ダイヤモンド社で講演しました!『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』出版記念セミナー「会社を潰さない8つのポイント」

昨日、ダイヤモンド社にて、『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』出版記念セミナーを開催させていただきました。

スクリーンショット 2013 03 27 7 15 09

セミナーの概要

当セミナーは、ダイヤモンド社で企画・運営していただいたものです。
本のメイン読者である経営者の方をはじめ、約70名ほどの方にご参加いただきました。

すでに本をご購入いただいた方も多いと考え、本で伝えたかったことに加え、オリジナルの内容も組み込んでいます。
それらを「会社を潰さないための8つのポイント」として、8つにまとめました。
簡単に内容をご紹介します。

会社を潰さないための8つのポイント

1 3つのシステム

経理、経営管理のためには、会社の3つのシステムをバランスよく把握することが欠かせません。
その3つとは、お金、会計、税金です。

スクリーンショット 2013 03 27 7 30 11

お金がなくなると、会社は継続できません。
もっとも重要なものがお金です。
ただし、今後お金がどうなるかを把握するには、会計(特にB/S)がわかっていなければいけません。
お金と会計のつながりで作る資金繰り表も必須です。

一方、お金が出ていく要因の1つである税金。
この税金を減らし、お金を守ることも欠かせません。
税金を計算するには、節税を徹底するには、正しい会計(B/S、P/L)が必要となります。

お金だけではなく、会計、税金の理解が重要なのです。
もちろん、細部を把握しておく必要はありません。
必要最低限のことを社長がその都度その都度把握しておけば十分です。
(必要最低限のことは本に書きました)

2 経理のバランス

会社の経理(経営管理)の携わるのは、主に社長、経理担当者、税理士の三者です。
(社長が経理担当者を兼ねる場合、税理士が経理担当者を兼ねる場合もあります)
この三者のバランスが経理には欠かせません。
現場や会社の方針など、社長だけがご存じのことも多いですし、数字だけでは把握できない部分もあるからです。
逆に、数字にしか表れないこともあります。
スクリーンショット 2013 03 27 7 37 17

3 誰のための経理?

経理を行う目的が、税務署や金融機関にだけである場合もよく見受けられます。
もちろん、税務署や金融機関を意識することは必要ですが、あくまで経理は会社のために、経営に活かすためにやるべきものです。
たとえば、税務署に出すだけなら、「売上高」だけで十分ですが、経営に活かすためであれば、「商品別売上高」「担当者別売上高」「顧客別売上高」などが必要となるでしょう。

スクリーンショット 2013 03 27 7 43 48

4 経理に必要な比較

単に数字を見ているだけでは、意思決定はできません。
1つの方法として、「数字は必ず比較する」というものがあります。
前年同月比較、推移(月別比較)の他、ご自身の感覚との比較が重要です。
思ったより利益が出ていない、思った以上に利益が出ている、思ったよりお金が減っているなどの違和感があれば、必ず原因を確認しましょう。
こういった場合は、数字が間違っている可能性、会社に異変が起きている可能性があります。
スクリーンショット 2013 03 27 7 43 55

5 B/Sの善悪

P/Lはシンプルな構造ですので、利益が出ているか、出ていないかで判断できます。
一方、B/Sの数字は、多ければいい、少なければいいという判断ができるものでもありません。
例えば、売掛金は、これからお金が入ってくるものであり、多ければ多いほどいいと思われがちですが、売上高に比べて多すぎるときは、未回収のもの、回収不能になっているものが含まれている可能性も高いです。
こういった場合、売掛金の明細を確認する必要があります。

会社にとって、いいものである場合も悪いものになる場合もあるのです。
同様に、借入金も、悪い要素だけはありません。
うまく使えば、資金繰り的、心理的、時間的な余裕が生まれ、いざというときのセーフティーネットにもなります。

B/SはP/Lよりも複雑かつバランスが重要であるため、まず見ておかなければいけないものですし、克服しなければいけないことでもあります。
スクリーンショット 2013 03 27 8 05 40

6 リターン

会社にお金を残すには、常に投資に対するリターンを考えなければいけません。
利益/総資産で計算するROAという数値があります。
利益を上げても、総資産を減らしても、この数値は上がります。

たとえば、利益10 総資産100なら、10%です。
利益を20に上げると、20/100=20%となりますし、総資産を80に減らすと、10/80=12.5%となります。

無理に利益を上げなくても、総資産(売掛金、商品、建物など)を減らしてもいいわけです。

スクリーンショット 2013 03 27 8 11 22

その他、時間に対するリターン、経理にかけるコスト・時間に対するリターンも考えておきましょう。

7 節税で大事なこと

節税では、次の3つが重要です。
(1) 節税はお金が出ていく
原則として、節税をするとお金が出て行ってしまいます。
10万円の税金を減らそうと思ったら、25万円のお金が出ていきます。
でていくお金を考えると、
・節税をした場合  25万円
・節税をしなかった場合 10万円
となるのです。
無理に節税を使用とすると、大事なお金が減ってしまいます。
そのバランスに気をつけましょう。
もちろん、節税は必須です。

(2)経費の基準
経費の基準は明確に法律で決まっているわけではありません。
それぞれの会社によって、事業の内容は異なりますし、それぞれで基準も異なるはずです。
「絶対に経費にしないもの」を決めておくのもいいでしょう。
目安として、見つかったら平謝りせざるを得ない経費、言い訳が難しい経費は入れないことです(^^;)

(3)証拠・理由を作る
経費には、証拠と理由の2つが必要です。
証拠(領収書)があるから、なんでも経費に落ちるわけではありません。
どういう目的で、どんな用途に使ったか、という理由も必要なのです。

※セミナーでは、もう少し突っ込んで話しましたが、オフレコの部分もあるので、省略します。。

8 経理の勉強

経理の勉強をするなら、もっともすぐれた教材は、自社の数字です。
まずは自社の数字を読めるようにすることが目標となります。

そのためには、定点観測(毎日、毎月。毎年では少なすぎます)しつつ、経理担当者や税理士に教えてもらうのが近道でしょう。

まとめ「経理がわからないと、会社が潰れるのか?」

本書のタイトルは、『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』です。
これは本当なのでしょうか?

これまでは、経理がわからなくても会社は潰れなかったかもしれません。

しかし、今後、5年、10年、もっと先を考えると、そうはいかない可能性も高いです。
景気の変動も激しく、成長も右肩下がり、新しいビジネスモデルもどんどん出てきます。
経理を理解し、会社や外部の変化にいち早く気づくのが、変化に対応する1つの方法だと思っています。

スクリーンショット 2013 03 27 8 35 33

質疑応答では……

1時間15分ほど、上記の内容で話しました。
(ちょっと詰め込みすぎた感はありますが)

その後の質疑応答では、
・税理士との契約
・税理士の選び方
といった質問も(^^;)

率直に私が考えていることをお伝えしました。
(ブログには書けませんが)

お忙しいところ、ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

※参加していただいた友人がブログで記事にしてくれています(^^)
[522]社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ 出版記念セミナー|新しい人生のブログ

関連記事

新刊『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』本日発売です!

267日!『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』の企画から発売までの軌跡

社長が経理業務の手綱を握るべきー『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』序章ー

個でできる経理業務効率化と個でできない経理業務効率化

『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』のメインテーマ「会社経営に必要な3つの数字

「決算書が読める!」をゴールにしない

『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』おかげさまで重版となりました!ー社長は簿記検定を受けるべきかー

日経に広告が出ました!ー『社長!「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ』で解説するお金のカラクリ | EX-IT





■スポンサードリンク

【編集後記】
昨日は、ランチ時に打ち合わせ、その後、上京されていたお客様と打ち合わせ、夜はセミナーと、予定がぎっしりつまっていたましたが、充実した1日でした(^^)