フリーランスにとって憂鬱な確定申告。年内にデータ入力して「2ヶ月半のずれ」を治しておきましょう

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フリーランスの悩みの種、確定申告。
この確定申告に備え年内にデータ入力して、2ヶ月半のずれをなおしておきましょう。
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「2ヶ月半のずれ」とは

2ヶ月半のずれとは、確定申告に必要なデータ入力が最大2ヶ月半遅れることです。

確定申告は、1/1から12/31の数字を元に、翌年3/15にまでにやればいいことになっています。
ただ、12/31までの数字を2ヶ月半も先延ばしにする必要はありません。
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データ入力(手書きの場合も)が2ヶ月半もずれていれば、数字・お金の把握は不可能です。
3/15(来年は3/16)ぎりぎりに確定申告を終わっても、もうその年は2ヶ月半過ぎています。
その分レシートもたまっているのです。

このずれがずっと続くことになってしまいます。

 

 

年内に、「2ヶ月半のずれ」を矯正しておく

今日は11/25。あと1ヶ月ちょっとで、今年も終わりです。
年内に、これまでのレシートの入力を済ませておけば、2ヶ月のずれは治せます。

とはいえ、これまで11ヶ月分のレシートがたまっているので、簡単なことではありませんが、やっておくと、今後が楽です。

このタイミングで挑戦してみてはいかがでしょうか。
一度追いついてしまえば、毎日やるのはそれほど大変ではありません。

私は、毎朝、前日の経理をやるようにしています。
雨の日も風の日も、マラソンの日も、トライアスロンの日も例外ではありません。
なぜなら、ためると税理士である私でもつらいからです。
レシートの山をみるたびに捨てたくなります。

そういう思いをしないために、日々やり続けているのです。
確定申告のためのデータ入力も、日々の分は、1月1日に終わらせています。
(元旦に山手線一周ランをやった年は1月2日です)

「年内にそんな時間ないよ」という方もいらっしゃるかもしれませんが、ためておくと、3月にはもっと時間をとられるでしょう。
今の仕事を減らしてでも、ずれを治しておく価値はあります。

今年起業した方は、なおさら最初にいい流れを作っておきましょう。

 

 

フリーランスの確定申告 2ヶ月のずれを治す具体的なステップ

年内に2ヶ月半のずれを治す具体的なステップを考えてみました。

①会計ソフトを準備する

効率的に経理をするならば、会計ソフトは必須です。
ただし、どれも決め手には欠けますし、入力に手間がかかってしまいます。
消去法でいえば、このやよいの青色申告でしょう。

古いバージョンを使っている方は、消費税の対応をぬきにすれば、古いバージョンで入力して、その結果をこちらの国税庁サイトで作るのがおすすめです。
バージョンが変わっても確定申告書の対応ができなくなるだけです(多少の改善はありますが)。
https://www.keisan.nta.go.jp/h25/ta_top.htm

クラウド会計ソフト、freeeやMFクラウド、やよいの青色申告オンラインを使う方法もあります。
選ぶなら、freeeか、MFクラウドでしょうね。
後発のやよいは、初年度無料とはいえ、完成度が低いです。

これらのソフトは「全自動」「楽ちん」とうたっていますが、これはネットバンク、クレジットカードが連携できる部分のみです。
ネットバンクでなければ手入力ですし、ネットバンクは履歴の保存期間が短い(1ヶ月、2ヶ月のところも)ため、結局入力は人間がやらなければいけません。
現金やSuicaで払ったものは、手入力せざるをえないのです。
(モバイルSuicaなら連動できますがこれも履歴の保存期間が短いです)

現実的に、手入力の部分が多いからこそ、2ヶ月半のずれを治さなければいけません。
フリーランス、ひとり税理士の≪やよいの青色申告オンライン≫使用後レビュー | EX-IT

 

 

 

 

入力するなら、Excelで入力して取り込む方法をマスターしておくと一生使えます。
入力はExcelで!Excelに入力した経費データを弥生会計に取り込む方法 | EX-IT

 

 

 

 

取り込みをやってクラウド会計を使うなら、MF(個人用はMFクラウド確定申告、法人用はMFクラウド会計といいます。ややこしい・・)がおすすめです。
税理士が比較!「クラウド会計ソフトでExcel取り込みするならMFクラウド会計」 | EX-IT

 

 

 

 

 

②まずは預金を入力する

連動している方以外は、預金を入力せざるを得ません。
まずは預金を入力します。

摘要(内容)は、その後の活用を考えて、次のように入力しましょう。
・基本は、支払先+内容で入力(例 スタバ 打ち合わせ)
・仕訳で内容がわかりきっているものは、入れない (預金の振替、引き出し、入金、売掛金の入金など)

③たまったレシートをすべて集める

袋に入れている、クリアファイルに入れているなど保管方法は様々だと思いますが、一度1カ所に集めましょう。
袋やファイルから出した方が好ましいです。
これで、どのくらいの量があるかを把握できます。

④計画を立てて、毎日ちょっとずつ入力する

量にもよりますが、年内はあと35日ほどあります。
私の場合だと、これまでに入力したデータは1,800くらいです。
30で割ると、1日60個のデータを入れれば、間に合います。
(当然、今日から12/31までのデータもありますが)

毎日やることが大事なので、毎日、朝でも昼でも夜でも100%守れる時間帯で入力しましょう。
夜は予定が入ったり、眠くなったりするので、朝がおすすめです。

 

 

まとめ

性格によるのかもしれませんが、毎日やった方が確実に楽です。

私が、お金の管理をすすめるのは、税理士という職業だからではありません。
税理士という立場なら、「確定申告受け付けます!レシート送ってください」ですむでしょう。

私がそれをやらないのは根本的な解決にならないからです。
丸投げすると、お金の管理スキルが身につきません。

お金の管理をやらないと、足下を固めないと、お金の不安はなくならず、ついつい仕事を取り過ぎてしまいます。
結果として、時間、仕事に追われる日々が続くわけです。

足下を固めて、憂鬱な確定申告を解決し、フリーランスを楽しみましょう。





【編集後記】
昨日は、フルマラソン後の体のケアをしつつ、原稿執筆。
連載原稿の税理士事務所IT化とふるさと納税です。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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