フリーランス・ひとり社長は、事業のお金と家計の両方を管理しておくべき

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フリーランス、ひとり社長(ときには中小企業の社長も)は、家計も含めてお金を管理するのがおすすめです。
むしろ家計も含めなければ、本当に意味でお金を管理できず、お金への不安が消えません。
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事業のお金と家計の区別はない

小規模でビジネスをやっていると、お金の面で事業と家計の区別はなくなります。
もちろん、事業の確定申告に家計のものを入れてはいけませんが、感覚としては、自分のお金なのか自分のお金なのかの区別はやりにくいです。

教科書通りいえば、事業用の現金を準備して、そこから出し入れするのが理想ですが、現実にはかなり手間画家かかります。
フリーランスなら、「事業主借」、ひとり社長なら「役員借入金」(「未払費用」「短期借入金」)と処理して、個人的に立て替えたという処理をすることが多いです。
(私自身もそうしています)

事業でお金が足りなくなれば、家計から出さなければいけませんし、家計のために給料を払えないなんてこともあるでしょう。
いったん払っても、また事業に戻さなければいけないケースもあります。

 

 

事業のお金も家計も同時に記録するのが理想

お金の管理という点からいうと、事業も家計も同じように記録、管理するのが理想です。
同じ財布ですので、トータルでどうなっているかを把握しておかないと、計画が立ちません。
教育費、家族旅行、医療、趣味などすべて同じ財布から出ていきます。

生活費として家計にまとめて入れて(運用を任せて)、だいたい把握する方法もあるのでしょうが、本当の意味で家計での節約をするならば、管理は必須です。
どっちみち事業で記録するのですから、家計もあわせて記録するといいでしょう。

といっても、手間が増えるのは事実です。
単純に1.5倍から2倍の手間になります。
それでもやる価値があるのは、事業の戦略に大きなかかわりがあるためです。

「食っていくのに、いくら必要か?」

がわからないと、どれだけ収入を得ればいいかわかりません。
もちろん、収入はあるにこしたことはありませんが、過度な収入は、慢心や慣れ、時間の犠牲を生みます。
仕事量をうまくコントロールするには、いくら使っているか、食っているのにいくら必要かの把握が必要なのです。
(おおまかにでも)

お金の不安の根は、「食っていけるか」にあります。
今稼げるだけ稼いでおこう!という考えもありますが、稼げるといってもそうそううまくいきません。
(少なくとも私は)
今の収入よりも、5年後、10年後の収入を見据えて動くべきです。

 

 

Moneytreeを使うのも手

現状、自作のExcelで、事業のお金と家計を同時に同じところに記録しています。
事業は、フリーランス(個人事業主)分とひとり社長(法人)分です。
事業分だけを確定申告のデータとして使っています。
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自分用に作っているので汎用性がなく配布(又は販売)していません。

こういった管理ができるソフトはないのが残念です。
家計簿と会計ソフトでそれぞれ記録するのが理想ですが、簡易的にやるならば、こういったフォーマットで、月1回でも、事業と家計の数字を整理していきましょう。

(事業と家計を日々記録していくことが条件となります)

事業と家計の預金、現金を入力しておいて合計し、カード支払いや借入金返済で今後出て行くお金を差し引いて、純粋たるキャッシュを計算します。
自分が今いくら使えるかを知るだけでも効果がありますでの、一度やってみていただければ。

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サンプルを置いておきます。
EX-ITサンプル 事業・家計キャッシュ

ソフトを使うなら、iPhone、iPadのMoneytreeもおすすめです。
ネットバンクやクレジットカードで、かつ対応しているところのみしか記録できませんが、連動すれば自動的に残高を表示してくれます。
確定申告にはつかえませんが、お金の動きをざっくり把握するなら十分です。
(法人口座も対応していれば連動できます)
私も使っていて、iPhoneのホーム画面に置いています。

iPhoneアプリ≪Moneytree》 使いやすいけど確定申告に使えないのが残念 | EX-IT

 

 

 

 

無料版だと、1年前以上の履歴がみれませんが、こちらのマネーフォワードもおすすめです。
法人用も登録できます。
(法人用のマネーフォワードだと、有料です)
資産管理ツールのマネーフォワード

まとめ

独立してから8年がたちますが、事業のお金と家計の残高をまじまじと見て、「これがなくなったら食えなくなるなぁ・・」としみじみ思うことがあります。
もし収入がゼロになった場合、どのくらいしか持たないかは明らかです。
逆に、収入ゼロでこれくらいは持つから、無理に仕事を取りに行かないでおこうという選択もできます。

気にしすぎてもいけないのですが、数字として自分にプレッシャーを与えるためにも事業のお金と家計の残高は把握しておくべきです。





【編集後記】

先日のスイムレッスンで、大反省したので(何度目かわかりませんが)、毎日ストレッチをしています。
朝入っていた風呂にも夜入り、夜もストレッチを。
継続が得意なはずなのに、続かないストレッチ。続けてみます(ブログネタのためにも)。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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