び方のコンサルティングをする
といったように。

お菓子屋で、売り切れがあるお菓子とともに、カフェを提供するというのもおもしろいかと。
そういったところがありました。
カフェも定員がありますが、複数の柱を持っておくのは悪くありません。

一方で、モノを売らず、サービスのみの場合でも、売り切れはありえます。
時間は限られているからです。
特にひとりでやっていて、枠が埋まってしまうということもあります。

私は、そういった売り切れを望みません。
もしご希望の方がいらっしゃれば、そのときにサービスを提供したいと思っています。

売り切れがないようにするには、
・人気が出すぎないようにする
・値段で仕事量をコントロールする
・売り切れがないメニューをつくる
ということが欠かせません。

人気があるというのは、ときによしあしがあります。
自分が望まない方からも人気があるのはどうか。
売上が増えるならいいのかもしれませんが、それがいいことかどうかは、なんともいえません。
まあ、私の場合は、マニアックで人気があるわけではないのですが。

値段が上げれば、仕事量をコントロールできます。
ただ、高すぎると、食べていけなくなるので、そのバランスは難しいところです。

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井ノ上　陽一「ひとりしごとの営業術〜ちょうどいい・効率的・好きな仕事〜」/ Voicy – 音声プラットフォーム

売り切れがないメニューをつくることもできます。
特に、ひとりしごとだとおすすめです。
私の場合、
・オンラインセミナー
・動画販売
・出版（本が売り切れるということはありえますが）
・Kindle
・ブログ、YouTube、週刊メルマガ
・オンラインサロン
などといった、売り切れがないメニューをつくっています。

さらには、税務顧問や個別コンサルティング、写真撮影も、それなりに売り切れがありません。
これも人気がないがゆえなのですが、一応やっているのは、時間の余力を持つということです。
ひとりでもキャパを増やすことができます。
ある程度は。

 

 

「売り切れ」という戦略もありますが、「売り切れがない」という戦略もあります。
「売り切れがない」も試してみていただければ。

お客様も自分にもメリットがあります。

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■編集後記
昨日は、引き続き名古屋。
メインの予定、ジブリパークへ。
暑さと戦いながら……。
超望遠レンズを持ってきたのが失敗で重すぎました。

ジブリパーク後、新幹線に乗り京都へ。
京都で泊まりました。

■1日1新→Kindle『1日1新』
ジブリパーク
リニモ
京湯元 ハトヤ瑞鳳閣

■娘(6歳）日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
朝から名古屋・ジブリパークへ。
お気に入りのメイの麦わら帽子、マックロクロスケ、コロ（ジブリの森の映画に出てくる）を持って。
サツキとメイの家の再現度、見たことのないもの（風呂釜、井戸など）を楽しんでいました。
ハマっていた、『耳をすませば』『猫の恩返し』をモチーフにした青春の丘や猫の城も。
めいっぱい遊んで京都へ。