個人事業主・フリーランス向け【確定申告の基礎の基礎】

今日の夜、声優さん向け確定申告のセミナーの講師を務めます。
はじめて申告される方も多いということで、確定申告をはじめてやる方用に情報をまとめてみました。
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確定申告以前の手続き

今回の記事は、個人事業主、フリーランスなどといわれる方向けです。
会社員で給料を受け取ると給与所得、事業として収入を受け取ると事業所得という種類になります。

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事業を行っている場合、少しでも収入あれば確定申告しなければいけません。
(会社員が副業をやる場合は、利益が20万円以下であれば申告をしなくてもいい制度があります)

確定申告以前に「事業を始めた」という届出書を税務署へ提出する必要があります。
2012年(平成24年)に事業を開始した方=事業としての収入があった方が、もし現時点で届出書を出していなかったら、今からでも、申告書を出すときにでも届出を出すことになります。

「開始してから1月以内に提出」と決められているのですが、出してないものはしかたありません。
ここでつまずいて、確定申告をしないことの方が問題です。

書類はこちら(国税庁HP)にPDFがあります。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

郵送で出す場合は、
①印刷
②記入(住所、氏名、職業、事業の概要などを書いていれば十分です)
③記入したものをコピーして控を作る
④返信用封筒+切手と届出2枚(書いたもの+控)を同封して、所轄の税務署に送る
という流れとなります。

所轄の税務署はここで調べましょう。
http://www.nta.go.jp/soshiki/kokuzeikyoku/chizu/chizu.htm

または、税務署に行って、「個人事業をはじめたんですけど、まだ届出を出していません」と話してみてください。
その場で教えてもらいながら、書くことができます。
税務署の方も親切に教えてくれます(もちろん、担当する方によりますが)。
印鑑を忘れないようにしてください。

確定申告のゴール

確定申告のゴールをまず確認しましょう。

1 期限

例年、3月15日が提出期限です。
土日の場合は翌営業日となります。
今年は金曜日です。

郵送の場合、3/15の消印まで有効です。ただ、ぎりぎりに出すとリスクも高くなりますので早めに出しましょう。
届出書と同様に、控を作り、返信用封筒+切手を同封して送ります。
戻ってくれば、無事届いたということになります。この控(税務署の印鑑が押されたもの)が確定申告及び収入の証明になります。
24時間やっている郵便局だと0:00まで受け付けてくれます。
以前は、期限の0:00近くに税理士事務所の人が確定申告書類を抱えて並んでいたという話を聞きましたが、今もそうなのかもしれませんね。

直接持参の場合、提出用と控を持って所轄の税務署に行きます。
このとき税務署に受け取ってもらえますが、あくまで受け取るだけです。
すべてをチェックしているわけではないことに注意してください。
後日、念入りにチェックされます(^_^;)

e-taxの場合だと、自宅で提出できるので楽です。
多少の困難はありますが、一度覚えれば翌年も使えますので、時間を投資する価値はあります。

2 納税

税金が発生する場合、その納付をして完了です。
納付の期限は提出の期限と同じ3/15となっています。
納付の方法は、<納付書>という用紙に金額を記入して、税務署、金融機関、郵便局で払います。

e-taxを利用すればネットバンクやATMでも納付できます。
住基カードも必要ありませんし、無料です。
ネットで法人税、消費税、所得税を納付する方法 » EX-IT

その他、口座振替の手続きもできます。
こちらのページからPDFを印刷し、金融機関届出印を押して税務署へ提出します。
インターネット専用銀行は使えないので気をつけてください。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/nozei-shomei/annai/24100020.htm

これも確定申告の提出期限までに出す必要があります。
振替は、今年の場合4/22です。1か月後になることもメリットの1つといえます。
ただし、口座が残高不足だと引き落とされません。この場合、納付しなかったことになってしまうので注意してください。

3 還付

差し引かれた源泉所得税の一部が戻ってくることを還付といいます。
還付の場合は、確定申告書に口座を書いておけば、振り込まれます。
この場合もインターネット専用銀行は不可です。
また、口座名義が納税者本人であることが必要となります。
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戻ってくる期間は、提出の方法(郵送・持参かe-taxか)、提出の時期(1月、2月だと処理も少ない時期なので早い)によります。口座を書くことを忘れても郵便為替が送られてきます。手間もかかりますし来るのも遅いのできちんと書いておきましょう。

還付があっても安心できるわけではありません。とりあえず先に還付の処理をして後でじっくり見るという流れだからです。

確定申告の手続き

確定申告の手続きには次のような方法があります。

1 税務署に行って相談会に参加する

2月以降に開催される相談会に参加して、そこで教えてもらいながら申告書を書き、提出することができます。
無料です。
ただし、非常に混み合います。
担当は税務署職員や税理士ですが、誰が担当するかは選べません。
(まあ、人の考え方・知識はいろいろですからね(^_^;))

2 手書きで書く

税務署の用紙又はHPのPDFを印刷したものに、手書きで記入します。
税金の計算の仕組みがわかっていないと間違える可能性大ですし、難易度は高くなりますし、めんどくさいです。

3 会計ソフトを使う

市販の会計ソフトを使えば、会計データ入力から申告書まで作成できます。
ある程度のチェックはかけてくれるのでちょっとは安心です。
ただし、毎回バージョンアップをする必要があります。

4 国税庁HP

国税庁のHPを使います。
画面の指示に従って入力すれば自然に確定申告書ができあがります。
郵送又はe-Taxを選べるのも魅力です。
会計ソフトで作ったデータを取り込むこともできます。
郵送提出もできる!国税庁の確定申告サイトのすすめ » EX-IT

5 会計ソフト+国税庁HP

会計ソフトをバージョンアップしないで計算だけして、国税庁HPに入力する方法もあります。
会計(決算書)の方は毎年変わるわけではないからです。

6 青色申告会で作成

青色申告をしていれば、地域の青色申告会に所属できます。
(義務ではありません)
一定の会費(月1,000円〜3,000円程度)がかかりますが、確定申告の相談に乗ってもらえます。
担当するのは税理士です。
(まあ、これも担当者を選べません)

7 税理士に依頼

コストはかかりますが、税理士に依頼することで任せることができます。
会計データの入力をやるかどうかによっても料金は変わりますし、税理士によっても変わります。

いずれの方法でも、早めに取りかかりましょう。
後回しにすると、どんどん荷が重くなってしまいます。





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【編集後記】
昨日は、新宿シティハーフマラソンでした。
ハーフマラソンの自己記録(1時間40分44秒)を狙いましたが、達成できず。
1時間41分28秒でした。
けがもなく、調整もうまくいったのに、このタイムだったのはプッシュが足りなかったからだと思います。。。
フルマラソンに焦点をあわせて、スピード練習を減らしたことも原因かもしれません。