確定申告にマイナンバー+本人確認書類が必要。e-Taxなら本人確認書類は必要なし。

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2017年(平成29年)の確定申告(2016年・平成28年分)からマイナンバーが必要となります。
その手続についてまとめてみました。
EX IT
※自宅にて (個人番号は架空のものです) iPhone 7 Plus

確定申告には、マイナンバー+本人確認書類が必要

2017年(平成29年)に提出する確定申告(2016年・平成28年分)から、マイナンバーを入力(記入)しなければいけなくなりました。

確定申告に必要なマイナンバー

本人のマイナンバー
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配偶者(配偶者控除又は配偶者特別控除の対象、つまり扶養している場合)のマイナンバー
扶養親族のマイナンバー
事業専従者(個人事業で給料を払っている場合)のマイナンバー
16歳未満の扶養親族のマイナンバー
を入れなければいけません。
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会社員の方で、「会社にマイナンバー出したけど・・」という方も入力(記入)する必要があります。
会社に年末調整でマイナンバーを出しても、税務署にその情報は提出されていません(社員なら年収500万円超なら提出されています)
また、受け取った源泉徴収票には、マイナンバーが記載されていません(記載してはいけないことになっています)ので、源泉徴収票を添付してもマイナンバーが税務署には伝わらないのです。

確定申告に必要な本人確認書類

さらには、本人確認書類が必要です。
(配偶者、扶養親族等の本人確認書類は必要なく、申告する本人のみ)

次のいずれかの組み合わせを準備して、確定申告書と一緒に提出又は税務署で提示しなければいけません。
・マイナンバーカード(ICカード)の表裏のコピー
・マイナンバー通知カード(紙)のコピー+運転免許証・パスポート・在留カード・身体障害者手帳・公的医療保険の被保険者証等のコピー
・住民票の写し(マイナンバー入り)+運転免許証・パスポート・在留カード・身体障害者手帳・公的医療保険の被保険者証等のコピー

マイナンバー通知カード(紙)は、すべての方に届いているはずです。
一方、マイナンバーカードは申請しなければいけません。
もし、通知カードをなくしている場合は、取り急ぎ、住民票(マイナンバー記載を指定)を取りましょう。
マイナンバーがわかりますし、本人確認書類として使えます。

マイナンバーカードについてはこちらの記事を参考にしてください。

確定申告は、マイナンバー+本人確認書類がなくても有効

「確定申告書にマイナンバーを入力(記入)したくない」
「本人確認書類がめんどくさい」
という方もいらっしゃるでしょう。

マイナンバーがなければ、
・確定申告が無効になる
・申告書を提出しなかったことになる
・税金を払ったことにならなくなる
・税金が戻ってこなくなる
そして、
・罰金がかかる
なんてことはありません。

ただ、後日税務署から催促される可能性はあります。
かえってめんどくさくなるので、やっておきましょう。

e-Taxなら、本人確認書類必要なし

私は、マイナンバーを入力しましたが、本人確認書類は出していません。
めんどくさいからです。

コピーするのもめんどくさいし、こういった台紙に貼り付けるのもめんどくさいし、しかも毎回提出しなければいけません。
(初回のみ提出というわけではないので、毎回提出と思われます)
EX IT 4

合法的に、本人確認書類を提出しなくて済む方法があります。

それは、e-Taxで申告書を提出すること。
つまり、ネットで確定申告をすれば、本人確認書類をコピーして送る必要はありません。
(住基カードで提出した場合も、同様かと思われます。マイナンバーをデータで送り、そのデータと住基カードを照合できる=本人確認できるという意味で、添付が必要ないということでしょうから)

税理士が代理で申告する場合も同様です。
(税理士も紙で提出する場合は自分の証明書等をコピーして送る又は提示する必要があります。1件ごとに添付しなければいけないので大変かと。。)

e-Taxなら、
・源泉徴収票
・医療費の領収書
・ふるさと納税の領収書
なども送らなくてもよくなります。
(保管はしておく必要があります)

なお、支払調書は、もともと添付する必要ありません。
そもそも支払調書は本人への発行義務もないのです。
(税務署や税理士が確認のため又は慣習で要求することはいまだにありますが。。)

e-Taxもそれなりに手間がかかるので、どちらをとるかですね。
郵送によるマイナンバー漏洩リスク、提出したコピーを税務署がどのように保管するかのリスクもあわせて考えましょう。

e-Taxをするには、次のようなものが必要です。
・電子証明書(住基カード、マイナンバーカード)
・カードリーダーの購入
私が使っているのはこれです。
住基カードを使う方も、マイナンバーカード対応のものを買っておきましょう。
(マイナンバーカードと住基カードを引き換えるため)

・初期設定
・電子申告開始届の提出(ネットで可能です)

国税庁のサイトも使い勝手は悪くありません。
(1月16日〜3月15日は24時間使えます)

ただ、Macの最新OS(記事執筆時点では10.12 Siera)には、標準では、毎回対応してなく、Macの設定変更、Mac対応のカードリーダーを準備しなければいけません。

 

マイナンバーカード(個人番号カード)でe-Tax(確定申告書をネットで提出)の注意点。

それなりに手間がかかるマイナンバー。
有効に使っていただきたいものですが、現状は、我々にはそれほどメリットもありません。
(住宅ローン控除の確定申告で住民票を提出しなくてよくなったくらいです)

今回、マイナンバーを入力することによって、確定申告のデータとマイナンバーが紐付きます。
ただ、マイナンバーを入力せずにいても、国税庁側はマイナンバーデータにアクセスできるでしょうし、あちらで紐付けるでしょう。

マイナンバーには期待も失望も恐れも抱かず、手間をかけずにさらっとこなす工夫をしたほうが、ましです。
e-Taxなら、マイナンバーを一度入力すれば来年以降も使えますし、本人確認書類の添付もいりません。


【編集後記】

昨日、張り切ってプールへ行こうと思ったら、休館日。。。
プールは休館日があるのがネックですが、しかたありません。

近くの有明スポーツセンターは、遠くから明かりが見えるので休館かどうかがすぐわかるのがせめてもの救いです。。。
今日、行きます。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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