「完成してから出す」という悪い癖をなくすには

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完成してから出す、売る、告知するというのは、悪い癖です。
独立後はなくしていきましょう。

※3月オープン by Nikon Z f+24-120mmF4

完成してから出すデメリット

独立後は、自分の商品に値段をつけて売り出さなければいけません。
その商品をずっと開発中だと、食べていけないわけです。

かといって、商品が完成してから出すのかどうか。
完成までには時間がかかります。
ときにはお金も。

その間のお金はどうするのか。
結果的に、新しい商品をなかなか出せないということになります。

その他、
・ホームページが完成するまで出せない
・まだ自信がない=完成していないから出せない
・完成していないから安くで出す
ということにもなりかねません。

完成させる必要があるのかどうか。
むしろ、完成するのかどうかです。

一生完成しない

完成とは、そこで、開発が終わること、歩みが終わることです。
そんなことが独立後の商品でありうるのでしょうか。

もちろん、仕事の依頼を受けて、納品することは完成と言えるかもしれません。
ただ、一生完成しないものもあると思っています。

たとえば、コーヒーを出すとして、そのコーヒーは完成かどうか。
適当に入れたものなら、完成といえるでしょうが、さらなる工夫の余地はありえます。
一生完成することはないでしょう。

料理も同じです。

書く、話すといった仕事も、完成することはありません。
ブログやホームページもそうです。
一度つくって完成ということはありません。

完成まで待っていたら、時間は過ぎ、チャンスを逃してしまいます。
そうではなく、どっちみち一生完成しないのですから、その過程で勝負しましょう。

ただ、未完成、中途半端というふうにしたくないものです。
その工夫はしておきましょう。

完成ではなく、完結

完成ではなく、完結をめざしましょう。
パッケージングとも呼んでいます。

このブログも完結しているものです。
私の知識やスキルは、完成していませんし、前述のとおり完成しません。
「井ノ上 陽一」という人間も。

ただ、だからといって、ブログを書けない、商品を売れないわけではないのですが、中途半端で出すわけにもいきません。
何かしらの形で、完結させる必要があります。

むしろ完結していれば出せるのです。

ホームページでもつくりかけというところは丁寧になくし、完結させましょう。
1ページで、プロフィールとメニューとフォームがあればそれで完結します。
「工事中」「メンテナンス中」というのはやめましょう。

セミナーや動画、本(Kindle本)も、「未完成」という見せ方はしてはいけません。
あくまで特定のテーマで完結させておきたいものです。

先日開催したセミナーも完成したから出しているわけではありません。
動画 EvernoteユーザーのためのNotion入門セミナー – タイムコンサルティング オンラインショップ

Evernoteを使っている方向けにNotionをはじめるにはどうするのがおすすめかというテーマで、完結して商品化しました。

冒頭の麻布台ヒルズも完成はしていませんでした。
12月にオープン、1月にオープン、2月にオープン、3月にオープンというエリアがあります。
ただ、大枠はできていて、完結しているのです。

そして、工事中ということを見せていないのがうまいなと。
(あえてそうしているのか、普通に間に合わなかったのかわかりませんが)
これらが、すべて完成してからオープンしたら、どれだけのお金と時間が失われるか……。

夏に行ったジブリパークも、完成してはいませんでしたが、完結しており、十分楽しめました。

カメラやパソコンも、売り出した時点は完成していません。
ただ、完結はしていて、一通り使えるわけです。
アップデートで徐々にできることは増えていきます。

アプリも完成してから出すのではなく、完結して出したあとにアップデートしていくものです。

完成ではなく完結させて、新しいもの、他と違うものを出していきましょう。
日々、完結を鍛えるのもおすすめです。
それが発信。

完結させないとアップできませんからね。
書きかけ、話の途中ではアップはできません。
完成を待っていたら、一生発信はできませんから。

完成させず、完結するだけにして、自分の知識・スキル、そして自分は徐々にアップデートしていきましょう。

 



■編集後記
昨日は、午前中にZoom個別コンサルティング。
IT効率化についてでした。
2コマ中の1コマ目です。

夕方は娘と合流して、区の施設へ。
書いた塗り絵が展示されているということで。
建物自体も楽しめました。

1日1新Kindle『1日1新』
PS4 ファイティング レジェンズ パック
港区立郷土歴史館

■娘(6歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
学校で書いた塗り絵の展示を見に行きました。
ゴシック調の建物に、娘は、アーニャみたい!と。
スパイファミリー出てくる学校に雰囲気が似ていました。
講堂も。
帰りに銀座でDケーキを。
ちょっとカメラ屋も付き合ってもらい……。

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