独立後は、「安定」をあきらめる

独立後に「安定したい」と思われる方も多いでしょう。
私も見てもそう思っていました。
しかし今はもうあきらめています。
安定してなくても食べていければいいと思っているだけです。

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「安定」を望むデメリット

「安定」という言葉は、最初に勤めた公務員でよく聞いていた言葉です。
公務員は一生を勤め上げることができます。
つぶれることもまず考えられません。

だからこそ公務員というわけではありませんでした。
当時就職浪人して、仕事に就く手段として公務員試験を受けるということしか、当時の私には思い浮かばなかったからです。
その中でも数字を使える国税専門官と国家公務員二種の総務省統計局や会計検査院を受け、そのうち合格した統計局に勤めました。
確かに安定はしているのでしょうが、ひとまず3年経ったら考えようとは思っており、結果的に3年3ヶ月で辞めました。

安定にはメリットもありますが、デメリットもあります。
安定していると快く仕事に打ち込め、人生を楽しめるというメリットもあるかもしれませんが、安定しているがゆえの硬直化もあり、それは人にも組織にも見られました。

公務員ではなく会社に勤めたとしても、安定した給料がありますが、やはりそのデメリットがあるのも事実です。

そして独立後。
やはり安定したいと思うことでしょう。
売上が安定しないと落ち着きませんし、常に仕事を求めなければいけなくなります。
私も安定を求めていた時期はありましたが、今はもうあきらめています。
安定しなくても別にいいかなと。食べていければ。

もちろんギリギリのラインだと落ち着きませんが、そうではない範囲で、売上がぶれる=安定しないなら問題ありません。

 

独立後11年 安定しない売上

独立後、11年になろうとしていますが、売上は別に安定していません。
ここ5年間の月別の売上を見るとこのような形でギザギザです。
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ギザギザなんですけど、まぁひとまず食べてはいけています。
安定を目指していたらこうならなかったでしょう。
ただもっと不安があった可能性があります。

安定するためには、
・毎月売上が発生する仕事
・1つの仕事で金額が大きいもの
・複数回(月)にわたるもの
を求めがちです。
しかしそういったものを抱えすぎると、仕事量が増えすぎたり、時間の自由がきかなかったり、それらの仕事がなくなったときのリスクが大きくなります。

実際に私はそういったことを体験しました。
その仕事に結構時間がかかり、他のことはできませんでした。
確かに売上は安定はしていたのですが身動きはとれず、「もしなくなったら」と、なんともいえない不安もあったのです。

そして、その仕事がなくなるときが来ます。
どちらかというと不安から手放したような感じでした。

望んでいた安定なのですがその安定が怖く、今考えるとそれが本当に安定だったかというと何ともいえません。
安定ではなく固定だったとも考えられます。
お金と時間、そして心が固定されていたわけです。
そうなってしまうと考え方も凝り固まってしまうでしょう。

今は売上=仕事を固定せず、ある意味変動するようにしています。
売上が変動していれば、時間も心も行動も変動し、変化にも対応できるようになるのではないかという考えです。

売上は安定していませんが独立当初より不安は減りました。

安定しなくても心配にならない方法

売上が安定していなくても心配にならないようにするには、次のような方法があります。

売上の柱を複数つくる

売上の柱を複数持ち、、何かしら仕事が入ってくる流れをつくっています。
税理士業、個別コンサルティング、セミナー、出版、ブログなどといった柱です。
税理士業の依頼がまったくないときもありますし、個別コンサルティングがまったくないときもありますし、セミナーのお申込みがゼロのこともあります。
出版も重版がないときもありますし、ブログも読まれたり読まれなかったり。

それぞれが波があるのですが、全部が全部ゼロになることはありません。
なんだから、ギザギザでありながら、なんとなく食べていけるわけです。

売上の柱を複数つくっておくとそれぞれの組み合わせで違いにもなります。

1つに頼りすぎない

1つの売上に頼りすぎないようにし、1つの取引先、1つの柱が30%を超えないようしています。
それ以上超えるのであれば手放すか他の柱に力を注ぐのです。
例外として、本の印税やコンテンツ売上(動画、音声)、ブログ収入については30%超えてもいいことにしています。

私は紹介を受けていませんが、紹介先がもしある場合、ひとつの紹介先または紹介で30%超えないようにするのも大事でしょう。
そうやって分散をしておかないと、かりそめの安定は、いずれ崩れます。

 

移動年計を見る

売上の数字を月別にみると先ほど示したようにギザギザです。
ただ、私はもう1つの大事な指標を常に意識しています。
それは移動年計というものです。
移動年計とは、たとえば2019年5月であれば2018年6月からの12ヶ月=1年間の売上を合計し、2019年4月であれば2018年5月からの1年を合計します。
そうやって集計したものをグラフにすると、月々の変動や季節的な売上の多い・少ないにとらわれず数字を見ることができるのです。

作り方についてはこちらの記事を参考にしていただければ。
売上が変動・不安定なら見ておきたい数字【移動年計】とExcelテンプレート | EX-IT

私の移動年計はこんな感じです。

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移動年計は、徐々に上がり、まずまず安定しています。
(ブレはありますが)

この黄色い区間で「安定」とは思っていましたが、不安は多くかりそめでした。
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売上の柱、1つに頼りすぎないと実践し、今に至っています。

月々で安定を考えずに中長期的に売上を考えていきましょう。
月々の売上が不安定だったとしても食べていければいいわけですし、半年、1年、3年単位で売上を考えるべきです。
どこからから仕事が入ってくるという確信があるのが安定ともいえます。
目先の食べていくことも大事ではあるのですが、目先の安定にとらわれすぎないことも大事です。

といっても、独立当初は、まずは食べていくことを目指さなければいけません。
そのうえで、食べていけるようになったら(だいたい)、そのバランスを調整するということをやっていきましょう。

そのためには日々の経理が必要ですし、数字を見ることが欠かせません。

そもそも独立自体が、安定を望めるではありませんので、安定を目指すのは矛盾していることともいえます。
独立前とは違い、1つの売上(給料)に頼らなくていいというメリットを活かしつつ、真の意味の安定を目指しましょう。
といいつつ、独立後に安定している方のほうが多いでしょう。
私のように安定しきれず、ギザギザになる方は、考え方を変えてみましょうという話です。

 



■編集後記

昨日は予定がなく、粛々といろいろこなしました。
徳之島トライアスロンのバイク発送も。
離島なので早めに発送することにしました。
徳之島の後→実家宮崎→秋田と回って戻ってきます。
私自身はその都度帰ってきますが。

 

■昨日の「1日1新」
ゆうちょATMで暗証番号変更

■昨日の娘日記

太ももの私の傷(トライアスロンバイクに乗ったときにちょっと切って血が出てた)を見て、「イチゴジャム!」と。
似てると言えば似てますし。
最近、イチゴジャムのサンドイッチがお気に入りです。