212回のセミナー自主開催から考えた告知のタイミング・大前提・ノウハウ

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セミナーをこれまで212回自主開催してきました。
そのセミナーの告知について、やり方・注意点などをまとめてみます。
EX IT 32
※福岡でのセミナー風景 GoPro HERO5 BLACKで撮影

セミナー告知のタイミングの考え方

いつ告知するかが、セミナー自主開催の悩みの1つです。

2ヶ月前
1ヶ月前
2週間前
5週間前
など、いろいろな説があります。

いろいろ試してみた結果、このタイミングの影響はそれほどありません。
もちろん、「明日セミナーやります」で来ていただける可能性は低くなりますが、空いていれば急でもいいですし、どうしても出たいセミナーなら、多少の予定は変更していただけるはずです。

むしろ、開催側、つまり自分の軸にもよります。
私の場合、あんまり遠い日程を埋めたくないという好みがあるので、セミナーの日程もその都度決め、その次の月くらいしか決めませんし、告知しません。
「今後の予定を教えてください」と言っていただけることもあるのですが、決まっていないんです。
逆にいえば、いつでもいいので、希望を言ってだければ開催することも多いです。
最近は5/15のマーケティングセミナー、5/31のブログセミナーは、いただいた要望から実現しました。

大事なのは、「告知期間を長くしたから参加が増えるわけではない」ということです。

ただ、1ヶ月前に告知しないと飛行機で来る方の参加は減ります(代金が高くなるので)

セミナー「告知」の大前提

告知する前の大前提が3つあります。

「集客」と考えない

「集客」という言葉が嫌いで、禁句にしています。
とにかく来ればいい、売上になればいいというものではないはずです。
無料や格安のセミナーに大勢来てもらう(&そこでセールスする)という手法があるのも現実ですが、自分の軸にあっているかを考えましょう。
数を求めてもしかたありません。

「自分の知識やスキルを必要な方へ必要なだけ伝えたい」
と考えれば、無理して来ていただく必要はないはずです。

こう考えると告知はフラットなものになります。
「絶対役に立ちます!」
「成功します!」
「かんたんにできます!」
といった言葉はなくなります。

どういうスタンスでセミナーをやるかをまず考えましょう。

たくさん参加してもらえるというのがセミナーの目的ではなく、いかに価値を提供するかがセミナーの目的のはずです。

セミナーの価値を見せるメディアを持つ

セミナーを告知して、「誰?」「どんな人?」と思われたら、そうそう参加してはいただけません。
同じようなセミナーは山ほどありますし、違いを作らなければ、来ていただけないでしょう。

そのセミナーの価値、内容がどんなものか、想像してもらうことが大事です。
セミナーの価値を知っていただく方法の1つに、知識やスキルのアウトプットがあります。
ただ、告知の中でだけアウトプットしようとすると、とても足りませんし伝わらないでしょう。
抜群のコピーライティングスキルやセンスがあれば、その1ページで魅了することはできるのでしょうが、なかなかそうはいきません。
私もそのような力はないので、日々ブログに書くことで知識やスキル、そしてどういう人かアウトプットしています。
書籍やメルマガといった方法もありますが、ブログよりも敷居は高いものですので、まずブログを考えましょう。

ブログというメディアはセミナーというメディアにつながります。
セミナーの価値を見せないで、「来てください!」という告知だけではなかなか厳しいでしょう。

そのときに気になるのが、「セミナーで話すことを書いてもいいのか」ということ。
私も以前は気にしていました。
これは問題ありません(セミナーを50回くらいやって気づきました)。
話して伝わることと、書いて伝わることは違うからです。

また、セミナーでは「話す」のほか、限られた空間で集中して学ぶという特色、そしてセミナー中に「行動できる=実践できる」という要素もあります。
だからこそ、セミナーは有料、ブログは無料という図式がなりたつのです。

セミナー自体で価値を提供すると考えて、「セミナー業」とし、「セミナー売上」という項目で数字を管理しています。

そして、書くことにより話すことは確実にうまくなるものです。
知識やスキルを整理し、編集してアウトプットすることにより、自分にも磨きをかけられます。
だからこそ、セミナーをやらない理由はありません。
書くだけでは両輪の1つしかないのです。

一度で終わらせない

「セミナー」というと一大イベントのようなものに感じられますが、そうではありません。
やり続けてこそ、セミナー開催ノウハウもたまりますし、話すこともうまくなるのです。
セミナー業として成り立たせるには、最低でも月1回のペースで開催しましょう。

セミナー開催告知を見て、「行きたいけど予定が合わないな」「行ってみようかなどうしようかな」という方もいらっしゃるはずです。
1回きりで終わったら、または年に1回程度だと、そういった方と出会える可能性は低くなります。

そして、セミナーは「アウトプット」の1形態です。
セミナーを開催しないということはアウトプットが減ることを意味します。
開催までの事務も大変ですし、「誰も来なかったらどうしよう・・」との戦いも毎回あるので、他の仕事でその売上を立てたほうが楽です。
しかしながら、アウトプットしつつ価値提供し売上を立てる1つの手段として考えると、セミナーは欠かせません。

セミナー告知ノウハウ

セミナー開催の際に告知するのは、いつ、どんなセミナーを、いくらでやるかということです。
告知の前に自分で決めておく必要があります。
次のようなことを決めて告知しましょう。

告知場所

どこで告知するか。
チラシ、メール等あるかと思いますが、ここではネットでの告知を前提としています。
友人、知り合いにメールするという告知は、「セミナー業」と考えるとなおさらおすすめできません。
つてや情に頼るには限界があるからです。

ネットで告知するとなると手軽なのはFacebook。
集客型のセミナーならFacebookで、盛り上がりを見せるのも効果があるのでしょう。
ただ、私は自分が参加する側だと、Facebookイベントは嫌いなのです。
参加がわかってしまいますし(そうでないものもありますが)、いきなり送られてくる(イベントの通知がくる)のも違和感があります。

セミナー告知時で大事なのは、自分が参加する側で感じた、いいことは取り入れ、そうでないことはやらないということです。
Facebookイベントをやろうとすると、
ネットで次に考えられるのは、こくちーずやPeatixというサービスがありますが、その他のページと似通ってしまいます。
そもそも大前提の「メディアを持つ」があるので、自分のメディアでページをつくればいい話です。
手間はかかりますが、「セミナー業」としてその投資はムダになりません。

こくちーずやPeatixを使う理由として、「集客」つまり思わぬ方がそれぞれのページから来てもらえる可能性(それぞれでセミナー開催告知が流れるので目にふれる可能性はある)があるかもしれませんが、これも自分のメディアを持っていればいらないはずです。
思わぬどころか予期せぬ方の参加も呼び込んでしまいます。

対象

誰に対してやるセミナーなのか。
文章ででも、箇条書きででも明らかにしておきましょう。
私のブログセミナーだと、「WordPressブログをやりたい人、かつ、毎日更新(平日毎日更新)を覚悟した方」、税理士向けのセミナーだと「税理士として独立したい方、ただしひとりでやりたい、やっている方」となります。

対象を広げると、参加者が増える可能性は高まると思われがちですが、そうでもありません。
曖昧になり、セミナーも通り一遍等の浅い内容でお役に立てない可能性もあります。
思い切って絞りましょう。
その絞り方は、日々のブログでも学べます。

 

内容

セミナーをやりはじめたころは、「告知時に内容を入れなきゃいけないけど、まだ決まってないし、どうしよう」と思っていました。
かといって、セミナーの内容をかちっと固めてから開催というのは難しいものです。
セミナーの日までに、ネタを集め整理し、セミナー時に最高潮になるやり方のほうが、私には合っていました。
そのため、セミナー内容は、本当におおまかなものしか告知していません。

もちろん、ぜんぜん違うことを話すわけではないので「告知の内容とぜんぜん違う」とはなりません。
ただ、告知していて話さないこともある可能性を考えると、「(内容は予定です)」と入れておきましょう。

日時

来ていただくことを考えると、
・土日がいいか
・夜がいいか
・平日昼間だと誰も来ないかも。。
などいろいろ考えます。

セミナーをやり続けて到達したのは、やはり「自分の軸でやればいい」というものです。
いつにしたって、都合の悪い方はいらっしゃいます。
平日の夜だと、仕事があってダメというケースもありますし、土日は家族の予定があるから平日がいいという方もいらっしゃるからです。

私の場合は、
・朝型なので、夜より平日がいい、
・平日の日中にきていただける人と会いたい
・土日は家族、トライアスロンの予定が多い
といった理由で、今は平日日中開催をメインにしています。

17時や18時から懇親会ができるのも魅力です。

会場のルールによってセミナーの時刻を工夫しましょう。
予約の15分前から利用できるなら13時から予約すれば十分ですが、13時ちょうどからしか利用できないなら13時からの予約だとあわだしくなります。
12時半から借りればいいのですが、30分だと多すぎるなら13時からの利用で予約し、13時10分からセミナー開始でもいいわけです。
その分終わりを17時のところを17時15分にすることもできます。

また、終了を17時といったギリギリにすると、退出時にあわだしく参加者に負担をかけてしまいがちです。
「会場が17時までなので・・」という感じで。
それならば、終了を16時50分にするか、17時半まで借りて終了を17時20分にしたほうがあわてずにすみます。

なお、終了時のあわただしさをなくすためにもアンケートはその場でお願いしていません。
手書きでめんどくさいですし(私は)。
セミナー後のフォローメールでウェブ上に書き込んでいただく形(Googleフォーム)にしています。
回答率は下がるかもしれませんが、あわただしさを防ぐため、手書きをなくすためです。
ウェブだとセミナー後にじっくり入力していただけます。

配布するアンケート用紙をプリントアウトする手間、配布する手間、人数分そろえる手間、回収する手間もなくなるのもメリットです。

これも私が参加したときに感じたことで、部屋を出てくれといわれる一方でアンケートにご協力くださいとなると、まあ当たり障りないことを書くしかありません。
本当はもっと書きたくてもかけないのです。
さらには、ペンを持ち歩かないので(これもよしあしですが)、紙のアンケートだと非常に困ります。
(メモはiPadにペンで入力しています)

懇親会

懇親会をやるべきかどうかも自分の軸で決めればいいことです。
私は、「セミナーに参加してくれた」ということはもちろん「会いに来てくださった」という感覚なので、当然、ごはんでも食べていきましょうという意味で、可能な限り懇親会をやるようにしています。

懇親会をやる場合は告知にも含めましょう。

申込の締切

申込の締切日も明記すべきです。
締切日がすぎたら告知ページも閉じましょう。

場所

原則として、場所は告知時に決めておくべきなのですが、人数によって変更する場合は後日お知らせする方法もあります。
私の場合、東京での開催は告知時に決めていますが、東京以外では後からお知らせすることが多いです。

セミナーの開催場所は
・立地
・値段
はもちろんのこと
・変更、キャンセルができるかどうか
・できるとすればいつまでできるか
も確認しておきましょう。

参加費

参加費は、悩みどころです。
これこそ自分の軸が大事ですので、セミナー開催を繰り返しつつ決めていきましょう。

無料でも都合が悪ければ参加していただけませんし、興味がなければ参加していただけません。

他のセミナーの価格が気になるかもしれませんが、そもそも違うもの・自分ならではのものを提供しているはずですので、価格が違って当然です。
(これは仕事全般にいえます)
私は他にないセミナーをやってるつもりですので、他と比較していません。
比較して同様のもので安いものがあれば、そちらを選ぶのは当然です。

他のセミナーがフロントエンド(無料や安価で集めてさらにモノやサービスを売る)でやっているか、どのくらいの売上をたてようと考えているかにもよります。
(もっといえば、セミナーにどれだけ思いをこめているかにもよります】

・時間が長いからいくら
・立派な会場だからいくら
・特典があるからいくら
・資料が多いからいくら
などということも関係ないものです。

セミナーの価値として、これまでの努力や汗・涙、そして今後に与える影響を考えると、とても値段はつけられないものですが、メニューとして値段を決め打ちしてつけなければいけません。
これは他のメニューと同じです。
価値の裏付けのほうを大事にしましょう。

必要なもの

セミナーに必要なものを明記します。

定員

少人数でやるなら規模感を伝えるため、定員は書いておくべきでしょう。

支払方法

現金支払いはオススメしません。
キャンセルリスクと当日の手間があるからです。

事前振込かクレジットカード決済を導入しましょう。
利用の割合は、半分くらいです。

キャンセル

キャンセルしたときの規定も書いておきましょう。

申込の流れ

申し込んだあとの流れを書いておきましょう。

申込

自動返信でメールが来る(支払先明記)

支払

確認後メールを送る(場所、注意事項明記)
という流れです。

ネットバンクなので当日確認し遅くとも翌日までにはメールを送っています。

申込フォーム

最重要なのは申込みフォーム。
「メールください」「コメントに入れてください」「メッセください」だと申込を躊躇される場合があります。
また、Facebookイベントも、イベント参加が他人にわかりますし、めんどくさいです。
イベントに「参加」といれてコメントをくれとなっていたら、もっとめんどくさくなります。

ドライに申し込めるフォームが最適であり、フリーのフォームもありますが、Googleのフォームがオススメです。

自動返信メール設定はややこしいので、やらなくてもかまいません。
申込があったらそのメールに連絡すればすみます。

フォームの項目は、必要最低限にしましょう。

・名前
・メールアドレス
・懇親会参加の有無(懇親会をやる場合)
だけで十分です。

住所も電話番号もFAXも部署も、そしてメッセージもいりません。
こういうのがあるとめんどくさくて申し込んでいただけない可能性があります。
私はめんどくさくなります。。

その他、セミナー開催ノウハウの記事もありますので、参考にしていただければ。


【編集後記】

ひさびさにTV番組を観る(録画する)ため、ナスネをひっぱりだしてきましたが、設定がうまくいかず。。

「そういえば、レグザ(今のTV)は録画ができる!」と思いつき、ハードディスクを繋げて録画しました。
便利です。
まあ、今後あまり使わないでしょうが。。TV見ないので。

今回見たのはチャンピオンズリーグ(サッカー)。スカパーの契約ではなく無料の地上派で見ました。
ノイズが多いですけどね、地上波は。CMや解説やテロップやら。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

レグザ+ハードディスクで録画
新宿ルミネ アクイーユ
極秘プロジェクト
新宿へベビーカーで行った

【昨日の娘日記】
昨日は新宿へベビーカーで。
エレベーターの場所、経路などいろいろ考えなきゃいけないので、なかなか苦戦しました。。
気も使いますし。。

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