フリーランスにとって確定申告よりも大事なのは、「攻め」

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はじめて確定申告をする方、これから確定申告をする方向けにセミナーを開催しました。
フリーランスにとって確定申告は不安かもしれませんが、確定申告を大事なことがあります。
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※先日の声優向け確定申告セミナーにて 

確定申告は不安で当然

確定申告が不安という方も多いかと思います。

今は税理士の私も、最初は不安でした。
最初に確定申告とやらに出会ったのは、学生時代。
アルバイトをしていて、「確定申告をすれば税金が戻ってくる」という話をきいたときです。

おそるおそる新宿税務署へ。
(今考えるとこれは間違いでした。住んでいたところの管轄の税務署がありますので。新宿だとダメだったわけです)
このときの不安はいいあらわしようがありません。
(このときの不安を忘れないようにしています)

私の最初の確定申告は、給料を確定申告するもので最も簡単なパターンでした。
これがフリーランスになると、売上、経費をきちんと記録しなければいけなくなります。
難易度が一気に高くなるのです。

確定申告が不安なのはしかたありません。
なぜなら、習ったことがないからです。
「納税は国民の義務」「税金の使い道」しか習わず、いきなり税金を計算して申告するように!といわれてもわからないのは当然といえます。

まずは、「わからなくて当然」という認識を持つことが大事です。

確定申告を徹底して勉強して不安を減らす

その認識のもと、徹底して勉強しましょう。
確定申告、税金は勉強してなんとかなります。
【関連記事】フリーランスのためのはじめての確定申告ガイド2015年(平成27年)分 | EX-IT
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なぜなら、
・パターンが決まっている
・フリーランスの税金の制度はそうそうかわらない
・節税は限られている
からです。

節税はある程度やれば限界が来ます。
・経費をきちんとつける(もれがないように)
・プライベートにも事業にも使う経費は、使っているパーセンテージで入れる(家賃、水道光熱費、通信費など)
・青色申告
【関連記事】65万円が経費になり、税金・保険料が減る!フリーランスが青色申告で得するために必要な書類の作り方・出し方[郵送・持参・ネット] | EX-IT
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・小規模企業共済、確定拠出年金
【関連記事】フリーランス・ひとり社長の「守り」。年金・小規模企業共済・確定拠出年金・生命保険・仕事の分散など。 | EX-IT
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・消費税の計算方法を選ぶ
【関連記事】・税金の損得を決める届出書ー消費税の計算方法の選択 | EX-IT
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その他、できることには限りがあるのです。
【関連記事】ひとり税理士が考える脱税と節税&フリーランス・ひとり社長におすすめの節税策。 | EX-IT
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さらには、法人にするしかありません。
(法人にすると使える節税が増えますが、デメリットもあるのでよく考えて決断しましょう)
【関連記事】フリーランスが「去年はそこそこ儲かったな」と思ったら読んでおくべき法人化のチェックポイント | EX-IT
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確定申告よりも大事なのは「攻め」

確定申告は、心理的にも時間的にも、極力負担を減らすべきです。
勉強して苦にならない程度にしておくのをおすすめします。

なぜなら、確定申告よりも大事なものがあるからです。
それは、「攻め」。

売上を増やすこと、仕事をし続けること、食べていくことがなによりも大事なはずです。
「そんなのわかってるよ」と思われる方も多いでしょうし、当然のことで誰もが意識していることですが、確定申告を後回しにしすぎている傾向にあります。

確定申告は「守り」です。

心置きなく攻めるためにも、「守り」である確定申告にしっかり向き合いましょう。





【編集後記】

仕事はじめっぽい日でしたが、いつもどおりの日でした。
午後のあたたかいときにランで東京体育館プールへ行き、泳ぎはじめも。

4月の宮古島トライアスロンに向けて、練習・減量・レッスン・柔軟性アップにはげみます。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

モスクラシック千駄ヶ谷
とり野菜みそ

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