ロボットが仕事をやってくれるRPA時代に必要なスキル | WinAutomationでふるさと納税Excelデータを確定申告ソフトに入力

ロボットが仕事をやってくれる時代が来ています。
ひとりしごとには追い風です。
RPA
※自宅にて うちのロボット iPhone X

ロボット、RPA(Robotic Process Automation)による自動化

「ロボットが仕事をやってくれる」というと、ドラえもんや鉄腕アトム、C-3POといった実体のロボットのイメージがありますが、今は、ソフトウェア上のロボットを指すことが増えてきました。
RPA(Robotic Process Automation)、つまりロボットによる作業自動化(業務自動化)を耳にすることも増えています。

人がやらなくても仕事をやってくれるなら最高です。
人手不足、人口減少時代の追い風になると主に、仕事をするのは自分ひとりという「ひとりしごと」にとっても追い風でしょう。

ただ、いわゆるRPAには大きな欠点があります。
それは、高いこと。
あるサービスは、導入50万円、月60万円。
別のあるサービスは、年90万円。

どちらにしてもそれなりにかかってしまいます。

ただ、こういう流れはあり、
・ロボットに仕事を奪われる
と考えるか、
・ロボットが仕事をやってくれる
と考えるかの分岐点に来ているのは確実です。

AIよりも、ロボットのほうがそのインパクトはありますし、実現する時期も近いでしょう。
RPAに対して、RDA(Robotic Desktop Automation)という個々のPCで動く簡易的なものもあり、こちらだとコストが抑えられ実現がより近くなります。

WinAutomation事例 ロボットに手入力をやってもらう

たとえば、ロボットに手入力をやってもらうとこうなります。
Excelにあるデータを、
EX IT No 00

ネット上のソフトに1つずつ入力していくものです。
EX IT

データをそのまま又はCSVデータに変換して取り込んでくれればいいのですが、イケていないソフトの多くはできません。
現状でも、手入力は残っているのです。
効率化を追求していて、手入力が大嫌いな私でも。


■スポンサードリンク

それをロボットに任せると、Excelデータのすべて(今回は7行)から、日付、金額、内容(支払先の都道府県、市区町村)を入力してくれます。

デモは7行ですが、これが100行でも1000行でも同じようにやってくれ、文句もいわずミスもせずやってくれます。
動画をつくってみました。

RPA時代に必要なスキルはプログラミングの基礎

こういったしくみは、これまでもありましたが、それなりのプログラミングの知識やスキルが必要でした。

RPAといわれるようになって、変わってきたのは、その敷居が下がっていることです。
プログラミングの知識がなくても、自分の操作を覚えさせるという形でも、ロボットに仕事を伝えることができます。

先程の例だと、
・サイトを開く
・[作成再開]をクリック
・データを読み込む
・該当のページへクリックして移動
・Excelを開く
・Excelのデータを読み込む
・サイトにデータを入力していく
ということを人間がやれば記録できるのです。
その記録したロボットを動かせば同じことができます。

これはExcelのマクロでもできることです。
しかし、Excelマクロもロボットでも操作の記録は、大きな問題があります。

操作すれば記録してくれるのですが、逆にいえば、操作したことしか記録してくれません。
上記の仕事の流れを、
・繰り返す
そして
・何回繰り返すか
は指示できないわけです。

今回の事例では7回繰り返します。
これを記録させるのは、人間が7回やる必要があるのです。
仮にそれをやったとしても、記録されるのは、「3/1 宮城県、仙台市、10000」と入力することでしかありません。
EX IT No 00

他のデータになったときは応用が効かず、ロボットがやるのは、「3/1 宮城県、仙台市、10000」「3/29 高知県、須崎市、5000」・・・です。

基本の操作は記録するにしても、人間がある程度追加してこそ便利になります。
(これすらも必要なくなる可能性はありますが)
こういった画面で、処理を追加していきました。
EX IT No 01

・サイトを開く
・[作成再開]をクリック
・データを読み込む
・該当のページへクリックして移動
・Excelを開く
【データがいくつあるか数える(この場合、7)】
【以下の処理をデータの数だけ繰り返す】
・Excelのデータを読み込む
・サイトにデータを入力していく

という流れになります。
【】の部分が追加した部分で、それに合わせて読み込むデータを変えています。

・変数
・繰り返し
といったプログラミングの基礎の知識が必要なわけです。
もちろん、ロボットを触りながら身につける方法もありますし、事前に身近なもので勉強しておくのもいいでしょう。
プログラミングなんてと思うかもしれませんが、論理的に考える必要があるプログラミングは文系向けです。
そして、多くのシステムやソフトは現場を知らない・現場を考えない方がつくっています。
だから使いにくいものが多いのです。
そういった方が現場を知るよりも、現場の我々、前線で剣をふって戦っている側がプログラミングに強くなりロボットを使えるようになるほうが現実的といえます。
(だからこそ、私はExcelマクロのセミナーや税理士むけITセミナー、そして情報発信をやり続けています)

ロボットが普及してきてもそれを使いこなせなければ、依頼するコストはかかりますし、筋の違ったものができあがってくるという歴史を繰り返してしまうでしょう。
敷居が下がりつつある今がチャンスです。

そして、何よりも大事なのは、データを整理すること。
今回の事例でもExcelデータを規則正しく入力することが大事なわけです。
ロボットは、セルの場所(たとえば、セルD1)で読み込んでいますので、あるデータだけ違う場所に入れていてもロボットは気づきません。

ロボットに「融通が利かない!」と怒っても意味がなく、むしろ人間がロボットに合わせて仕事のやり方、考え方を調整する必要があります。
そうしてこそ、効率化が成し遂げられるわけです。

人間同士だと、これが曖昧で、人間が自由奔放にしてしまい、結果的に全体の効率が落ちています。
泣くのは、管理、経理、プログラマー、そして税理士ですけどね。
ロボットに任せるとしても、今回のようなアレンジは必要ですし、人間の自由さを制御する必要はありますので、泣くのは変わらないかもしれませんが。
(なお、人間が好き勝手やらないように制御するのは非常に大きな手間とコストがかかります。無駄な)

ロボットが仕事をやってくれる時代はもう来ています。
それに合わせて仕事のやり方を変えていきましょう。

こういった話ともつながります。


【編集後記】

昨日は、打ち合わせ1件をはさみつつ、終日書籍執筆。
3月末締切です。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

六本木 ラーメン 楽観

【昨日の娘日記】

保育園の時間が徐々に長くなり、昨日は16時まででした。
妻が復帰する15日からは17時になります。
慣れてはきているようですが、昼寝ができていないみたいで帰ってくるといつも眠そうです。


■スポンサードリンク
■井ノ上陽一のプロフィール
■スポンサードリンク



井ノ上陽一のVALU
■著書
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方
ひとり税理士のIT仕事術―ITに強くなれば、ひとり税理士の真価を発揮できる!!
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方をお金のプロに聞いてみた!
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』
『そのまま使える経理&会計のためのExcel入門』