禁止されてなくても、すべてのセミナーをオンラインに切り替えた理由

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新型コロナウイルスの状況を見ながら、開催するセミナーは、すべてオンラインにしています。
この決断ができたのは、交通事故で3か月入院してときの経験からです。

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※自宅のオンラインセミナー設備 by Leica M10

2020年2月22日以降のセミナーはすべてオンラインに

2020年2月22日以降はセミナーをすべてオンライン開催とすることに決めました。
すでに告知し、お申し込みいただいているセミナーには、ご連絡し、
・オンライン会の開催
または
・ご返金
のいずれかを選択していただくようお願いしています。
先が見えない以上、延期という選択はできませんでした。

3月に金沢でのセミナーを2つ企画していましたが、こちらは中止ということにしました。
(1つはオンライン開催に)

新たに告知するセミナーはすべてオンラインにし、オフライン(対面)のセミナーは一切告知しておりません。
今日、3月29日までに11回のオンラインセミナーを開催しました。

この決断ができたのは、交通事故で入院いたときの経験からです。

見えない延長より中止・代替

2019年6月5日に交通事故にあい、大腿骨頸部骨折、即手術、入院となりました。
88日間の入院。ひとりしごとで、いざというときに備えてやっておいてよかったこと | EX-IT

翌日6月6日にもセミナーを開催する予定で、すでにお申し込みいただいておりました。
手術前のベッドで、ちょっとした時間があったので、スマホを取り出すことをお願いし、その場で参加者の方にお詫びのメールをした次第です。
(改めて返金手続きのメールをすることも含めて)

6月には、その他3つのセミナーを告知しており、既にお申し込みをいただいていましたが、同日手術が終わってからすべての告知を取り下げています。
(入院はブログでもメルマガでも内緒にしていましたが、このとき「あれ?」と思われた方も多かったとようで……)

先が見えない以上、新たにお申し込みいただくわけにはいかなかったからです。
手術後もいつ退院できるかというのはわからず、当初、「2週間後には車椅子で退院」ということもいわれていました。
が、そんなことはなく、「2週間は絶対安静にしておいたほうがいい」「その後は未定」ということに。
セミナー中止の判断をぎりぎりまで待とうかと思いつつも、いざ中止になったときにはご迷惑をおかけするとお考え、中止・返金の連絡をおひとりずつしました。

ただ先が見えない中にも、1ヶ月半後には退院してセミナーができるようになるかなと、7月31日でセミナーを告知したのです。
(そんなに長く入院していたくないという思いも込めて)

お申込みもいただきました。
ただ結局は、2週間の絶対安静、さらに6週間は、折れた右脚に体重をかけてはいけないということをいわれ、7月末には、1/4だけ体重をかけることができ、そこから2週間後に1/2の体重、その2週間後に右足をつくということになったのです。

早くても8月31日まで入院ということになりました。
(その最速で入院できましたが)
7月31日のセミナーも、対面では当然開催できず、それがわかった6月11日にお詫びとご返金の手続きをさせていただいた次第です。

※たまたま、6月11日に撮った写真。安静のため、ベッドはこの角度までしか上げることができませんでした。IMG 20190611 063400

このときの反省で、「先が見えないのに新たに告知してはいけなかった」という思いが強く残っていました。

延期すれば希望を持つことができますが、それがまた延期せざるを得なくなれば、参加者の皆様にも迷惑をかけますし、自分にもダメージがあります。
それならば、切り替えていったん中止したほうがよかったなと。

結果的に、退院が決まった8/20になって、9月以降のセミナーを告知しました。
(病室でオンラインセミナーをやったり、音声教材を収録したりはしましたが)

今回の新型コロナウイルスの件でも、先が見えない以上延期はよくないと感じ、
・オンラインセミナーへの切り替え
または
・キャンセル→ご返金という
という選択をしたわけです。

4月だから大丈夫、5月だから大丈夫、夏だから大丈夫ということは何ともいえませんので。

自分で決めることの収支

私の場合は規模がそれほど大きくありませんので、影響額というのは 大きいものではありませんがセミナーの中止というのは心苦しいものです。

ただ、セミナーは 、
・密閉された空間
・普通の人数が集まる
・しゃべる(前の利用者もある可能性)
といったものですので、新型コロナウイルスのリスクはあるかなと。
潜伏期間が長いため、私がうつしてしまう可能性もあります。

換気をして間隔をおいてという方法もあるのでしょうが、リスクのないオンラインセミナーを選びました。

大規模なイベントは自粛要請されていますが、セミナーはそうではなく禁止もされていませんが、自分で決めることが大事かなと。

独立後は自分で決めることが大事であり、その決めること自体を練習してちょっとずつでも身につけておかなければいけません。
もし独立してなければ自分の意図に反してセミナーをやり続けなきゃいけなかったかもしれません。
自分で決められることはありがたいことです。

自分で決めることの収支も大事であり、自分で決めたというメリットその他諸々の経費がかかったとしても自分で決めたというメリットのほうが上回るものです。
今回、会議室のキャンセル代(1ヶ月前からキャンセル代がかかるところでした)、ご返金の場合は振込手数料という出費はありましたがいたしかたありません。

もちろんオンラインセミナーに、自分が対応しなければいけませんし、そのための時間や労力はかかりますが、そのノウハウは平常時になっても役立つものです。
私の場合、オンラインセミナーは初めてではありませんでしたし、2016年にやっていました。

また動画収録や音声収録の教材をつくっていることもあり、設備もノウハウもあったのが幸いではありました。
(カメラを新たに導入しましたけど)。
目の前に人がいない状況で話すには、動画収録の経験が役立ちます。

とはいえ
・オンラインセミナーとして企画したもの

?オフラインセミナーで企画したものをオンラインでやる
というのはちょっとした工夫が必要です。

どのシステムを使うかにも試行錯誤があり、YouTube Liveを使ったり、Zoomを使ったり、Zoomでもウェビナープランを使ったりして、今はZoomのウェビナープランに落ち着きました。

私自身もオンラインセミナーを積極的に受け、受講者側としてどう感じるかというものも反映しているところです。
そして、日々受けているオンラインヨガを受講しての気付きが意外と役に立っています。
オンラインセミナーと共通する要素もありますので。

自分で決めることによって覚悟が定まり、オンラインセミナーを極めていく、オンラインセミナーでこれまでのセミナーをやるにはどうすればいいかを考えることができたというのもメリットです。

自分で決めて、それが間違っていれば修正すればよいだけですので、やはり決めることは大事かなと。
(仮決めでも)

現状(記事執筆現在、日本でも感染者が日々増えている状態)、でセミナーをやるかは、人それぞれですが、「オンラインセミナーにすべて切り替える」というのも1つの選択肢かと思います。

決めれば動けますし、オンラインセミナーの設備を整えたり、練習したりできるわけです。
自分で決めるからできることであります。

迷わずに「(オフラインの)セミナーをやる!」という確固たる決断ができるならそれでいいでしょうが、迷うなら、すっきり諦めて、オンラインに切り替えてみてはいかがでしょうか。
(セミナーを一切やらないという選択も含めて)

セミナーに参加する側としても自分で決めることが大事で、もし開催されるとしても参加しないという選択もありえます。
(私は参加するつもりはありません。参加費が戻ってこなくても)

4月の他社開催のセミナー4つも中止となりました。
オンラインにしましょうというわけにはいかず、自分で決められることのありがたさをしみじみ感じた次第です。

入院時も、しばらくはセミナーができない=やらないと決めてから(自分に言い聞かせるのに時間はかかりましたが)、今できることに集中できました。
やめるという決断は難しいものですが、「セミナーを中止する」のではなく、「オンラインセミナーに切り替える」という代替案があるのはありがたいことです。

平常時になれば通常のセミナーもまたやればいいでしょうし、そのときには、オフラインセミナーとオンラインセミナーの両方の武器を持つことができるというメリットもあります。

オンラインセミナーをやるなら、こちらの記事も参考にしていただければ

Zoomビデオウェビナー(+月額5,400円)でセミナーをやるメリット | EX-IT



■編集後記

昨日は、ひとり税理士実務入門セミナーをオンライン(Zoom)にて開催しました。
休憩のたびに、別室の娘に会いに行き、また戻るという感じで。
懇親会も試みてみました。
改善点もあったので、次回試してみるつもりです。

「1日1新」
オンラインセミナー『ひとり税理士実務入門セミナー』開催

■娘(3歳)日記
昨日は、ベランダで砂場。
室内でもできる砂で、アンパンマンやキキララをつくりました。
プリキュアにハマりだし、動画も気に入っています。

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