社長ひとりの給与計算をExcelで。給与計算・賃金台帳・給与明細テンプレート

Excelで給与計算をするのはそれなりに大変ですが、社長1人分だったら、それほどでもありません。
Excelで作る場合のアイデアをまとめてみました。
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※Excelで作成し、スクリーンショット

Excelでの給与計算が大変な理由

給与計算は複雑で、Excelでやろうとすると、それなりに大変です。

大変な理由には次のようなものがあります。
・時給計算
・入社や退職
・昇給した場合の処理
・各種手当の計算
・時間外手当
・日割り計算
・社会保険(健康保険、年金、雇用保険等)の計算
・源泉所得税の計算
・欠勤した場合の処理
・賞与の計算
・給与明細の作成
・賃金台帳の作成

こういった理由があっても、Excelの方が楽な部分も多いので、私はExcelでやっていますのが、一般的には、給与計算ソフトを入れた方が楽です。
(それほどいい給与計算ソフトがないのが難点ですが)

ひとりの給与計算ならExcelが楽

ただ、社長ひとりの給与計算なら、それほど手間はかかりません。
Excelでやるのも手でしょう。

社長の給料は、役員報酬で、かつ、変動がありません。
むしろ、変更してはいけないものです。
(事業年度中に1回は変更できます)

時給計算もなく、入退社もなく、時間外手当もなく、原則として賞与もないので、複雑なことをしなくてもすみます。

たとえば、こういった方法でやってみましょう。
データを次のように入力していきます。
使っているのは[テーブル]という機能です。
【関連記事】簡単!きれい!ミスが減る! 何かと便利なExcelの[テーブル] | EX-IT
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社会保険料の計算

役員報酬と通勤手当を足したものが総支給額。
この総支給額をもとに社会保険料(健康保険、厚生年金)を計算します。
社長に雇用保険はありません。


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社会保険料の金額は、平成28年度ならこちらからダウンロードできます。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/h28/h28ryougakuhyou

たとえば、総支給額が307,820円で、介護保険の対象(40歳以上)なら、健康保険は17,310、厚生年金は26,742です。
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会社と個人で折半して負担しますので、同じくらいの金額を会社が負担します。
この場合、合計で、(健康保険料17,310+厚生年金26,742)×2=88,000円ほどを保険料から払っているはずです。

ただし、次のような場合、社会保険料が変わる可能性があります。
・3月分(通常4月支払給与)→健康保険料の率が変わる(平成28年 東京はちょっと下がりました)
・9月分(通常10月支払給与)→厚生年金保険料の率が変わる(平成28年は、あがることが決まっています)
・役員報酬の増減があったとき→一定以上増減すると(社会保険料のランクが2段階以上)、増減した月から4ヶ月後の分から

これを間違えると、会社が多く(又は少なく負担)することになるので注意しましょう。

社会保険に加入するかどうかは本来選べませんが、現実的には入っていないケースも多いです。
(取り締まりがだんだん厳しくなってきてはいます)

今後の守り・備えとして考え、加入しておきましょう。
私はもちろん加入しています。
【関連記事】フリーランス・ひとり社長の「守り」。年金・小規模企業共済・確定拠出年金・生命保険・仕事の分散など。 | EX-IT
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社会保険料を自動計算することもできますが、複雑な数式としくみになるので、表でみて入力しておきましょう。

源泉所得税の計算

源泉所得税は、課税対象額(役員報酬ー社会保険料合計)、扶養親族の数で表から探し出します。
表はこちらからダウンロードできます。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2015/01.htm

事例の場合、役員報酬ー社会保険料合計=255,933、扶養親族が0とすると、所得税は6,750円となります。
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扶養親族は16歳未満は含まれないので注意しましょう。
これも、自動計算できます。
【関連記事】ひとり社長のExcel給与計算。源泉所得税はVLOOKUP関数で計算 | EX-IT
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源泉所得税は、原則として、給料を払った翌月10日に納付しなければいけませんが、届出により、年2回納付にできます。

その上でネット納付しましょう。
【関連記事】Macでもできる!e-Taxソフト(WEB版)を使って源泉所得税をらくらく納付する方法 | EX-IT
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住民税の計算

住民税は、会社で預かって払うのが原則です。
現実的には個人で払っているケースが多いのですが、取り締まりは徐々に厳しくなっています。

会社で前年度の収入に応じて、毎年4月から5月くらいに通知されます。
その通知された金額を6月から翌年5月まで払っていくのです。

2014(平成26)年の収入に対する住民税→2015(平成27)年6月〜2016(平成28)年5月
2015(平成27)年の収入に対する住民税→2016(平成28)年6月〜2017(平成29)年5月

起業した翌年は注意しましょう。

住民税の納付も原則毎月ですが、申請をすれば、年2回(6月、12月)にすることができます。
【関連記事】ひとり社長が自分の住民税(区民税・市民税)納付を効率化する方法 | EX-IT
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賃金台帳、給与明細をExcelで作る

通常であれば、上記のデータのみで十分です。
ただ、別の資料を要請される場合もあります。
それにそなえて作っておきましょう。

賃金台帳

賃金台帳とは、1年間の給料をまとめたものです。
社長1人の分なら、1枚ですみます。

VLOOKUP関数を入れておけば、給与データから連動できるので楽です。
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給与明細

起業前はもらっていた給与明細。
自分だけだと特に必要ありませんが、提出を求められる場合もあるので、作っておきましょう。
セルI1に年月を入れれば、VLOOKUP関数で、連動できます。

テンプレートは、こちらからダウンロードできます。
EX-ITサンプル ひとり給与計算.xlsx

その後の年末調整、法定調書等もExcelでやろうと思えばできますので、こちらの記事を参考にしていただければ。
【関連記事】ひとり社長の年末調整・法定調書・給与支払報告書をExcelでやるアイデア | EX-IT
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【編集後記】
先日買ったアプリ、ULYSEESが快適で、執筆が進んでいます。
こういったものに頼らずにすすめないといけないんですけどね。。。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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