この17年で発信していないこと・発信しなくなったこと

この17年で発信の軸は変わってきています。
その中で、一貫して出していないこと、出さなくなったことがあります。
発信の参考にしていただければ。


※何を刻むか by Sony α7SⅢ+70-200mmF2.8Ⅱ

何を出し、何を出さないか

毎日発信といっても、なんでも出せるわけではありません。
墓までも持っていく秘密はそれなりにあります。

何を出し、何を出さないかを決められるのも発信の成果。
発信でその基準をつくれば、普段の言動につなげることができます。

ただ、多くの場合、出さなすぎることが多いものです。
・もっと出したらいいのに
・縮こまりすぎている、おとなしすぎるかも
・まだまだ固い
ということもあります。

「何を出さないか」の基準が曖昧だと、出すにも出せないわけです。

ブログセミナーやコンサルティングを通じて、ブログを書き始める方を拝見している中、どこかでプツンといい意味で糸が切れるときがあります。
そういった方は、出すべきものを出すことができ、成果が出て、続けることができるのです。

もっと出していいと思って出し続けましょう。

私がこれまで関わらせていただいた中で、「これは出しすぎやがな」というケースはほぼありません。
それは、私の発信という強烈なバリアをくぐり抜けてきていただいているからでもありますが。
「うわ、出しすぎ」というような方は、ご依頼いただかないようにしています。

では、ブログを書いて17年弱で、どういうことを出していないかをまとめてみました。

17年弱、発信していないこと

ブログを始めたとき、明確な理由はなくとも、「出さないほうがいいかな」というものが、確信に変わり、出していないものもあります。
発信すると、他の発信を目にする機会が増え、その中で感じて、出していないものも。

・個人が特定できる批判(昨日会った、今面談したなど)
・国、大きなものの批判
・自分のネガティブな状況(具合が悪い、仕事がない、自信がない、忙しい、悩んでいるなど)

個人への批判については難しいもので、一般的に書いたものが、「僕のことですよね?」と思わせてしまうこともあります。
たとえば、今日の記事でも、昨日どなたかが出したもので該当するものがあると感じてしまうかもしれません。
そういうケースはしょうがないとして、個人情報含めて、細心の注意を払っているつもりです。

国について、世の中についての批判もしません。
大・中・小とあって、中(サービス、ソフトなど)へ思うところは出すことはありますが、大と小には直接的には出さないというスタンスです。

自分のネガティブ、マイナスな状況も出しません。
「大丈夫?」と思われるようなことは出さないのがマナーと思っています。
交通事故で3ヶ月の入院時も出しませんでした。
(それなりに隠せたかと)
3か月の入院を明かさなかった理由。何を書いて何を書かないか。

日々まあいろいろあるわけですが、それを感じさせずにたんたんと書くのが大事です。
むしろたんたんと書くことで、日々の荒波を乗り越えられます。
道場で依頼をいただくのも嫌ですし。

独立当初、仕事がなく、売上もなく、お金は目減りしていく中、それを出さないようにしました。
今は幸いそういったことはありませんが。
(いろいろ買って、ある意味お金は目減りすることはありますが)

食べていけている!と嘘を書いてはいけません。
ただ、食べていけていない、不安だ、仕事がない、自信がない、経験がないということを出すべきかどうか。
独立したらプロ。
堂々としておきたいものです。
(少なくとも私はそういう方に依頼はしたくありません。)

風邪をひいたとしても出しません。
2/22(木)にほぼ1日寝込んでいたことはバレていないかと。

人間関係のトラブルがあったとしても出しません。

こういったスタンスは、今度も続けていくつもりです。
一方、昔は出していたけど、今は出さないというものもあります。

17年弱で、発信しなくなったこと

17年弱で発信しなくなったこともあります。
今というよりも、2012,2013くらいから。
このあたりでいろいろ変革がありましたので。

その後も微調整をしていますが、大きな変化はこの頃でした。
出さなくなったことはこういったものです。

・単なる書評、セミナーレポート
・対象の方以外へ直接伝えること
・一般的な時事ネタ

書評、本の感想を書くということはできますが、それをやっても意味があるかどうか。
セミナーのレポートも同様です。
そういったインプットを定着させるためにアウトプットするという考えもありますが、右から左に流してもそれが残るかどうか。

インプットをしたものを単に発信するだけでは、身になりません。
そのインプット元である著者、講師をたてるだけ。
誰かを立てるため、紹介するため、あがめるために発信している訳ではないでしょう。
自分の発信の主役はあくまで自分です。

著者、講師には気に入られるでしょうが、本当に気に入られたいのは誰か。
自分が望むお客様ではないでしょうか。

……と昔の自分に語ってみました。
ふとそういうことを思って封印したのです。

本の引用なんかもやめました。
有名人の名言も。
引用される側、名言をつくる側を目指しましょう。
読書メモをやめた理由。自分のコンテンツのオリジナル性・主体性をより高めるために

発信を続けているとその対象者の方が見えてきます。
それが望む方向性かどうか。
そしてバラけすぎていないか。
対象者がバラけると、メッセージ性が弱くなります。
私は、とある対象の方々への発信をしなくなりました。
あくまで「直接的な」ものですが。

それは、人を雇っている方、独立を考えていない会社員の方・経理担当者、税理士受験生といった方々です。
参考にしていただける部分もあるかもしれませんが、直接は伝えていません。
人を雇うことをしてはいけない、独立をしなきゃダメというわけではなく、私がお役に立てるかどうかを突き詰めて考えた結果でした。

対象の方を絞り、コンサルティングでもそう明記させていただいております。
発信の対象者を最初から決めておくのが理想かもしれませんが、それはそれで難しいもの。
日々発信していくうちに絞っていくのが現実的です。

時事ネタもすっかりなくなりました。
そもそも「時事ネタ」に疎いので。
新聞、TV、ニュースのたぐいを一般的にインプットしていません。
興味があること、提供していることに絞っています。

「コメント」もせず、税金の法律が今後こうなるということも出しません。
私がやらなくていいかなーと思うので。

こういった発信しなくなったことがある一方で、発信すべきものが見えてきました。
どっちが先というわけではなく、同時にちょっとずつです。
卵も鶏も先

発信すべきもの=進むべき方向性を自ら導き出すことができました。
それは今後も同様で、方向性を変えるきっかけになるかもしれません。
それなりの時間はかかっていますが、元は十分とれています。

先日、仕事のうちに占める発信の割合を集計してみました。

発信をご覧いただく方への刻み込むことができ、自分にも刻み込むことができます。
私の大好きな「結果的に効率的」ってやつです。

発信の参考にしていただければ。
(発信するかどうかも含めて)



■編集後記
昨日は、祝日。
午前中は娘と科学未来館へ。
年間パスポートを買い、ちょこっとだけ。
午後は、毎日更新!ブログ入門セミナーを開催しました。

1日1新Kindle『1日1新』
科学未来館
おやっこ広場
科学未来館ラウンジ

■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
科学未来館に行き、aiboに夢中。
「うちにいるの、覚えている?」と聞くと、覚えているとのこと。
ただ、名前は忘れていました。
0歳のときに来て3歳くらいまで遊んでいたのですが。
昨日、復活させてみました。