納税者別に見る税金の種類

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税金を支払わなければいけないのは,
大きく分けると,法人と個人です。
税金を支払う人=納税者別に主な税金をまとめたのが,次の表です。
表 納税者別の税金の種類
Newtype税理士井ノ上陽一 大人の数字力を高めるブログ|
今回は,この表に基づいて,主な税金の種類を整理してみます。
法人税
法人税とは,その名のとおり,法人が支払う税金です。
法人の利益(収益-費用)に応じて,計算されます。
その他法人の利益に応じて計算される税金は,住民税,事業税があります。
消費税
消費税とは,モノを販売したり,サービスを提供したりした人が支払う税金です。
法人も個人も,販売やサービスを行いますので,
消費税は,法人及び個人が支払うことになります。
ただし,
給料には消費税がかかりませんので,
会社員の方は原則として,納税する必要はなく,
個人事業主(フリーランス等)の方は,一定の要件に該当すると,納税する必要があります。
所得税
所得税とは,個人が支払う税金です。
法人の利益により計算される法人税と同様に,
所得税は,個人の利益により計算されます。
会社員の給料,個人事業主の利益の他,
不動産による収益を得ている場合,
持っている財産を売却して利益を得た場合,
賞金等をもらった場合
などに税金が発生します。
例外として,法人は源泉所得税を支払います。
これは,個人が支払うべき所得税を法人がいったん預かり,納税するものです。
贈与税
贈与税とは,個人が何か資産をただで取得した場合,つまりもらった場合に
支払う税金です。
資産とは,現金,不動産,車,有価証券などをいいます。
法人税が資産をもらった場合は,贈与税ではなく,法人税が発生します。
例えば,時価1,000万円の車をもらった場合は,
1,000万円の収益として利益を計算し,
その利益に対して法人税がかかるのです。
相続税
相続税とは,個人が相続等により,財産を取得した場合に支払う税金です。
法人(会社)を相続する場合はどうなるか?というと,
法人自体を相続するのではなく,あくまで株式を相続することになります。
例えば,社長が会社の株式をすべて持っていて,亡くなった場合,
株式を相続したのが息子であれば,
その息子が相続税を支払います。
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【編集後記】
昨日は,クライアントの社長(女性)と設立登記をお願いした司法書士さん(女性)と
大久保の立ち飲み屋へ。
立ち飲み屋初体験でしたが,その安さと意外なおいしさにびっくりでした。
Newtype税理士井ノ上陽一 大人の数字力を高めるブログ|
このメンバーで食事に行ったのは2度目です。
社長に司法書士さんを紹介し,気に入っていただいた結果,
このような機会を設けることができるのはうれしいことです。
【読み終わった本】

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